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関節鏡手術とは?適応疾患や手術後に気をつけることについて解説

関節鏡手術とは、どのような手術方法で、術後に気を付けることはあるのかなど、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

関節鏡手術は、関節周囲に2〜3か所小さな穴を開け、損傷部位の修復や損傷組織の摘出除去をおこなう手術です。

肩関節の疾患や、膝や足関節の治療に適応されています。

本記事では、関節鏡手術の概要を解説します。

適応疾患や手術後に気を付けることについて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

関節鏡手術とは?

関節鏡手術とはどのような手術方法なのでしょうか。

ここでは関節鏡手術の具体的な概要とメリット、デメリット、手術後に気を付けることを解説します。

関節鏡手術とは

関節鏡手術とは、関節周囲に2~3か所程度の小さな穴を開け、その関節内に生理食塩水を満たして関節に内視鏡を挿入し直接手術部位へアクセス、損傷部位の修復や損傷組織の摘出除去をおこなう手術です。

挿入した内視鏡の映像をモニターで確認しながら手術をおこないます。

関節鏡手術のメリット

関節鏡手術のメリットは次のとおりです。

  • 手術の傷が小さい
  • 肉眼では見えにくく、狭い部分の処置が可能である
  • 肉眼より拡大して見えるため、細かい処置が可能である
  • 潅流液で洗いながら手術をおこなうため、感染のリスクが低い
  • 手術後の痛みが軽く、リハビリを進めやすい

関節鏡手術は大きく切開する手術方法と比べて、関節周囲の筋肉のダメージが小さいメリットがあります。

さらに術後の痛みや関節拘縮も少ないとされているのもメリットです。

関節鏡手術のデメリット

関節鏡手術のデメリットは次のとおりです。

  • 特殊な道具と技術が必要となる
  • 部位によっては神経や血管を傷つけてしまうリスクがある
  • 疾患によっては手術時間が長くなる場合がある
  • 疾患によっては効果が劣る場合がある

関節鏡手術は関節鏡を使用して関節内を隅々まで観察するため、手術時間がかかるデメリットがあります。

また関節鏡の適応は一部の疾患に限られ、症例によっては大きく切開する手術方法を選択します。

関節鏡手術後に気をつけること

関節鏡手術後は、日常生活で気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
以下の生活シーンや炎症が起きた場合などの対処を詳しく解説します。

  • 入浴
  • 運動
  • 体重管理
  • 患部に腫れや熱感、痛みが出現した場合のアイシング
  • 仕事

入浴は、手術後4日目から手術部位にラップを巻いてのシャワー、普段通りのシャワーやプールは抜糸翌日から可能とされることが一般的です。さらに入浴は抜糸後4日目から可能となります。

正座、横座については、膝の関節鏡手術の場合、膝を深く曲げると体重がかかり膝の負担となるため控えるようにしましょう。ライフスタイル上どうしても床に座る場合は、正座をサポートするグッズの利用も検討しましょう。

膝の関節鏡手術の後の運動については、切除した半月板が膝に馴染むまでの2~3か月間は激しい運動は控えましょう

体重管理については、特に平均よりも体重が思い方は健康運動指導士や医師の食事指導のもと体重を調整します。体重が1kg増えると膝に約3倍の負担がかかるとされています。

膝の関節鏡手術の後、日常生活の中で患部に腫れや熱感、痛みが出現した場合は、痛みのある部分を冷やしましょうアイスパックやビニール袋に氷を入れ、タオルに包んで20~30分程度冷やします。

仕事については、膝に負担のかかるような姿勢での作業や、重いものを持つのはできるだけ控え、長時間の同じ姿勢も避けます。

関節鏡手術後は、上記のポイントに気を付けて生活するように心がけましょう。

関節鏡手術の適応となる疾患

関節鏡手術は肩関節の疾患と膝や足関節の疾患に適応される手術方法です。

肩関節

関節鏡手術の適応となる肩関節の疾患は次のとおりです。

  • 五十肩(肩関節周囲炎)
  • 反復性肩関節脱臼
  • 腱板断裂

ここでは各疾患について詳しく解説します。

五十肩(肩関節周囲炎)

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節周りの組織に炎症が起きスムーズに動かなくなる疾患です。

