膝に水が溜まることは変形性膝関節症や半月板損傷など膝の疾患が原因となり、膝関節内に炎症ができて水が過剰に分泌されるためです。
溜まった水は放置しても基本的には改善しませんが、安静にして冷やすことで炎症がおさまり水が吸収されるケースもあり、軽度であればセルフケアでの改善が可能です。
大量に水が溜まっている場合は、整形外科や膝関節専門のクリニックで一度抜いてもらうことで水が溜まる原因がわかります。
ここでは水が溜まる原因と自宅で簡単にできるセルフケアについて紹介します。
【結論】膝に溜まった水を自分で治すことはできる?
膝に溜まった水は自力では抜けませんが、原因となる炎症がなくなることで自然と吸収されていきます。
膝の炎症を鎮静化させることで水が溜まらなくなり徐々に正常な状態に戻りますが、炎症の原因は検査しないと気づきにくいものです。
そのため病院で水を抜くことは、水が溜まることによる痛みや腫れの処置と検査の両方の役割があります。
抜いた水の色や浮遊物により原因が異なるため、水を抜いて検査することで膝の状態を確認してから適切な治療に移ります。
痛みや腫れなどの症状が出ている場合は応急処置として患部を冷やしたり温めたりすることも効果的ですが、適切な対処法は原因によって異なるため自己判断で処置するとかえって悪化させる恐れもあります。
そもそも膝に水が溜まるとは?
膝関節を包み込む関節包のなかには、膝に溜まる関節液である滑液が滑膜で閉じられています。
滑液は膝関節の軟骨が擦れずスムーズに曲げ伸ばす潤滑油のような役割があり、この滑液が膝に溜まる水の正体です。
通常滑膜内には適切な量の滑液が生成されて排出されますが、膝に水が溜まっているのは変形性膝関節症や半月板損傷などの疾患が原因となり、関節液を過剰に分泌している状態だからです。
滑膜の炎症で関節液が増えた状態
滑膜の炎症は、滑液に漂っている組織の欠片が滑膜を傷つけることにより起こります。
滑膜が炎症を起こすと刺激を受けた滑膜が過剰に滑液を分泌し、どんどん滑液が溜まり吸収が間に合わない状態となります。
そのため炎症が長引くと大量の水が膝に溜まり、曲げ伸ばしがうまくできず日常生活に支障をきたすほど腫れることもあります。
滑膜が鈍くなると水が溜まる
本来滑膜は軟骨へ栄養を送ったり膝の曲げ伸ばしをサポートしたりなどの役割があります。
しかし炎症を起こした滑膜は本来のはたらきが鈍くなり、膝が動かしにくくなります。
膝が思うように動かせないと足を動かさなくなり筋力低下も懸念され、さらに水が溜まりやすくなる悪循環にも陥ります。
膝に水が溜まる原因
膝に水が溜まる原因は、主に膝にかかる疾患です。代表的なのは変形性膝関節症によるもので、多くの方が悩まされている疾患でもあります。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は骨と骨の間にある軟骨がすり減って痛みや腫れとなる症状です。
変形性膝関節症の主な原因は加齢による軟骨のすり減りであり、症状が軽度であればストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法で改善されます。
水が溜まる原因には、加齢によりすり減った軟骨や半月板の欠片が滑液を漂い滑膜を傷つけて炎症を起こすことが挙げられます。
また変形性膝関節症の痛みや不快感は滑膜や軟骨下骨によるものといわれ、水を抜きヒアルロン酸を注射する治療で症状が緩和が期待できます。
半月板損傷
滑膜が炎症を起こす原因の一つには、半月板の損傷により削られた欠片が滑膜を刺激することが挙げられます。
半月板損傷はスポーツや転倒による怪我で起こることもあれば、加齢により弱った膝に何かしらのダメージが加わることでも起こります。
一度損傷した半月板は自然治癒せず、放置すれば関節に半月板の欠片が入り込み激痛とともに膝が動かなくなるロッキング現象が起こることもあります。
処置せずに痛みがおさまることもありますが、放置すると変形性膝関節症を併発する可能性も高くなるため、軽度な状態から治療を始められるように早めの受診が大切です。
