体外衝撃波治療外来について
物療機器について解説します
ABOUT
体外衝撃波治療について
◆ 体外衝撃波治療とは
体外衝撃波は、低侵襲ながら有効な治療法として多くのスポーツ選手にも使用されています。 体外から患部に衝撃波を当てて、 筋や腱の炎症による疼痛疾患の除痛を目的として使用されている新しい治療法です。
治療直後から除痛効果を実感できる場合が多く、 副作用の事例がほとんどありませんので、安全な治療法として推奨されています。
当院の体外衝撃波治療機器について
◆ 拡散型ショックウェーブ治療器 インテレクト RPW ライト
圧力波(圧縮空気を生み出す強い振動)を患部へ当てて、あえて組織を少し損傷させることで回復を促進させます。 慢性疾患からトップアスリートのケアまで適用可能なシーンは幅広く、多様な運動器疾患治療に活用できます。
医療機器認証番号:30200BZX00372000
◆ 拡散型ショックウェーブの効果
1. 痛みの軽減
神経系の阻害反応による鎮痛作用
2. 代謝変化の促進
細胞代謝増加、血管拡張・血管新生を促進
3. 組織伸張性・可動性の改善
筋組織の緊張亢進緩和
4. 機能の復元
炎症誘発作用をもたらし、停滞した治療プロセスを効果的に再起動する
RIHABILITATION
治療の流れ
STEP1
医師の診察及び検査を行い、体外衝撃波治療の適応があると診断した場合、次回処置の予約をお取りいただきます。
STEP2
圧痛点、または超音波エコーで照射部位を特定し、セッティングします。
STEP3
低レベルの照射から開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げます。1回の施術は5〜10分程度で、目的とするショット数に達したら終了します。 治療後は、組織が再生するまで1週間程度休養します。
STEP4
個人差はありますが、治療を繰り返すことで、徐々に痛みが減少し、治療終了時には動きも良くなります。症状にもよりますが、目安3回~6回程度の治療で治癒が期待できます。
◆ 適応疾患
当院では、リハビリ(保険)の一環として体外衝撃波治療を行っています。下記の疾患が適応疾患となります。
- 足底腱膜炎
- アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎
- 踵骨骨端症
- 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
- シンスプリント
- オスグット病
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、内側上顆炎(ゴルフ肘)
- 石灰沈着性腱板炎
- 肩腱板炎
- 慢性腰痛症
- 偽関節、疲労骨折
- 早期の離断性骨軟骨炎
- 早期の骨壊死
その他物理療法について
◆ フィジオソノ
治療部位に合わせて浅部、深部、広範囲のモード選択が可能なため、損傷部位に合わせた温熱治療が可能です。超音波刺激により、疼痛の軽減や血流の促進、損傷組織の治癒促進などの治療に適しています。 ハイボルテージ電気刺激治療器と接続すると温熱治療と電気刺激治療を同時に行うことが可能となり、治療効果を高めてくれます。
医療機器認証番号:230ALBZX00001000
◆ フィジオアクティブHV
瞬間的に高電圧の電流を流すことで、皮膚抵抗を最小限に抑え、刺激感の少ないまま深部まで電気刺激を到達させます。 急性外傷の疼痛緩和や治癒促進に効果的です。また、筋萎縮改善のための筋力トレーニングにも活用可能です。
医療機器認証番号:227ALBZX00014000