その他の疾患
日本人の5人に1人が発症変形性膝関節症
変形性膝関節症とは、軟骨がすり減って関節の働きが低下した結果、様々な症状を引き起こしていることを言います。
ひざの曲げ伸ばしをするときの違和感や、歩きはじめなどに痛むといった症状から、慢性的な炎症による激しい痛みへと症状が進行していくのが特徴です。
末期症状になると、ひざの変形が目立ちひざがまっすぐに伸びず歩行すら困難になってしまいます。
変形性膝関節症は60代以降の方に発症することが多く、60歳以上の約60%以上の方がこの疾患を患っています。
スポーツ等の怪我で多い半月板損傷
半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨です。ひざの内側と外側にそれぞれあり、膝に加わる負荷を分散したり、衝撃を吸収するクッションのような役割があります。ひざに強い衝撃が加わることで、膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、欠けたりします。若年者から高齢者まで発症し、慢性化すると変形性膝関節症を引き起こす可能性もあるため、適切な診断と治療が重要です。
30代~50代に多く発症関節リウマチ
自己免疫によって関節内に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる疾患です。変形性膝関節症がひざのみに炎症が起こるのに対し、肩や肘、股関節などに起こります。
【急激な痛み】痛風
尿酸が過剰に増え、それが結晶となって関節などに蓄積し刺激することで炎症や激しい痛みを引き起こす疾患です。主な原因としてはアルコールやカロリーの過剰摂取などが挙げられます。
スポーツや事故等で多い靭帯損傷
靭帯損傷は、半月板損傷と並んでスポーツ選手に多い疾患です。膝関節には内側側副靭帯・外側側副靭帯・前十字靭帯・後ろ十字靭帯の4つの靭帯が備わっており、これらがひざの安定した動きを可能にしています。交通事故やスポーツで急に止まったり、方向転換したり、ジャンプの着地の際に損傷することが多いです。
マラソン選手に多い腸脛靭帯炎(ランナー膝)
ランニングにより発生しやすい症状が腸脛靭帯炎(ランナー膝)です。腸脛靭帯はお尻の筋肉から腸骨にかけて繋がっている靭帯です。膝の屈伸運動を繰り返す運動により大腿骨の出っ張りと腸脛靭帯が何度もこすれることになり、痛みを生じます。
バレーボール選手やバスケットボール選手に多い膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは、膝蓋腱や大腿四頭筋腱の炎症で痛みを発症します。
ジャンプ動作を長時間繰り返すバレーボールやバスケットボールをしている人に多く、膝を酷使することにより発症するスポーツ疾患です。
当クリニックの治療法
幹細胞培養治療
皮下脂肪から抽出した幹細胞を約1ヵ月培養し、ひざ関節に注入する治療です。幹細胞とは、軟骨など様々な細胞に変化(分化)し、傷ついた組織や弱った細胞を修復する働きがあります。この幹細胞が痛みの原因である炎症を抑え、組織の修復を促します。
PRP-PRO治療
血小板に含まれる成長因子やサイトカインには組織や細胞の修復促す働きがあり、痛みの原因である炎症を抑えます。一般的なPRPとは違い、当院のPRPは厚労省の許可を取得した専門施設で調製するため、より多くの成長因子を含み、痛み改善や組織修復が期待できます。
PRP-FD治療
血小板は損傷部位に集まり、サイトカインや成長因子を放出することで組織の炎症を改善し、修復を促します。PRP-FDは、血小板を濃縮した液体成分(PRP)を活性化し、これを無細胞化してフリーズドライ加工したものを、ひざ関節の損傷部位に注入します。
関節痛は進行性の病気です。
明日はもう膝が悪化してます。
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よくある質問
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