とくに膝が弱りはじめる40代以上の方は膝に衝撃を加えないように気をつけて生活しましょう。
関節リウマチ
膝に水が溜まる疾患でよく見られるのは変形性膝関節症と半月板損傷の二つですが、関節リウマチが原因となり炎症を起こしている可能性もあります。
関節リウマチは関節の炎症が骨や軟骨を破壊し、放置すると関節が変形する疾患です。
関節リウマチは免疫に異常が発生し、細菌やウイルスのみを攻撃するはずの免疫が自身の細胞まで攻撃するメカニズムであり、関節に炎症を起こします。
変形性膝関節症や半月板損傷と異なり、膝を動かさなくても強い痛みが発することが特徴です。
滑膜が炎症により大きく腫れて水が溜まりやすくなり、炎症が長引くと滑膜が腫れて悪化して骨や軟骨を破壊します。
関節リウマチは女性に発症する傾向にあり、30代の方にも見られる疾患です。
悪化して膝関節が変形すると日常生活に支障をきたすため、水が大量に溜まっている場合は放置せず一旦検査のために受診しましょう。
靭帯損傷
実際に病院で溜まった水を抜くと、血液が混じっていることがあります。
血液混じりの水は膝関節内の内出血が起こっている状態であり、靭帯損傷や骨折など外傷が原因の際に見られます。
また以前に靭帯損傷を経験した方は変形性膝関節症が進行しやすい傾向にあるため、悪化する前の対策が重要です。
膝に水が溜まりやすい方の特徴
膝に水が溜まりやすい方には次のような特徴があります。
持病がある方以外は膝に負担のかかる生活をしていることが共通の特徴であるため、水が溜まりやすい方はできることから一つずつ改善していきましょう。
体重の増加が激しい
体重が増加して膝に負担がかかると変形性膝関節症を引き起こす原因となります。
変形性膝関節症は加齢による軟骨のすり減りで起こりますが、膝を支える筋力が低下していたり体重増加で膝への負担が増えたりなども変形を助長させます。
体重が一つの原因である場合は、運動療法で膝関節周りの筋力を鍛えることで減量にもつながり、膝への負担を軽減し炎症をおさえられて水が溜まりにくくなります。
加齢
どのような疾患が原因であっても、加齢とともに発症する可能性は上がります。
たとえば半月板損傷で、以前は同じスポーツで怪我がなくても加齢によりダメージが蓄積された膝では小さな衝撃でも損傷に至ることもあります。
骨が老化すると炎症が起こり水が溜まりやすくなるため、まずは水を抜き早めに炎症を鎮めることが大切です。
膝に負担をかけるようなスポーツをしている
長時間走ったり競技中ジャンプすることが多かったりなど膝に負担のかかるスポーツをしていると、関節にも負担がかかります。
競技中に半月板損傷や靭帯損傷など怪我をした場合は水が溜まりやすくなり、軽度な損傷に気づかず放置すると慢性的に水が溜まりやすくなります。
スポーツや事故が原因とはっきりしている場合は放置せずに早めに受診しましょう。
スポーツしていた時期に大きな怪我がなくても、小さな損傷が繰り返されることで滑膜の炎症が続き、水が溜まることもあります。
とくに急な方向転換や強く踏み込む動作のある球技は関節の負担が大きいため、膝に水が溜まりやすい方は控えることをおすすめします。
関節リウマチや痛風を患っている
関節リウマチは膝関節以外にも肘や肩など全身の関節に影響する疾患です。
現在膝に痛みがなくても、別の関節でこわばりや腫れ、痛みが出ている場合は膝にも炎症が起こることもあります。
また尿酸結晶による通風の痛みは足への発症が多い一方で膝に出ることもあり、慢性的に水が溜まりやすくなることが特徴です。
高齢者の発症率が高い通風によく似た偽通風でも炎症が起きやすいですが、偽風痛の症状は1週間程度で落ち着く傾向にあります。
膝に水が溜まったときの初期症状
膝に水が溜まると違和感や痛み、腫れが出ます。初期症状の状態では日常生活に支障がないものの、悪化させないためには検査と早期治療が必要です。
もし水が溜まっていると思ったら、違和感や腫れが何日前から起こっているかメモしつつ、早めの受診を心がけましょう。
膝全体が腫れぼったい
