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内側側副靭帯損傷の主な原因は?症状や治療方法についても詳しく解説

内側側副靭帯損傷の主な原因は?症状や治療方法についても詳しく解説

内側側副靭帯損傷は、膝関節の内側にある靭帯に生じる外傷の1つです。

とくにスポーツをしている方に多くみられる靭帯損傷で、そのまま放置すると合併症を引き起こす可能性もあります。

そこで本記事では、内側側副靭帯損傷の主な原因や症状を詳しく解説します。

治療方法についても紹介しているため、膝に痛みがあり悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

内側側副靭帯損傷とは

内側側副靭帯損傷とは、何らかの衝撃により膝関節内の内側側副靭帯に生じる損傷です。

内側側副靭帯は、脛骨と大腿骨を繋げる靭帯で、関節が内側に開きすぎるのを防ぎ安定させる役割があります。

損傷をそのまま放置すると、痛みのほかに動かしにくさや歩行が困難になるなどトラブルも発生するため、早めの対処が必要です。

内側側副靭帯損傷はスポーツ中に発生するケースが多く、基本的に保存療法で改善が期待できます。

ただし、内側側副靭帯は半月板に付着しているため単独で負傷するケースは珍しく、前十字靭帯や後十字靱帯の損傷が合併している可能性があります。

そのため、まずはクリニックを受診して詳しい検査を受けることが大切です。

内側側副靭帯損傷の主な原因

内側側副靭帯損傷の主な原因は、接触型と非接触型にわけられます。

それぞれの原因について詳しく解説するため、どちらが自身に当てはまるかチェックしてみてください。

接触型

接触型の内側側副靭帯損傷は、外力が膝に加わることで生じます。接触型で多い原因は、スポーツ中に選手同士が衝突し、衝撃が膝に加わり生じるケースです。

とくに、選手同士の衝突が多いラグビーやサッカー、バスケットボールなどで頻発します。

また交通事故の衝撃が膝に加わり受傷した場合も、接触型に該当します。

非接触型

非接触型の内側側副靭帯損傷は、接触のない環境下で生じます。

たとえば、急な方向転換やジャンプからの着地、急激な停止や減速で膝を捻るなどの動作で損傷するケースが挙げられます。

非接触型はスポーツに限らず、体制を崩したり、高さのある段差から落ちたりするなど、日常生活のなかで生じるケースも少なくありません。

違和感がある方や痛みが強くない方も、念のためクリニックを受診するとよいでしょう。

内側側副靭帯損傷の症状

内側側副靭帯損傷の主な症状は次のとおりです。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 可動域の低下
  • 歩行困難

膝の内側に強い痛みを感じるケースが多いため、日常生活にも影響が出るでしょう。

それぞれの症状について詳しく解説するので、まだクリニックで診断を受けていない方は自身の症状と照らしあわせてみてください。

痛み

膝の内側に生じる痛みは、内側側副靭帯損傷の代表的な症状です。とくに膝の内側を圧迫した際や、膝を内側に動かしたときに痛みを感じます。

膝にある4つの靭帯のうち、内側側副靭帯は大きな靱帯であり、比較的痛みを強く感じやすい点が特徴です。

痛みの程度や持続期間には個人差がありますが、内側側副靭帯の炎症がおさまれば、痛みは徐々に軽減します。

腫れ

内側側副靭帯損傷は、痛みとともに腫れがみられる場合もあります。

腫れがひどくなると、膝の曲げ伸ばしや歩行が難しくなるなどのトラブルも起こりやすくなります。

炎症がおさまれば腫れも引きますが、損傷の程度が大きいと長引く可能性もあるため念のため医師に相談するとよいでしょう。

可動域の低下

内側側副靭帯損傷では、痛みや腫れにより膝の可動域が低下する場合もあります。

具体的には、膝の曲げ伸ばしが難しくなる、膝を動かした際に固くなった感覚があるなどの症状がみられます。

また、損傷部が周辺組織と癒着して可動域が制限される場合もあるため、膝に違和感のある方はクリニックで詳しい検査を受けてみましょう。

歩行困難

内側側副靭帯損傷は、歩行困難の症状が現れる場合もあります。先述したような痛みや可動域の制限が強くなると、歩行困難につながる可能性があります。

歩行困難になると日常生活や仕事にも影響が出るため、早めに対処しましょう。

内側側副靭帯損傷の分類

内側側副靭帯損傷は、損傷の程度に応じて次のように分類されます。

内側側副靭帯損傷の分類方法は、Fetto&Marshallに基づくものAmerican Medical Associationに基づくものの2種類があります。

それぞれの分類の内容について詳しく解説するため、あわせてチェックしてみてください。

Fetto&Marshallの分類

Fetto&Marshallでは、外反ストレステストをおこない、3つのグレードに分類します。

外反ストレステストとは、膝を内側に押し出した際の痛みや、内側側副靭帯の不安定性でグレードを測る検査方法です。

検査の具体的な流れは次のとおりです。

  1. 仰向けになり足をまっすぐ伸ばした状態で膝の外側に手をおく
  2. もう片方の手で足首にある足関節部をもつ
  3. 足関節部を外側に動かし(外反)内側側副靭帯の不安定性を確認する
  4. 膝を30°曲げた状態で同様に動かし内側側副靭帯の不安定性を確認する

