関節リウマチは足首に起こることもある!なりやすい方の特徴や治療法を解説

2025.09.12

関節リウマチと聞くと、手指の痛みや腫れなどの症状をイメージする方が多いのではないでしょうか。 関節リウマチになると手に症状が出やすいことはもちろんですが、足首にも起こるケースがあるため注意が必要です。 本記事では、関節リウマチが足首に起こる原因や、関節リウマチになりやすい方の特徴などを詳しく解説します。 また、関節リウマチの治療法やおすすめのクリニックも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

関節リウマチとは?

まずは、関節リウマチの基本的な情報を紹介します。 関節リウマチは、関節が炎症を起こすことで骨が破壊され、関節の機能に影響を及ぼしたり手足に痛みや腫れなどが生じたりする病気です。 また、関節リウマチによる炎症は関節のみにとどまらず全身に広がるケースもあり、食欲不振や倦怠感などが引き起こされることもあります。

関節リウマチの原因

ここでは、関節リウマチの原因について詳しく解説します。

免疫機能が自身の手足の組織を攻撃して炎症が起こる病気

関節リウマチは、免疫機能が自身の手足の組織を攻撃して炎症が起こる病気の一つです。 自己免疫疾患とも呼ばれており、自身の免疫系の異常により手足の関節に痛みや腫れなどの症状が現れます。 症状が進行すると関節の変形や破壊が起こり、日常動作にも大きな支障をきたすため注意が必要です。

関節リウマチの主な症状

関節リウマチの主な症状は、手足の腫れや痛みです。 関節の炎症による腫れや痛みは手足をはじめ、肘や膝、肩や股関節などのさまざまな部位に症状が現れることがあります。 また、炎症による症状は関節のみにとどまらず、全身に影響を及ぼすこともあります。 そのため、関節リウマチの初期症状として倦怠感や食欲不振などが現れる場合もあります。

遺伝も関係している

関節リウマチの明確な原因は未だに解明されていません。 細菌やウイルス感染をはじめ、疲労やストレス、喫煙などのさまざまな要因が挙げられますが、遺伝も関係していると考えられています。 家族に関節リウマチの方がいる場合、普段から注意しておくとよいかもしれません

関節リウマチが起こりやすい関節

ここからは、関節リウマチが起こりやすい関節について紹介します。

手首・手の指

手首や手の指の関節は、リウマチが生じやすい部分になります。 とくに手の指の第二関節や第三関節に痛みや腫れが認められる場合、関節リウマチの可能性が高いと考えられます。

足首・足の指・足の裏

関節リウマチは、足首や足の指をはじめ、足の裏にも症状が出る場合があります。 足のリウマチは、手指に比べると症状が認められる確率は少ない傾向にあるようです。

肘・膝・肩

手足のほかにも、肘や膝、肩にも関節リウマチが起こる可能性があります。 肘や膝、肩の関節は他の部位に比べて大きいため、大きな関節にリウマチが起こると日常動作にも影響が生じます。

関節リウマチになりやすい方の特徴

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ここからは、関節リウマチになりやすい方の特徴を紹介します。

発症のピークは30~50代

30代から50代の方は、関節リウマチになりやすい傾向があります。 関節リウマチと聞くと、高齢者の病気のように感じる方も多いのではないでしょうか。 しかし、関節リウマチの発症のピークは30代から50代です。 若いから大丈夫だと過信せず、関節リウマチが疑わしい場合には早急に医療機関を受診しましょう。

男性よりも女性の患者数が多い

関節リウマチの患者数は、男性よりも女性の方が多い傾向があります。 患者数を見ると、女性の発症率は男性の約4倍であることから、性差が認められる疾患であると考えられています。 発症のピークが30代から50代であることをふまえ、該当年齢層の女性は日頃から関節リウマチの症状の有無に注意しながら過ごしましょう。

関節リウマチの症状

ここからは関節リウマチの症状を詳しく解説します。

朝のこわばり

関節リウマチになると、朝のこわばりと呼ばれる症状が起こります。 朝のこわばりは起床時に手足の関節が動かしにくいと感じる症状です。 関節リウマチになると関節を囲む膜の炎症が引き起こされ、膜の厚みが増します。 関節を囲む膜が分厚くなることで、関節内部に水分が溜まりやすくなります。 関節内部の水分は関節を動かすことで徐々に排出されるため、関節を動かさない時間が続くと関節内の水分が滞留してこわばりが引き起こされるのです。 そのため、朝のこわばりは起床時のみならず、長時間同じ姿勢を取り続けた際に見られることもあります。 手足のこわばりが気になる方は関節リウマチの症状の可能性もあるため、なるべく早く医療機関を受診しましょう。