膝に水が溜まると関節包が伸ばされるため、膝全体が腫れぼったくなり歩きにくくなります。
膝関節の腫れは、熱を帯びている感覚で重さが感じられることが特徴です。
曲げ伸ばししにくい
滑膜の炎症により関節が腫れると、膝が曲げ伸ばしにくくなります。
とくに膝を大きく曲げ伸ばしが必要な正座が難しくなるため、一つの指標にもなるでしょう。
歩いたときに膝に違和感がある
初期症状だと腫れていても軽度で、目では判別できないこともあります。
そのため判断には、歩行時やスポーツ時など日常生活の動きで膝の違和感を確認できます。
膝に水が溜まる初期症状には、痛みよりも違和感が強く表れる傾向にあるため、早期発見による短期間での治療も期待できます。
膝に水が溜まった際のセルフケア
自身で水を抜くことはできませんが、炎症をおさえる方法には自宅でできるいくつかのセルフケアがあります。
また初期症状の場合はセルフケアでの改善も期待できますが、膝の状態を検査して原因を知ることが適切な治療です。
受診するほどではないけれど違和感が気になる方は、まずはセルフケアとして手軽にできることから挑戦してみましょう。
患部を冷やす
膝の炎症には冷却が効果的で、水が溜まっている状態でも炎症が沈静化すれば水は自然と吸収されます。
膝の怪我が原因で水が溜まっている場合は冷やすことをおすすめされますが、変形性膝関節症をはじめとする慢性の疾患が原因であれば冷やすと痛みが出て悪化しやすくなるため、患部を温める必要があります。
水が溜まる原因により冷やすべきか温めるべきか処置が異なる点に注意しましょう。
ストレッチを実施する
膝に水が溜まっている状態でも、ストレッチで膝をほぐすことは大切です。
膝関節は長時間動かさないと固まり、膝の曲げ伸ばしできる範囲が狭まるため、水が溜まっていても適度な運動が必要です。
膝が固まると動かしにくいのみでなく痛みも感じやすくなるため、膝の負担を軽減するストレッチや筋トレを続けることで炎症をおさえ、水の量を減らす効果も期待できます。
床やベッドに座りながら膝を曲げ伸ばしたり、座って足を上げてキープしたりなどのストレッチが膝に負担がかかりにくくおすすめの方法です。
大腿四頭筋を鍛える
太ももの筋肉である大腿四頭筋は、4つの筋肉で構成されています。
それぞれが膝を曲げ伸ばす際の動きに重要な役割を持ち、大腿四頭筋を鍛えることで膝の動きを滑らかにして負担がかかりにくくなります。
また大腿四頭筋は変形性膝関節症の予防ともなるため、初期症状が表れていなくても日常的に鍛えることがおすすめされる筋肉です。
サポーターを着ける
サポーターは膝への負担を軽減させる役割があり、水が溜まっている状態でも炎症を悪化させない効果が期待できます。
膝に水が溜まって腫れている状態だと膝をかばいながら歩く癖がつくこともありますが、サポーターは膝の正しい位置に体重をかけて歩ける装具であるため、歩行のサポートも可能です。
膝の負担がかかる運動を避ける
日常的なウォーキングやエアロバイクなどの運動は問題ありませんが、サッカーやバスケットボールをはじめとする球技は膝に負担がかかるため、水が溜まっている状態ではおすすめはできません。
スポーツが趣味の方にとっては難しいことですが、水が溜まっている状態で激しい運動をすると痛みや腫れが強くなり、悪化して治療期間が長引くことも考えられます。
膝の水が悪化している症状
膝の水が大量に溜まると、最初は軽かった違和感や痛みが強くなり、思ったように膝の曲げ伸ばしができなくなります。
次のような症状が出ている方は、早めに整形外科や膝関節専門のクリニックへ受診しましょう。
膝を曲げられない
本来滑液は1mL~3mL程度が正常の量ですが、大量に溜まると30mL以上になることもあります。
水が溜まりすぎるて膝が曲げ伸ばしできない状況は、日常生活に支障が出るほど悪化している状態です。
腫れがおさまることを自然に待つよりも、一度病院で水を抜いて原因を特定しましょう。
正座ができない
初期症状でも膝が腫れて正座に違和感を感じることがあります。
