膝にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる？変形性膝関節症の治療法を解説

「膝の痛みが酷くて生活もままならない」「膝の痛みが原因で趣味を諦めた」など、膝の痛みが日常生活に支障をきたすケースは珍しくありません。

痛みや炎症を抑える治療方法はさまざまありますが、代表的なものに「ヒアルロン酸注射」があります。

しかし効果を持続させるためには、ヒアルロン酸注射を打ち続けなければなりません。

いつまで治療が続くのだろう、と不安を抱える方も多いでしょう。

今回の記事では、ヒアルロン酸注射を用いた膝の治療について紹介します。

打ち続けると得られる効果やヒアルロン酸注射以外の治療法、再生医療に特化したシン・整形外科について解説するので、膝の痛みに悩まされている方はぜひ参考にしてみてください。

膝にヒアルロン酸注射を打ち続ける理由

ヒアルロン酸注射は手術を必要としない治療法であり、患者の体に負担が少ない点がメリットです。

しかし、ヒアルロン酸注射の効果を得るためには、継続的に打ち続けなければいけません。

なぜ、ヒアルロン酸注射は打ち続ける必要があるのでしょうか。

ここからは、ヒアルロン酸注射の効果や特徴、打ち続けなければならない理由について紹介します。

膝関節の滑りがよくなる

ヒアルロン酸注射は、膝の関節に注射して膝関節の滑りをよくする治療法です。

主に「変形性膝関節症」の治療法として用いられます。

関節がスムーズに動くための潤滑油としての働きがあるヒアルロン酸は、もともと膝関節にある滑液に含まれる成分です。

しかし、ヒアルロン酸は加齢とともに徐々に減少し、骨が擦れて痛みが生じるようになります。

注射により減少したヒアルロン酸を補充すると、再び膝関節の滑りがよくなり痛みが和らぐ、膝関節の機能が改善する、などの効果が期待できます。

注射により補充したヒアルロン酸も、時間の経過とともに分解されて体外に排出されるため、効果はあくまでも一時的なものです。

注射のみで完結する

膝の治療を検討している方のなかには、手術に不安を感じている方も多いでしょう。

手術は体への負担が大きい、入院のスケジュールを考えなければならない、などデメリットが多くあります。

しかし、ヒアルロン酸注射であれば注射のみで治療が完了します。

患者の体や、精神的な負担が少ない点がメリットといえるでしょう。

仕事が忙しくてスケジュール調整が難しい方や、麻酔を使用した手術に抵抗がある方にはおすすめの治療法です。

効果が一時的

ヒアルロン酸注射のデメリットの一つは、効果の持続が短い点です。

1回のヒアルロン酸注射で期待できる効果の持続は、1～2週間程度だと考えられています。

効果が薄れてきた場合は、再び患部にヒアルロン酸を注射しなければなりません。

ヒアルロン酸を注射して膝の痛みが軽減されると、普段通りの生活を再開する、さらには膝を酷使する方が多く存在します。

結果的に、膝の関節機能を悪化させるスピードが早まるため注意が必要です。

あくまでもヒアルロン酸注射は酷い痛みから逃れる対処法であり、痛みの根本的な解決策ではない点をよく理解したうえで治療を受ける必要があります。

膝にヒアルロン酸注射を打ち続けるとどうなる？

ヒアルロン酸注射は、効果が薄れるたびに繰り返し打ち続ける必要があります。

「ヒアルロン酸はいつまで打ち続けるのだろう」「打ち続けるとどうなるのか」など、漠然とした不安を抱える方も多いでしょう。

ここからは、ヒアルロン酸を打ち続けると得られる効果や、リスクについて紹介します。

膝関節症の痛みに悩まされ、ヒアルロン酸注射の開始を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

膝痛を軽減できる

ヒアルロン酸を注射すると膝の動きがなめらかになり、膝関節の機能が改善される効果が期待できます。

同時に、ヒアルロン酸が骨の擦れを防ぐクッションの働きをするため、膝痛の軽減にもつながると考えられています。

立ち上がる際に痛みが走る、膝に常に違和感がある、など関節症に悩まされている方は痛みから解放されるでしょう。

変形性膝関節症の初期に有効な治療法

膝に痛みを感じている方の多くは「変形性膝関節症」を発症しています。

