変形性膝関節症

変形性膝関節症

日本人に5人に1人が発症、変形性膝関節症とは?

ひざの軟骨がすり減ることで炎症が起こる、進行性の関節疾患です。

変形性膝関節症とは、軟骨がすり減って関節の働きが低下した結果、様々な症状を引き起こしていることを言います。
ひざの曲げ伸ばしをするときの違和感や、歩きはじめなどに痛むといった症状から、慢性的な炎症による激しい痛みへと症状が進行していくのが特徴です。
末期症状になると、ひざの変形が目立ちひざがまっすぐに伸びず歩行すら困難になってしまいます。

変形性膝関節症の痛みや症状は?

進行状況によって痛みや症状は変わります。

主な症状は、「膝の痛み」と「骨の変形」です。初期症状では、立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時に痛みがあらわれます。進行期になると正座や階段の昇降が困難となり日常生活に支障を与えていきます。末期症状になると、膝の変形が目立ち膝がまっすぐに伸びずに歩行が困難になってしまいます。

初期
進行期
末期

初期症状

朝起きた時、立ち上がり、歩きはじめなど身体の動かしはじめに痛みがあらわれます。
初期段階では、しばらく休めば痛みは治まります。

中期症状

痛む頻度が増え、正座や階段の上り下りが困難となり日常生活に支障を与えていきます。
また、膝に水が溜まったりします。

末期症状

安静時にも痛みが取れず、これまでにみられた症状がさらに悪化します。また、膝の変形が目立ち、膝がまっすぐに伸びず歩行困難になってしまいます。

変形膝関節症症状のチェック

  • 歩き始めや立ち上がる時に膝が痛む
  • 正座が難しい
  • 階段の上り下りで膝が痛む
  • 膝に水が溜まって痛む
  • 膝を動かすと変な音がする

上記に当てはまった方は変形性膝関節症の可能性があるため、MRI検査で、現在の膝の状態を確認することをおすすめします。

変形性膝関節症が発症する原因は?

加齢や体重増加、筋力低下、膝の内反変形(O脚)、スポーツ歴などひざへの負担が原因とされています。

変形膝関節症は、軟骨が加齢や筋肉量の低下によってすり減ることで発症し、50代以降から急増するという報告がされています。また、男性より女性に多い疾患と言われており、加齢だけでなく、体重の増加、筋力の低下、膝の内反変形(O脚)、スポーツ歴などひざに負担がかかるものが原因とされています。

肥満、女性、加齢、スポーツ歴、筋力不足

変形性膝関節症の予防法

有効とされているのが、適度な運動や、健康的な食生活です。

ウォーキングや時電車、水泳などのひざへの負荷が少ない運動がおすすめです。適度な運動は関節が硬くなるのを防ぎ、筋力を維持することは、ひざ関節をサポートすることに繋がります。また、健康的な食生活を心がけ、適正体重でいることはひざにも重要です。肥満はひざに大きな負荷をかけてしまうため、ひざ関節症のリスクを高めます。適度な運動、健康的な食生活を心がけましょう。

完治できるのか?

完治は難しいが、痛み除去や、症状を遅らせることが可能です。

現在では軟骨を元通りにして完治させる治療法は確立されていません。
しかし、再生医療で治療をすることで痛みの緩和・改善が見込め、症状の進行を遅らせることが期待できます。

再生医療

現在の膝の状態を把握することが重要

当院では診断にMRI検査で膝の状態を把握し、痛みの原因の特定することで、最適な治療提案を行っております。
MRIは、触診では気づきにくい水腫や、骨だけでなく関節組織全体の状態を把握できる検査方法です。

検査の申込み
MRIひざ即日診断

治療法は?

運動療法と薬物療法が中心になりますが、重度になると手術が必要です。

変形性ひざ関節症の従来の一般的な治療として、痛みの緩和のために薬の内服、湿布、ヒアルロン酸注射、リハビリテーションなどの保存療法があります。しかし、根本治療ではないので軟骨は徐々にすり減っていくのは止められません。軟骨のすり減りが進んでいき症状が悪化すると、膝を切開する手術療法を勧められることが多いです。しかし、近年では手術をせずにひざの痛みに効果が期待できる再生医療も新しい治療法として確立されています。

従来の治療法

従来の治療法では症状の悪化が止められず、重症になると手術が必要

手術以外の新しい選択肢、再生医療とは?