上記の検査により、損傷の程度をGradeⅠ、GradeⅡ、GradeⅢの3つに分類します。

GradeⅠ

GradeⅠは、次のような場合に該当します。

・内側側副靭帯の疼痛のみ、外反ストレステスト0°、30°ともに陰性

つまり、外反ストレステストによる内側側副靭帯の不安定性は確認されず、軽い痛みのみがある場合にGradeⅠに分類されます。

GradeⅠであれば、保存療法で改善が期待できます。

GradeⅡ

GradeⅡは、次のような場合に該当します。

・外反ストレステスト0°陰性、外反ストレステスト30°陽性

膝を30°に曲げ外反ストレステストをおこなった場合のみに、内側側副靭帯の不安定性が確認されるとGradeⅡに該当します。

GradeⅡの場合も、保存療法での改善が期待できます。

GradeⅢ

GradeⅢは、次のような場合に該当します。

・外反ストレステスト0°、30°ともに陽性

外反ストレステストにおいて、膝を伸ばした状態と30°に曲げた状態の両方で内側側副靭帯の不安定性がある場合に分類されます。

American Medical Associationの分類

American Medical Associationに基づく分類は、内側側副靭帯の損傷の大きさや不安定性に応じておこないます。

グレードは、1度、2度、3度があり、外反ストレステストやレントゲン検査、MRI検査などの検査結果をもとに振り分けられます。

1度

1度は、次のような場合に該当します。

・小範囲の繊維の損傷で不安定性を認めないもの

つまり、内側側副靭帯がわずかに伸びたり、切れたりしているのみで不安定性が認められない場合に分類されます。

損傷の程度が軽いため、保存療法による改善が期待できます。

2度

2度は、次のような場合に該当します。

・軽、中等度の不安定性を認めるが完全断裂には至らないもの

内側側副靭帯の不安定性はありますが、完全な断裂はみられないため、一般的に保存療法が適応となります。

3度

3度は、内側側副靭帯が完全に断裂している場合に分類されます。

内側側副靭帯は治癒力が高いため、単独の断裂であれば保存療法が適応されます。

しかし、複数の靭帯損傷が合併し手術が必要になるケースも少なくありません。

そのため膝に違和感や痛みがある方は、早めにクリニックを受診しましょう。

内側側副靭帯損傷の治療方法

内側側副靭帯損傷の治療方法は、保存療法と手術療法の2種類があります。

どちらの治療法が適応となるかは靭帯の損傷具合や状況で異なり、詳しい検査をしたうえで医師とよく相談する必要があります。

それぞれの治療方法の具体的な内容を解説するため、これから治療を受けたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

