10代の成長期に患うことが多いオスグッド病は、成長痛と混同されやすいほか、痛みに耐えたまま部活や授業に参加する子どもが多いため、発見が遅れがちです。
そのため、オスグッド病には親や教師、インストラクターになど大人が理解していなければなりません。
本記事では、オスグッド病の症状や成長痛との違いを明確にし、治し方や自宅でできるセルフケア方法を解説します。
予防や痛みを緩和させる具体的な方法や、治療にかかる期間なども認識できるため、ぜひ参考にしてみてください。
オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)とは?
オスグッド病は、主に成長期の子どもに起こりやすい、膝や膝下に痛みが生じる病気とされており、成長期スポーツ障害の代表疾患ともいわれています。
膝のお皿となる膝蓋骨と脛骨をつなぐ膝蓋靭帯が引っ張られることで、脛骨粗面から剥がれてしまい、痛みが生じる疾患です。
まずは、オスグッド病の症状や成長痛との違いなど、オスグッド病への理解を深めることで早期発見にもつながるため、ここでオスグッド病について詳しく解説します。
オスグッド病の症状
オスグッド病の症状は、皮膚の赤みや熱っぽさをはじめ、強い痛みが生じます。重症例では目に見える症状もあるため、膝下に痛みがある場合は確認してみてください。
判断しやすい症状として、剥がれた脛骨粗面が突出する場合や、太ももの筋肉である大腿四頭筋が硬くなる場合が挙げられます。
症状を認識すればオスグッド病か成長痛か見極められるようになるため、症状別に詳しく見ていきましょう。
脛骨が突出する
オスグッド病の重症例として、脛骨粗面となる軟骨が剥がれた際に突出する場合があります。
膝蓋骨の下に当たる脛骨上部に硬い突出がある場合は、オスグッド病である可能性が非常に高いため、病院で検査を受けましょう。
脛骨が突出する原因は、成長期の子どもは筋肉や骨が急成長しますが、筋や腱などの軟部組織は同じように成長しないことから、大腿四頭筋の発達により靭帯が引っ張られて脛骨粗面が剥離します。
脛骨粗面は、成長期に伴う新しい骨を作る組織があり、剥離しやすい状態であることも原因の一つとして考えられており、大腿四頭筋の発達が著しいほどオスグッド病が起こりやすいといえるでしょう。
成長痛との違い
オスグッド病は成長痛とする医師もいますが、実際は異なります。
成長痛は放っておけばいずれ治まりますが、オスグッド病を放っておくと最悪の場合手術が必要になることもあるため、成長痛との違いを認識しておきましょう。
オスグッド病は、大腿四頭筋に靭帯が引っ張られて骨が剥離する症状に対し、成長痛は骨の成長により、筋肉や腱が引っ張られるため痛みが生じます。
成長痛は、数日間で筋肉が骨の成長に追いつくことから、痛みが治まることが特徴です。しかし、オスグッド病は半年や1年など長期に渡って痛みが継続します。
どちらも安静にしていれば痛みが緩和されるため、混同されやすい症状ですが、オスグッド病は骨が剥離しているため、重要視すべき疾患です。
成長期の子どもに多い病気
オスグッド病は、成長期の子どもに多い病気として知られており、実際に10~15歳に最も多く見られます。
とくにスポーツや運動などで起こりやすく、バスケットボールのようなジャンプを繰り返すものや、サッカーのようにボールを蹴ることを中心としたものに励む子どもに多い病気です。
以上のようなスポーツは大腿四頭筋が鍛えられて硬くなりやすいほか、膝を曲げたり伸ばしたりするため、膝蓋靭帯を繰り返し引っ張ります。
そのため、脛骨粗面と呼ばれる成長軟骨に繰り返し負荷がかかり、剥離するオスグッド病になるといえるでしょう。
オスグッド病の原因
オスグッド病の原因は、前述してきた刺激によること以外に、さまざまな原因があると考えられています。
姿勢の悪さや偏平足のような、普段の癖からオスグッド病につながる場合もあるため、正しい姿勢やバランスを整えることで予防できる病気です。
原因が明確になれば、オスグッド病にならないための予防策も考えられるため、オスグッド病の原因を認識しておきましょう。
太ももの柔軟性がなくなる
太ももの柔軟性とは、前述した大腿四頭筋を指しており、大腿四頭筋が柔軟であれば膝蓋靭帯を引っ張る力が弱まるため、脛骨粗面が剥離しにくくなります。
成長期はとくに筋肉が付きやすいかつ、体が硬くなりやすいことから、大腿四頭筋の柔軟性がなくなりやすい時期です。
柔軟性がなくなると筋肉の伸びが悪くなり、膝蓋靭帯を必要以上に引っ張ることになるため、オスグッド病を引き起こします。