手術なしの新しい治療法、「再生医療」が注目されています。

再生医療とは、自分自身の細胞を利用して人間の身体が本来持っている自己治癒力を高め、損傷した部位を修復する治療法です。手術をしたくない方の新しい選択肢として認知されるようになってきました。

自分自身の血液や脂肪細胞を治療に使用

ご自身の血液や脂肪から抽出した「組織の修復に働く有効成分」を活用します。このため、治療後に拒絶反応が起こるリスクは極めて低く、膝の切開も必要ないため、注射のみの負担の少ない治療法です。

手術以外の方法で、症状の進行を食い止める

従来の治療法として、初期には薬の内服、ヒアルロン酸注射などがありますが、これらの治療は一時的な効果しかなく、症状の進行を食い止めることはできません。しかし、血液や脂肪を活用する再生医療であれば、症状の進行を遅らせたり、長期的な痛みの軽減が期待できます。

従来の膝関節治療
再生医療

ひざの治療方法に関するメリットとデメリット

従来の治療法として、初期には薬の内服、ヒアルロン酸注射などがありますが、これらの治療は一時的な効果しかなく、症状の進行を食い止めることはできません。しかし、血液や脂肪を活用する再生医療であれば、症状の進行を遅らせたり、長期的な痛みの軽減が期待できます。

※右にスクロールできます
保存療法 再生医療 手術療法
対象者重度 軽度 軽度〜中度 重度
体の負担 軽い 軽い 重い
生活への支障 無し 無し 有り(3週間〜1ヶ月)
効果
効果の持続性 ×
主な治療方法 ヒアルロン酸注射 PRP-FD治療
培養幹細胞治療
人工膝関節置換術

治療適用かどうかを事前に知ることができる「MRI検査」

再生医療が全ての患者様に有効というわけではないですが、効果が期待できるかどうかをMRI検査で事前に知ることが可能です。
再生医療に興味がある方や、治療が適用か不安という方は、MRI検査の受診をおすすめしております。

検査の申込み
MRIひざ即日診断

手術以外の新しい選択肢

当院では、手術を必要としない患者様自身の血液と脂肪を活用する治療をご用意しております。

当クリニックの治療法

幹細胞培養治療

幹細胞培養治療

皮下脂肪から抽出した幹細胞を約1ヵ月培養し、ひざ関節に注入する治療です。幹細胞とは、軟骨など様々な細胞に変化(分化)し、傷ついた組織や弱った細胞を修復する働きがあります。この幹細胞が痛みの原因である炎症を抑え、組織の修復を促します。

PRP-PRO治療

PRP-PRO治療

血小板に含まれる成長因子やサイトカインには組織や細胞の修復促す働きがあり、痛みの原因である炎症を抑えます。一般的なPRPとは違い、当院のPRPは厚労省の許可を取得した専門施設で調製するため、より多くの成長因子を含み、痛み改善や組織修復が期待できます。

PRP-FD治療

PRP-FD治療

血小板は損傷部位に集まり、サイトカインや成長因子を放出することで組織の炎症を改善し、修復を促します。PRP-FDは、血小板を濃縮した液体成分(PRP)を活性化し、これを無細胞化してフリーズドライ加工したものを、ひざ関節の損傷部位に注入します。

その他治療法

その他治療法

患者様の症状に対して、再生医療以外での適した治療を提供させて頂きます。
もちろん再生医療を提案しないこともございます。

関節痛は進行性の病気です。
明日はもう膝が悪化してます。

ヒアルロン酸等では痛みがすぐ再発する、なんとしても手術は避けたい、治療にたくさん時間をかけれない、入院は今のライフスタイルでは無理、人工関節ではなく自分の足であるきたい、今すぐ痛みを取りたい ヒアルロン酸等では痛みがすぐ再発する、なんとしても手術は避けたい、治療にたくさん時間をかけれない、入院は今のライフスタイルでは無理、人工関節ではなく自分の足であるきたい、今すぐ痛みを取りたい

こんな方は今すぐ当院へご連絡ください

よくある質問

予約は必要ですか?

当院は完全予約制となっております。
混雑や待ち時間のストレスをなくすため、患者様一人ひとりの診察に十分時間をかけ最適な治療をご提案するため事前のご予約をお願いしております。

初診時に必要なものを教えて下さい

当院は事前にMRI診断の受診をお願いしております。
診断結果より、患者様一人ひとりの状態を確認し、治療が適用かを判断致します。また別途診察費用が発生致します。
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治療には手術や入院は必要ですか?

当院の治療はすべて手術や入院は不要で、通院のみで治療が可能です。患者様の生活に影響を与えることなく、「痛み」の改善が目指せます。

治療に関してリスクや副作用はありますか?

治療には患者様自身の血液・脂肪を活用するため、国内を見ても重度の副作用は発生しておりません。注射後に腫れや痛みが見られる場合がございますが、数日間で改善する一時的なものですので、ご安心ください。
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