変形性膝関節症とは女性に多くみられる疾患ですが、初期症状は立ち上がりや歩きはじめなど、動作を開始する際に痛みが生じるケースが多くみられます。

安静にしていれば痛みはありませんが、そのまま放置すると症状が進行する危険性があり注意が必要です。

症状が酷くなると、階段の昇り降りが辛い、安静時にも痛みが生じる、膝が変形して歩行が困難になるなど、日常生活に支障をきたすようになります。

ヒアルロン酸注射は、変形性膝関節症の初期症状の段階では痛みの軽減に効果的であり、ヒアルロン酸が長期に作用する可能性もあります。

しかし、変形性膝関節症がすでに進行しており痛みが酷い場合、ヒアルロン酸注射では症状改善につながらないケースが多いでしょう。

変形性膝関節症の進行とともに効果が薄れていく

ヒアルロン酸注射を継続して症状の改善がみられたとしても、根本的な原因が解決されたわけではありません。

変形性膝関節症の症状は、徐々に進行しているケースが大半です。

変形性膝関節症のステージが進行すると、ヒアルロン酸注射では効果が得られにくくなります。

ヒアルロン酸注射を続けても完全に効果が失われる可能性が高いため、次の治療法を検討する必要があるでしょう。

膝にヒアルロン酸注射を打ち続けて効果がなくなった場合の対処法

ヒアルロン酸の注射は、変形性膝関節症の初期段階に効果を発揮する治療法です。

しかし、ヒアルロン酸を打ち続けている間に症状が進行し、効果が得られなくなった場合はどのような対処をすべきなのでしょうか。

ここからは、変形性膝関節症の症状が悪化した際の対処法について紹介します。

すでに酷い痛みを抱えている方は、次に挙げる治療法を検討する必要があるでしょう。

手術を検討する

変形性膝関節症の症状が進行し、歩行も困難な場合は手術療法が提案されます。

変形性膝関節症の手術には、主に「関節鏡視下手術」と「人工関節置換術」があります。

関節鏡視下手術は、膝に小さな穴を複数開け、内視鏡を挿入しておこなう手術です。

損傷して剥がれ落ちた軟骨を取り除く、滑膜を除去するなどで関節内をきれいにしたり、関節内部の異常を観察したりなどの目的でおこなわれます。

傷が小さくて済み、患者の体にかかる負担が比較的少ない点がメリットです。

しかし、関節内の環境を整えて一時的に痛みを緩和させる目的が大きく、再発のリスクがあります。

一方、人工関節置換術は変形した膝関節を削り、人工の関節に置き換える手術です。

異常のある関節部分を取り除くため、痛みの大部分は解消されますが、患者の体への負担は大きいと考えらえています。

症状により推奨される手術は異なります。医師と相談しながら慎重に検討しましょう。

最先端医療の再生医療を検討する

変形性膝関節症の治療は、ヒアルロン酸注射を代表とする保存療法か、手術療法のどちらかでした。

しかし、近年は関節症の治療法として「再生医療」を用いるクリニックが増えています。

再生医療とは、患者自身の血液や細胞から抽出した有効成分を患部に注入し、損傷した組織を修復、再生させる治療法です。

入院を必要としないほか、副作用や合併症のリスクが低い、効果の持続性に期待ができるなど、多くのメリットがあるとして注目されています。

手術療法を提案されたが抵抗がある方や、ヒアルロン酸注射では効果が得られなくなった方におすすめの治療法です。

再生医療にもさまざまな種類があり、症状にあわせた最適な治療を選択する必要があります。

しかし、再生医療に特化したクリニックはまだ少なく、症状にあわせたクリニック選びに苦戦する方も珍しくありません。

膝の再生医療を受けるならシン・整形外科がおすすめ

再生医療は入院を避けたい方、手術には不安がある方などにおすすめの治療法です。

注射のみで治療が完了し、入院のためのスケジュール調整も必要ありません。

しかし、聞き慣れない再生医療に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

ここからは、再生医療に特化したクリニックである「シン・整形外科」について紹介します。

シン・整形外科の特徴や受けられる再生医療の種類について詳しく解説するので、長引く痛みに悩まされている方はぜひ受診を検討しましょう。

再生医療に特化したクリニック

シン・整形外科は、数少ない再生医療に特化したクリニックです。

日本整形外科学会認定の専門医が在中しており、患者それぞれの症状を徹底的に調べ、最適な治療方法を提案します。