保存療法

保存療法では、組織を温存しながら炎症を抑え、可動域の制限を改善する治療がおこなわれます。

基本的には、リハビリテーションを中心としながら、損傷のグレードや状況に応じて治療法を組み合わせます

たとえば、GradeⅠは、安静、アイシング、圧迫、挙上によるRICE療法、GradeⅡはテーピングやサポーターなどによる固定が一般的です。

また、痛みが強い場合は、消炎、鎮痛作用のある湿布や内服薬の使用や、超音波、低周波などの物理療法もおこないます。

手術療法

先述したように、内側側副靭帯以外の組織にも損傷がある場合は、手術療法が検討されます。

手術療法には縫合術や再建術などさまざまな方法があり、損傷の状態に応じて選択します。

手術方法のなかには体に対する侵襲を抑えられるものもあるため、慎重に検討しましょう。

また、術後は関節可動域訓練や、筋力訓練を目的としたリハビリテーションもおこないます。

クリニックでの内側側副靭帯損傷治療の流れ

クリニックでおこなわれる内側側副靭帯損傷治療は、次のような流れでおこなわれます。

  1. 予約
  2. 診察
  3. 検査
  4. 診断・治療方針
  5. 治療

細かい流れはクリニックごとに変動する場合があります。

それぞれの流れを詳しく解説するので、まだクリニックを受診していない方は事前に確認しておきましょう。

1:予約

まずは、整形外科があるクリニックで予約を取りましょう。

予約なしで診察可能なクリニックもありますが、待ち時間が長かったり、空き枠がなく当日に受けられなかったりする可能性もあります。

とくに、忙しい方やスムーズに診察を受けたい方は、事前の予約がおすすめです。

また、症状や予約の空き状況によっては、当日に物理療法や注入治療などができる可能性もあるため、長めに時間を確保しておくとよいでしょう。

2:診察

予約日時に来院したら、問診票を記入し医師による診察を受けます。

診察では、症状の程度やきっかけなど、詳しい内容をヒアリングする問診や、視診、触診などをおこないます。

とくに、ヒアリングは病気を見つけるうえで重要な工程であるため、症状に関する情報は覚えている範囲できちんと伝えましょう。

上記の診察で得た情報をもとに、診断に必要な検査を決定します。

3:検査

内側側副靭帯損傷が疑われる場合におこなう検査は次のとおりです。

  • 外反ストレステスト
  • MRI検査
  • レントゲン検査

内側側副靭帯損傷であれば、外反ストレステストである程度の損傷具合を判断できます。

しかし、半月板や骨、複数の靭帯が損傷している可能性もあるため、MRI検査やレントゲン検査で膝関節内の状態を把握する必要があります。

とくに、MRI検査は、内側側副靭帯損傷と併発しやすい半月板損傷も確認が可能です。

4:診断・治療方針

診察と検査結果をもとに、最終的な診断をおこないます。

内側側副靭帯損傷であると判断された場合は、検査で把握した損傷の状態に合わせた治療方針を決めます。

治療方法ごとに効果や費用は異なるため、自身のライフスタイルに応じた治療ができるように医師とよく相談しましょう。

5:治療

決定した治療方針にあわせて治療を開始します。

先述したように、治療方法には保存療法と手術療法があり、症状に応じて選択することが大切です。

自己判断で治療を中止したり、過度なリハビリテーションをおこなったりすると症状を悪化させる可能性もあるため、医師の指示に従いましょう。

わからない点や不安な点があれば、通院の際に医師に相談してみてください。

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  • 手術なしで痛みを除去できる再生医療に特化
  • 整形外科の専門医による治療
  • 安心の保証制度あり

それぞれ詳しく解説するため、内側側副靭帯損傷にお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

手術なしで痛みを除去できる再生医療に特化

シン・整形外科では、手術なしで痛みを除去できる再生医療に特化したクリニックです。

再生医療とは、人体に備わる自己再生能力を活用し損傷した組織を修復する治療法で、患者自身の細胞や血液を加工し患部に注射します。

自身の細胞や血液を注射するため、拒絶反応や合併症などのリスクが低く、日帰りで受けられる点が魅力です。

とくに、保存療法では内側側副靭帯損傷が改善しなかった方や、手術に抵抗がある方にピッタリといえます。

再生医療は経験豊富な整形外科の専門医が丁寧な診察をおこない提案するため、初めて再生医療を受ける方も安心して相談できるでしょう。

3つの再生医療から選択

再生医療にはさまざまな種類がありますが、シン・整形外科では次のようなを治療法を扱っています。

種類治療内容
幹細胞培養治療患者の脂肪細胞から幹細胞を抽出、培養して損傷箇所に注入
PRP-PRO治療患者から採取した血液を厚生労働省認可の施設で加工し、損傷箇所に注入
PRP-FD治療患者の血液から精製したPRPをフリーズドライ加工し損傷箇所に注入

幹細胞培養治療は、多様な細胞に分化できる幹細胞を患部に注入することで、自然治癒が難しい組織損傷の修復が期待できます。

また、シン・整形外科のPRP療法は、組織の修復を促し、痛みのもととなる炎症を抑える成長因子やサイトカインが従来よりも多く含まれている点が特徴です。

そのため、痛みに対してより大きな効果が期待でき、効率的に内側側副靭帯損傷の治療が可能です。

もちろん、再生医療以外の治療法の提案も可能なため、広い選択肢から治療法を選びたい方はぜひ気軽に相談してみてください。

安心の保証制度あり

シン・整形外科では、再生医療の万が一に備えた次の保証制度を用意しています。

保証内容保証対象
再治療保証無料で1回分の再生医療を追加で受けられる
※保証期間:初回施術から1年間
幹細胞培養治療を2回以上と、当リハビリスタンダードコースを6ヶ月以上受けたうえで効果が得られなかった方
リスク保証再生医療サポート保険のサービスを利用可能再生医療の施術により健康被害を被った方

とくに、効果が得られない場合に無料で追加治療を受けられる点は、治療費用をできる限り抑えたい方に嬉しい保証です

また、リスク保証があれば、万が一再生医療で健康被害を受けた場合でも、治療費用の負担を軽減できます。

再生医療は低リスクな治療法ですが、上記のような保証で万が一に備えられるのはシン・整形外科ならではの魅力です。

内側側副靭帯損傷の痛みを早く手軽に改善したい方は、ぜひシン・整形外科を検討してみてください。

まとめ

内側側副靭帯損傷の原因には、接触型と非接触型があり、どちらもスポーツで頻発します。

とくに、ジャンプや急な方向転換などで膝に衝撃が加わりやすいスポーツや、選手同士の接触が多いスポーツは注意が必要です。

内側側副靭帯は治癒力が高いため、単独の損傷であれば基本的に保存療法が選択されます。

症状が軽いうちに治療を開始できれば、スポーツの早期復帰も期待できます

ただし、半月板や前十字靭帯などの周辺組織の損傷が併発するケースも多く、手術が必要になる場合もあります。

症状を悪化させないためにも、できる限り早めにクリニックを受診し、適切な治療を受けましょう。

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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