日々のストレッチやスポーツ前の入念な準備運動で予防できるため、スポーツや運動の前に大腿四頭筋をほぐしてからおこなうようにしましょう。
ジャンプ動作による炎症
ジャンプ動作を繰り返すバスケットボールや、バレーボールなどにより、炎症を起こした場合もオスグッド病になる原因の一つです。
前述した大腿四頭筋が硬くなっていることも含まれていますが、ジャンプ動作は膝に大きな負担がかかるほか、着地の際に大腿四頭筋が伸びるため、瞬間的に膝蓋靭帯に大きな力が加わります。
準備運動を入念におこなっていても、繰り返しジャンプをおこなうとオスグッド病になりやすいため、注意が必要です。
オスグッド病は、スポーツによるオーバーユースと呼ばれる過度な運動量が最も多い原因であることから、インストラクターや教師による適切な管理が最も必要とされています。
姿勢が悪い
オスグッド病になりやすい方は、普段の姿勢が猫背であることが多いといわれています。
猫背の方は、骨盤も後ろに傾いていることが多いため、大腿四頭筋への負担が大きく、常に引っ張っているような状態にあるため、オスグッド病になる一つの原因です。
準備運動やストレッチによる予防や改善の前に、姿勢を正すことで改善できるため、普段の姿勢を意識してみましょう。
場合によっては、病院で猫背矯正を施すこともあるため、なかなか改善が見られない場合は医師に相談してみてください。
重心が傾いている
オスグッド病になりやすい子どもの共通事項として、重心が傾いていることが挙げられます。
誰しも利き手があるように足にも利き足があるため、サッカーをはじめとした重心が偏りやすいスポーツは、片足のみオスグッド病になる原因です。
本来両足で支える負荷を片足で支えていることから、成長中の軟骨に必要以上に負荷がかかって剥離するため、オスグッド病になりやすいと考えられています。
利き足が扱いやすく、無意識のうちに重心が傾いている可能性があるため、重心を整えてしっかりと負荷を分散させることがおすすめです。
扁平足
扁平足は、X脚と呼ばれる膝が内側に向いている際に、つま先は外側を向いている状態になりやすいため、オスグッド病の原因として考えられています。
オスグッド病は、成人すればたいていの場合発症しませんが、成長期のオスグッド病を放置すると、成人後もオスグッド後遺症と呼ばれる膝に負荷がかかると痛みを伴う場合があるため、注意が必要です。
また、扁平足を改善しておかなければ、関節軟骨がすり減って痛みを伴う変形性膝関節症になる可能性が高くなるため、成長期のうちに治しておきましょう。
先天的なものと後天的なもので扁平足の治療法は異なり、先天的なものであれば手術する可能性もあるため、医師に相談してみてください。
大腿四頭筋の発達
大腿四頭筋の発達により、オスグッド病になる可能性が非常に高くなります。オスグッド病の症状は、大腿四頭筋に膝蓋靭帯が強く引っ張られることによる、脛骨粗面の剥離です。
大腿四頭筋の柔軟性について前述しましたが、大腿四頭筋が発達しすぎることもオスグッド病のリスクを高めます。
筋肉の成長を止めることは難しいため、大腿四頭筋の柔軟性を高めるストレッチをおこなうことが最善策です。
部活やスポーツの中では、筋トレや体力作りに注力しがちですが、筋肉が硬くなりやすい成長期は、ストレッチによる筋肉の柔軟性を向上させることが必要となります。
オスグッド病の治し方!痛みの改善方法
オスグッド病の治し方は、安静にしてスポーツを控えることが最も多くありますが、部活やスポーツに励む子どもの可能性を潰すことになりかねません。
そのため、運動しつつ改善を図る治し方として装具療法が用いられます。オスグッド病専用のサポーターを着けたまま部活やスポーツに参加できるため、子どものことを考慮すると最善策といえるでしょう。
また、重症の場合は手術も検討する必要があるため、それぞれ詳しく解説します。
装具療法
装具療法は、オスグッド病の痛みが長期に渡り改善されない場合に用いられる治し方です。
基本的にオスグッド病は保存的治療となるため、初期症状の場合は前述したとおり安静にしたり、運動量を減らしたりして、改善を図ります。
同時に、大腿四頭筋を伸ばすストレッチが効果的とされているため、運動前にストレッチするようにしましょう。
部活やスポーツに参加する際は、オスグッド専用のオスグッドバンドを装着しておこなうことで、痛みを抑えられるため、装具療法は初期から長期的に痛みがある場合に効果的な治し方です。
遊離骨片摘出手術