手厚いサポートが受けられるため、はじめて再生医療を受ける方でも安心して治療を続けられるでしょう。

さらに、シン・整形外科は膝関節症の治療には必要不可欠なリハビリにも力を入れています。

治療効果を最大化するために、オーダーメイドのリハビリを提供しており、理学療法士が全面的にサポートします。

再発しない体づくりを目指し、これからも仕事や趣味を心の底から楽しみましょう。

シン・整形外科の再生医療

シン・整形外科では3つの再生医療を取り入れています。

専門医がMRI診断を用いて症状を詳しく調べ、患者それぞれに最適な治療方法を検討するため、はじめて再生医療を受ける方でも安心です。

ここからは、シン・整形外科で受けられる再生医療について紹介します。

それぞれの特徴やメリットを確認して、再生医療に関する知識を深めましょう。

PRP-FD治療

PRP‐FD治療とは、血液から抽出した有効成分を高濃度に加工して、患部に注射する治療方法です。

自己修復能力を一時的に高めて、痛みの緩和や関節の機能改善を図ります。

有効成分を高濃度にすると成長因子が豊富になり、膝関節症の痛みの改善に高い効果が期待できます。

患者自身の血液を使用するため、副作用や合併症のリスクを心配する必要はありません。

効果が早く感じられる点がメリットです。

PRP-PRO治療

シン・整形外科で提供するPRP‐PRO治療とは、血液中の有効成分を20倍濃縮させて患部に注入する治療法です。

従来は院内で血液の有効成分を調製するケースが多く見られますが、シン・整形外科は厚生労働省に認可されている加工施設に委託をしています。

高い濃縮率が可能となり、痛みや関節機能の改善にもより高い効果が期待できます。

人工関節置換術しか手はないと宣告された方でも、諦める必要はありません。

強力な鎮痛効果が期待できるPRP‐PRO治療を取り入れて、痛みからの解放を目指しましょう。

幹細胞培養治療

幹細胞培養治療とは、患者自身の皮下脂肪から抽出した幹細胞を使用する治療方法です。

幹細胞にはさまざまな組織細胞に変化する機能があり、損傷した組織や細胞を修復、再生する働きをします。

擦り減った軟骨に幹細胞が働きかけて炎症を抑えるため、膝関節症の改善にも効果的です。

ヒアルロン酸注射を何度もおこない、効果が得られにくくなった方もぜひ再生医療を取り入れてみましょう。

初めての再生医療でも安心の保証制度

はじめて再生医療に取り組む場合「本当に効果が感じられるだろうか」「費用が高いから踏み出せない」などと感じる方も珍しくありません。

どのような治療方法にも当てはまりますが、効果の保証は絶対ではありません。

シン・整形外科では、安心保証制度として「再治療保証」と「リスク保証」が用意されています。

思うような効果が感じられない場合は、追加で1回分無償提供されるため安心して治療に取り組みましょう。

さらに、リスクの少ない再生医療ですが、万が一健康被害が生じた場合に備えて保険に加入しています。

保証制度のおかけで、精神的負担が軽くなるでしょう。

モニター応募で治療費が10%割引

シン・整形外科では、幹細胞培養治療のモニターを募集中です。

治療価格が10％OFFになるため、お得に再生医療が受けられます。

「医療のモニターは不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、再生医療は自身の血液や脂肪から抽出した有効成分を使用するため、非常にリスクの少ない治療法です。

それでも不安を感じる方は、ぜひ無料相談を活用してください。専門医が患者それぞれの症状を観察し、丁寧に診察を進めます。

まとめ

膝に痛みがある場合、多くの方が変形性膝関節症を発症しています。

初期段階であれば、ヒアルロン酸注射により痛みの緩和や関節機能の改善に期待ができます。

しかし、ヒアルロン酸注射の効果は1回で1～2週間程度の持続性しかありません。

さらに、症状が進行するとヒアルロン酸注射からの効果が得にくくなります。

ヒアルロン酸注射同様、手術を必要としない治療法である「再生医療」を検討しましょう。

再生医療は関節症の鎮痛効果のほか、長期的作用にも高い効果が期待できます。

「シン・整形外科」であればモニターとしてお得に再生医療が受けられるため、関節症の治療を開始しようと考えている方は、ぜひ受診を検討してください。