関節の腫れや痛み

関節リウマチの主な症状は、関節リウマチの主な症状は、手足の腫れや痛みです。 関節の炎症による腫れや痛みは手足をはじめ、肘や膝、肩や股関節などのさまざまな部位に症状が現れることがあります。 手足の腫れや痛みが続いている方は関節リウマチを疑い、早急な医療機関の受診をおすすめします。

微熱・倦怠感・食欲低下などの症状が現れることもある

関節リウマチにより、微熱や倦怠感、食欲低下などの身体症状が現れることもあります。 原因は、リウマチによる炎症が関節のみにとどまらず、全身に影響を及ぼすことです。 そのため、関節リウマチの初期症状として微熱や倦怠感などの体調不良が認められるケースがあります。 原因不明の微熱や倦怠感、食欲低下などが続いている方は、関節リウマチを発症している可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

関節リウマチの診断と検査

ここからは、関節リウマチの診断方法を詳しく解説します。 関節リウマチは、血液検査や尿検査、超音波(エコー)検査、骨や関節の画像検査などにより診断されています。

血液検査

血沈検査では、血液中の赤血球の沈降速度を調べ、関節リウマチの炎症度合いをチェックします。 血液検査では血液を試験管に入れ、血中の赤血球がどのくらいの速度で沈むのかを図ります。 関節リウマチの悪化により沈降値が進む特徴があるため、関節リウマチ発症の有無を特定可能な検査です。

尿検査

尿検査では、尿中のタンパクを調べます。 関節リウマチの発症による腎臓機能の影響の有無を特定するために、尿中タンパクの値をチェックする検査です。 また、関節リウマチ以外の病気の有無や合併症を調べられることも尿検査のメリットといえるでしょう。

超音波(エコー)検査

超音波(エコー)検査では、関節や骨の異常を調べます。 関節滑膜炎や骨の破損状況などをはじめ、関節付近に存在する腱の炎症有無を確認できます。 超音波検査はレントゲンや CT のように放射線を用いていないため、放射線被曝が心配な方でも安心しておこなえるメリットがあります。

X線検査・CT検査

骨や関節の画像検査には、X線検査やCT検査が採用されています。 X線検査は患部の画像を撮り、関節リウマチの進行度を調べる検査です。 骨や関節の損傷具合を目視で確認できるため、炎症具合をチェックできます。 また、CT検査では、頸椎や大腿骨の関節リウマチ症状や肺に炎症が生じることで起こる間質性肺炎の病状をチェックできる検査です。 医療機関では関節リウマチの状態や発症時期にあわせて、適切な診断方法が選択されています。

関節リウマチの治療法

ここからは、関節リウマチの治療法について詳しく解説します。

薬物治療

現在では、薬物治療を中心に関節リウマチの治療がおこなわれています。 従来の関節リウマチの治療は、痛みや腫れなどの症状を一時的にやわらげたり、悪化した患部を手術で取り除いたりなどの直接的な方法しかありませんでした。 しかし、治療薬の進化により、症状を抑えるのみでなく関節リウマチ自体の進行を抑えられる薬が作られたため、薬物治療の内容もより柔軟になりました。 また、薬物治療による効果が認められない場合には、服用や投与する薬剤を変更したり投薬量を変更したりして経過を見る場合もあります。

手術治療

薬物治療をはじめとする保存療法の効果が認められない場合には、手術治療が検討されるケースがあります。 手術治療では、炎症が認められる部位を切除する方法や損傷組織を取り除く方法などさまざまな手術がおこなわれています。 自身の症状や患部の状態に応じた適切な手術法が提案されるため、医療機関と相談しながら治療を進めましょう。

リハビリテーション治療

関節リウマチの治療には、運動療法とも呼ばれるリハビリテーション治療がおこなわれる場合もあります。 リハビリテーション治療では医師や理学療法士の指示に従い、手足の筋肉を維持したり可動域を広げたりする目的で運動療法を進めます。 リハビリテーションの効果はすぐに現れないため、根気よく長期的な実施が必要です。 また、ストレッチやトレーニングの方法のみならず、普段の生活において注意したほうがよい動作やセルフケアなどを提案してもらえる場合もあります。

関節リウマチの痛みを切らずに除去したいならシン・整形外科がおすすめ!