しかし膝が完全に曲がらず正座ができない場合は悪化しているため、早急に治療を進める必要があります。
無理に正座しようとすると膝関節の負担となるため、深く膝を曲げる動作はなるべく避けましょう。
膝に継続的な痛みを感じる
違和感が痛みに変わり、膝を曲げていなくても痛む場合は炎症の悪化が予想されます。
痛み止めの内服薬や湿布を貼ることも効果的ですが、水が溜まってからおこなう薬物療法は一時的な処置です。
炎症をおさめる根本的な治療ではないことを念頭に置き服用しましょう。
膝が激しく痛む
水が大量に溜まりすぎると歩行すら難しい程度の痛みになることもあります。
膝の痛みが強い場合は変形性膝関節症や半月板損傷など原因となる膝の疾患が重症化していると予想されるため、早めの検査が必要です。
膝に水が悪化したら整形外科の受診が必要
膝の水が溜まりやすくなったり大量に溜まっていたりなど悪化している場合は、整形外科や膝専門のクリニックへに受診が大切です。
クリニックでは次のような検査や治療がおこなわれます。
関節炎の治療
滑膜の炎症をおさめるためには、膝の水を抜きヒアルロン酸を注射する治療やストレッチと筋トレで筋肉をほぐす運動療法などがあります。
原因となる膝の疾患が重症化している場合は手術の可能性もありますが、最初は運動療法や薬物療法で改善を試みます。
膝の水を抜く
膝の水を抜き水の色や浮遊物で原因を特定すると、適切な治療や日常生活で気をつけるべきことがわかります。
また滑液には炎症を引き起こす成分が含まれているため、まずは水を抜いて膝を軽くしましょう。
ヒアルロン酸の注射
水を抜いたあとはヒアルロン酸の注射による処置があります。
ヒアルロン酸は本来体内にあるもので副作用もなく、滑液と同じように関節の動きをサポートするはたらきがあります。
また炎症抑制の効果も期待できるため、処置後は痛みや腫れをおさえられる成分です。
膝に水が溜まるのを防ぐためにできること5選!
膝に水が溜まることを防ぐには、日常生活において次の5つを気をつけましょう。
運動の習慣をつける
適度な運動は膝を支えるための筋肉も鍛えられ、体重増加も防げます。
膝を守るためには非常に重要なポイントであるため、毎日少しでもウォーキングやエアロバイクなど運動を習慣づけることをおすすめします。
太りすぎない
体重の増加は膝に大きなダメージとなります。
体重が重いと軽い運動でも膝に負担がかかりやすく炎症が起きやすいため、太りすぎない生活習慣を目指しましょう。
ストレッチ
膝に水を溜めないためには、膝の屈伸運動や膝の皿の血流改善を促すストレッチが運動療法としておすすめです。
膝を痛みの感じない範囲でゆっくりと曲げ伸ばし、筋肉をほぐすことがポイントです。
筋トレ
筋トレはストレッチのように筋肉をほぐすのみでなく、筋肉をしっかりと鍛えるトレーニングです。
膝が痛むと足を動かすことも億劫になりますが、膝を支える筋肉がついていないと関節に負担がかかるため水も溜まりやすくなります。
筋トレは水が少量溜まっている状態でもできますが、日頃から適度な運動や筋トレをおこなうことで予防効果も期待できます。
また、筋トレやストレッチをおこなう際は体を動かす準備運動をしましょう。
膝を冷やしすぎない
炎症が起きて患部が腫れている際の冷却は効果的ですが、常に冷やすことはおすすめしません。
膝を冷やすと血流も悪くなり周辺の筋肉も緊張するため、膝の冷却は痛みや腫れが気になる際におこないましょう。
膝に水が溜まった際によくある質問
ここでは膝に水が溜まった際の質問についてまとめました。
膝の水に関して不安なことがある方は一度チェックして、これからの対策を考えてみましょう。
自然治癒の可能性は?
膝の水が自然に吸収されることは珍しくありません。
炎症が起きて一度水が溜まっても、安静にして冷やしていればおさまり正常に吸収されていくこともあります。
しかし一度抜いても炎症の原因が治療できなければ再び水が溜まります。
慢性的に水が溜まりやすくなっている方は、炎症の原因を特定するために一度水を抜くことをおすすめします。
膝に溜まった水を放置するとどうなる?