腱板に炎症が起こる腱板炎や上腕二頭筋の一部の筋に炎症が起こる上腕二頭筋長頭腱炎などさまざまな原因があります。

肩のあらゆる方向の動きで動かしにくかったり痛みが出たりが主な症状です。

リハビリしても肩の痛みが改善せず可動域も広がらない場合に、関節鏡手術をおこないます。

肩関節の可動域が悪くなる原因である関節包を内視鏡で観察しながら、電気メスでクリーニングして癒着をはがし、切開します。

手術終了後には肩関節の可動域が正常範囲まで改善します。

反復性肩関節脱臼

反復性肩関節脱臼は、初回に脱臼してから再発を繰り返す疾患です。

肩関節脱臼は外傷で起こるケースが多く、転んで大きな衝突を受けた際に起こりやすいです。

また、ラグビーやアメフト、柔道など、相手選手との接触があるスポーツでも起こります。

反復性肩関節脱臼の関節鏡手術の方法は、鏡視下バンカート法と鏡視下バンカート&ブリストウ法の2種類あります。

関節唇と関節包を修復し、受け皿についている組織を補強し上腕骨頭が外れないよう安定化させることが主な手術目的です。

初回脱臼でも、再脱臼しやすいスポーツ選手や日常生活で支障をきたす場合にも手術が推奨されます。

腱板断裂

腱板断裂は、肩の運動障害や運動痛、夜間痛が主な症状の疾患です。

五十肩と異なり関節の動きが固くなるケースは少なく、腕を上げる際に力が入らなかったり肩の前上面で軋轢音がしたりなどの症状を訴える方もいます。

保存療法で肩関節痛と運動障害が改善しない場合、関節鏡手術が推奨されます。

手術後は約4週間の固定と2〜3か月程度の機能訓練が必要です。

膝、足関節

関節鏡手術の適応となる膝や足関節の疾患は次のとおりです。

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 靭帯損傷
  • 骨軟骨骨折

ここでは各疾患について詳しく解説します。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は関節の軟骨のすり減りにより、膝に強い痛みや違和感が生じる疾患です。

関節鏡手術は膝の変形が進行していない、初期の変形性膝関節症に対する治療法として用いられます。

手術では関節内ですり切れた半月板や軟骨のささくれ、増殖した骨膜を除去し、同時に関節内部の異常を観察しながら治療をおこないます。

膝の変形を治したり軟骨や半月板を再生したりはできず、一時的に痛みを取ることを目的としています。

半月板損傷

半月板損傷は、膝のクッションとスタビライザーの役割を果たしている半月板が損傷する疾患です。

主な症状として、膝の曲げ伸ばしの際に痛みや引っかかりを感じます。

半月板損傷の関節鏡手術は、半月板部分切除術と半月板縫合術の2種類です。

小さな断裂や治癒しない部分の断裂では部分切除術が、治癒する可能性のある部分の断裂は縫合術による治療が行われます。

靭帯損傷

靭帯損傷は、スポーツでの激しい動きや転倒、事故などにより靭帯に大きな負荷がかかり、部分的もしくは完全に切れてしまう疾患です。

前十字靭帯を損傷した場合は保存療法による治療が難しいため、関節鏡手術により治療します。

前十字靭帯損傷の手術は靭帯再建術をおこないます。

再建術にはハムストリングという筋肉から腱を取る方法と膝蓋腱を用いておこなう方法があります。

骨軟骨骨折

骨軟骨骨折は、スポーツや転倒で強い衝撃を受けた際に骨と軟骨の一部が骨折する疾患です。

骨軟骨骨折の手術方法は関節鏡下骨髄刺激法(マイクロフラクチャー法)が用いられます。

軟骨損傷部の軟骨下骨に小さな孔をあけて損傷部に血液と骨髄液の流出を促し、骨髄に含まれる間葉系幹細胞により損傷部を修復する治療法です。

小さな軟骨損傷の場合に適しています。

関節鏡手術に関するよくある質問

関節鏡手術に関するよくある質問をまとめました。

関節鏡手術の入院期間はどのくらい?

関節鏡手術の入院期間は約2~3日です。

遅くとも1週間以内には退院できるとされています。

関節鏡手術にリハビリは必要?

関節鏡手術にはリハビリが必要です。

翌日から積極的な運動療法をおこない、関節を動かして血栓を予防します。

手術後は筋力が低下しやすいとされているため、手術前からの筋力訓練も重要です。

関節鏡手術後はスポーツできるようになる?

関節鏡手術後、適切なリハビリを受けるとスポーツができるようになります。

膝関節鏡手術の場合は、切除した半月板が膝に馴染むまでの2〜3か月間は激しい運動は控えましょう

関節鏡手術にリスクはある?

関節鏡手術をおこなう部位によっては、神経や血管を傷つけるリスクがあります

リスクを最小限に抑えるためには、病院や担当医選びが非常に重要です。

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まとめ

関節鏡手術は関節周囲に2~3か所程度小さな穴を開け、損傷部位の修復や損傷組織の摘出除去をおこなう手術です。

肩関節の疾患と膝、足関節の疾患の治療に適応されています。

手術の傷が小さく、肉眼より拡大して見えるため細かい処置が可能なメリットがある手術方法です。

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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