関節リウマチの痛みを切らずに除去したい方には、シン・整形外科がおすすめです。 シン・整形外科は関節痛に特化した痛みの再生医療専門クリニックです。 クリニックは東京都中央区にあり、銀座駅から徒歩で約1分とアクセスも良好です。 土日の診療にも対応しているため、平日に時間が取れない方も安心して利用できます。 ここからは、シン・整形外科をおすすめするポイントや特徴などを詳しく紹介します。 関節リウマチ治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

合併症のリスクが少ない再生医療を受けられる

シン・整形外科の特徴は、合併症のリスクが少ない再生医療を受けられることです。 シン・整形外科では、患者に負担のない形で関節の痛みを取り除き、従来通りの生活を送れることを目的としています。 そのため、従来の医療では実現が難しい組織の再生や痛みの除去に効果的な再生医療を豊富に採用しています。 再生医療は、私たちの体が持つ治癒力を用いて病気を治療する最先端の治療法です。 シン・整形外科の再生医療には、幹細胞培養治療やPRP治療などのさまざまな手法が用いられています。 再生医療には自身の血液由来の成分を用いるため、合併症や拒絶反応などのリスクが少ないメリットがあります。

整形外科の専門医による診療体制

整形外科の専門医による診療体制が整えられていることも、シン・整形外科の強みです。 シン・整形外科に在籍している医師は、日本整形外科学会認定の専門医です。 そのため、整形外科専門医による丁寧な診察による安心感をはじめ、診断の正確さにも期待が持てます。 また、医師は整形外科に関する専門知識はもちろんのこと、再生医療に関する十分な実績も有しています。 そのため、的確な診断とともに最適な治療法の提案にも期待が持てるでしょう。 そして、シン・整形外科は完全予約制であるため、診療当日は待ち時間を持て余すことがないこともメリットです。

患者にあわせたオーダーメイドのリハビリテーションが受けられる

患者にあわせたオーダーメイドのリハビリテーションが受けられることもシン・整形外科の特徴です。 シン・整形外科では、痛みを永続的に取り除くことを目標に一人一人に合わせたオーダーメイドのリハビリを提供しています。 また、シン・整形外科に在籍している理学療法士は、厳格な審査を通過したプロのリハビリスタッフです。 経験豊富な理学療法士によるリハビリは週に1回、月に合計4回実施され、継続的なリハビリにより症状の根本的な解決を目指します。 リハビリはマンツーマン体制のため安心して受けられるほか、気になる症状や疑問などを直接理学療法士に相談しやすい環境が整えられているといえるでしょう。 また、リハビリ内容はシン・整形外科における再生医療の効果を最大化できるように考慮されている特徴もあります。 そして、リハビリのみならず自宅でおこなえる運動指導やアドバイスも受けられるため、セルフケアの方法を知りたい方にもおすすめです。 リハビリとセルフケアにより、関節リウマチの改善や再発防止効果にも期待が持てます。

まとめ

今回紹介したように、関節リウマチは手足の関節に痛みや腫れなどのさまざまな症状が現れる自己免疫疾患です。 明確な原因は未だに解明されていませんが、さまざまな要因が考えられており、遺伝による可能性も示唆されています。 関節リウマチは手指に症状が起こりやすいイメージがありますが、足首や足の裏、膝や方などさまざまな部位に発症します。 また、関節リウマチの発症のピークは30代から50代で、男性よりも女性の方が発症しやすい特徴もあるため日頃から注意しておくとよいでしょう。 関節リウマチになると、朝のこわばりや手足の腫れと痛みのほか、倦怠感や食欲不振などの身体症状が現れます。 原因不明の体調不良が関節リウマチによるケースもあるため、症状が長引いている方はなるべく早急に医療機関を受診してみてください。 関節リウマチは、血液検査や尿検査、超音波検査や画像検査などの方法により診断されています。 また、関節リウマチの治療をおこなう場合には、まず薬物治療を取り入れ、必要に応じて運動療法やリハビリテーション治療、手術治療が採用されるケースが一般的です。 関節リウマチには早期診断と早期治療が大切であるため、手足の腫れや痛み、違和感などがある方は自己判断で放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。 関節リウマチの痛みを切らずに除去したい方には、シン・整形外科がおすすめです。 シン・整形外科では、合併症や拒絶反応などのリスクがきわめて少ない再生医療が取り入れられているため、メスを入れることなく治療をおこなえます。 また、再生医療の効果を十分に引き出せるリハビリテーションもおこなわれており、マンツーマンで効果的なリハビリ治療を受けられることも特徴です。 シン・整形外科では無料の事前相談がおこなわれているため、治療内容や再生医療などへの疑問を、治療を受ける前に詳しく尋ねておくこともできます。 関節リウマチの症状が疑われる方や切らずに関節リウマチを治療したい方は、ぜひシン・整形外科をご利用ください。 <参考> シン・整形外科
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