膝に水が溜まったまま放置すると、炎症がおさまらない限りは滑液が過剰に分泌されます。
炎症が一時的であれば放置しても滑液が吸収されて正常な膝になりますが、炎症がおさまらないと過剰分泌し続けて大量に水が溜まります。
また滑液には炎症や痛みを悪化させるサイトカインが含まれているため、最初は違和感が少なくても徐々に痛みを発することも考えられます。
膝の水を抜くと癖になる?
一度膝の水を抜くと癖になるという方は多いですが、実際に癖になることはありません。
ただ抜いても炎症の原因がおさまらないと再び水が溜まり続けるため、根本的な解決を目指しましょう。
膝の治療ができる専門クリニックはシン・整形外科
- 再生医療で痛みを根本解決
- 手術不要・日帰り治療OK!
- 安心の保証制度あり
施術費用 | ■初診 3,300円 ■MRI検査 8,000円〜12,000円 ■注入治療 198,000円〜1,078,000円※1 ■リハビリ 29,800円〜49,800円 |
診療時間 | ■受付 9時〜18時 ■MRI診断予約 24時間受付 |
支払い方法 | 現金 クレジットカード 電子マネー バーコード決済 |
アクセス | 〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目9-15 銀座清月堂ビル5F |
シン・整形外科は、再生医療による膝や肩などの関節痛の治療をおこなうクリニックで、次のような特徴があります。
- 膝を切らないリスクを抑えた治療
- 実績豊富な整形外科の専門医による診察
- 再生医療専門のリハビリで再発予防
それぞれ詳しく解説するため、膝に溜まった水と慢性的な痛みに悩んでいる方は、シン・整形外科の受診をぜひ検討してみてください。
膝を切らないリスクを抑えた治療
シン・整形外科が扱う再生医療は、膝を切らずにリスクを抑えたうえで痛みの根本解決ができる治療法です。
そもそも再生医療とは、人体が持つ自己再生能力を引き出し損傷を修復させるもので、保存療法では改善できない痛みの根本的な改善が期待できます。
また、自身から採取した血液や細胞を加工し患部に注入するため、手術に比べて拒絶反応のリスクも低く、体への負担も抑えられます。
とくに、高齢者のような体力が低下している方におすすめです。
治療は日帰りで受けられるため、生活への影響は少なく、仕事や家事も通常どおりおこなえます。
保存治療では改善できないけど手術には抵抗があるという方は、シン・整形外科の再生医療を検討してみるとよいでしょう。
実績豊富な整形外科の専門医による診察
シン・整形外科では、日本整形外科学会認定の専門医が診察をおこないます。
専門的な知識と再生医療の豊富な実績を有する医師が丁寧に診察をおこなうため、患者一人一人にあわせた治療の提案が可能です。
また、適切な検査の結果、再生医療が必要ないと判断した場合はほかの治療法を提案します。
もちろん強引に治療をすすめられることはないため、再生医療を受けた経験がない方も相談しやすいでしょう。
再生医療専門のリハビリで再発予防
シン・整形外科の特徴として、再生医療のみでなく治療効果を最大化するリハビに力を入れている点も挙げられます。
具体的には、経験豊富な理学療法士によるマンツーマン指導と、患者一人ひとりにあわせたオーダーメイドのリハビリメニューで治療後の患部の修復をサポートします。
また、上記のリハビリを月4回のスパンで継続しつつ、自宅での運動指導もおこなわれるため、永続的な痛みの再発予防も期待できます。
とくに、治療を受けているにもかかわらず膝の水や痛みを何度も繰り返している方は、再発しない体づくりで根本的な解消が期待できるでしょう。
発症前の生き生きとした暮らしを取り戻したい方は、ぜひシン・整形外科を受診してみてください。
まとめ
膝に溜まる水は関節内の炎症により過剰に分泌された滑液です。
放置することでおさまるケースもありますが、炎症の原因を探さないと水はたまり続け、痛みや腫れが強くなることもあります。
しかし痛みや腫れが軽いと病院に行く機会も少なく、つい溜まった水を放置しがちです。
筋トレや体重の減量で膝にかかる負担を減らすことも効果的ですが、変形や損傷など根本的な原因がある場合は水が溜まり続けます。
一度整形外科で水を抜き、根本的な原因を特定することが早期治療につながります。
※本記事の情報は2023年1月時点のものです。
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