安静にしたり装具を着用したりする保存的治療でも症状が改善できない場合は、遊離骨片摘出手術を検討しましょう。
遊離骨片摘出手術は剥離した骨片を取り除き、突出した脛骨を削ることにより、オスグッド病の痛みをなくせる手術です。
なるべく手術せずに治療できる治し方の方が最善であることには変わりませんが、初期症状でも6週間程度の治療期間が必要になります。
重症の場合は、13週間程度の期間を要するとされていますが、オスグッド病は一時的に改善してもあとから痛みが再発する可能性もあるため、後遺症も考慮すると手術に踏み切ることも大切です。
【自宅できる】オスグッド病の症状を予防・緩和するセルフケア
オスグッド病は、重症の場合に手術を要する病気にもかかわらず、スポーツに励む成長期の子どもに起こりやすい病気です。
治し方も大切ですが、そもそもオスグッド病にならないための予防策や、自宅でできるセルフケアについて認識しておきましょう。
前述した安静第一であることや大腿四頭筋のストレッチなども含まれていますが、あらためて確認してみてください。
安静にする
オスグッド病の基本的な治し方は、安静に過ごすことです。
オスグッド病は、脛骨粗面が剥がれており、膝を動かす際に痛みが生じるため、スポーツを控えて安静にしていれば大抵の場合、痛みません。
安静にしている際も痛みがある場合は、重症化している可能性が高いため、手術も検討しなければなりませんが、オスグッド病の多くは安静にしていれば改善されます。
自宅でも階段の上り下りの際は膝に負担がかからないようにしたり、正座やあぐらなどの膝を極端に曲げることを避けたりして過ごしましょう。
スポーツ活動を見直すことも大切です。
スポーツ活動を見直す
現在おこなっているスポーツ活動について、見直すこともオスグッド病を悪化させないためのセルフケアです。
インストラクターや顧問の教師による練習内容の見直しや、スポーツ自体の見直しなどがありますが、励んでいるスポーツそのものを辞めることは辛い選択となるため、できる限り避けましょう。
自身で判断できない場合は、スポーツドクターをはじめとしたスポーツの専門医に相談してみてください。
スポーツの練習内容として代表的なうさぎ跳びも、オスグッド病患者が増えたことで禁止されたといわれており、オスグッド病は子どもではなく、引率する大人によって防げる病気でもあります。
食事の栄養バランスを整える
筋肉や骨の成長を助けるものの多くは、食事による栄養や質のよい睡眠です。
そのため、食事の栄養バランスを整えることで、回復力を促進させたり、骨を丈夫に成長させたりできます。
食事の栄養バランスは、子ども自身ではなく親によって左右されるものであるため、食生活を見直してみてください。
とくにコラーゲンを含むたんぱく質の摂取に努めるようにすると、オスグッド病を防ぐことにつながるほか、糖類を多く含むお菓子やジュースの節制も効果的な予防策です。
健康で丈夫な体になるための大切な成長期に、バランスのよい食事を摂らなければ、成長の妨げとなります。
一度、普段の食生活を見直し、食事メニューを再考してみてください。
筋肉をほぐすストレッチをする
本記事でも多く解説してきましたが、オスグッド病はストレッチによって改善できる病気です。
とくに大腿四頭筋のストレッチが効果的とされているため、太ももの前側を伸ばすようなストレッチをおこないましょう。
座ったままの状態で片膝を曲げて大腿四頭筋を伸ばすストレッチが多く紹介されていますが、むしろ悪化させる危険があるともいわれています。
正しいストレッチの方法をここで認識しておきましょう。
太ももと脛のストレッチ
太ももにある大腿四頭筋と脛にある前脛骨筋は、筋膜と呼ばれる膜でつながっており、両方ストレッチすると、オスグッド病に効果的とされています。
ストレッチ方法は、片方の膝を立てて痛みがある膝を床についた状態で、立膝のような体勢になりましょう。
そのまま床につけると膝が痛む場合は、タオルやマットを敷くことがおすすめです。
姿勢を真っすぐに保ちながら、足先を持ち、体を前に押し出すようにして大腿四頭筋と前脛骨筋を伸ばしてください。
ストレッチのポイントは、痛気持ちいいところまでやらずに、少し伸びている感覚があるところで止めることです。
1回30秒を目安に1日3回おこなうことがおすすめですが、やり過ぎるとかえって筋肉を硬くさせるため、注意してストレッチしましょう。
骨盤のストレッチ
太ももや脛以外にも、骨盤のストレッチがオスグッド病に効果的とされています。
ストレッチ方法は、四つん這いになった状態で、大きく息を吸い込みながらみぞ落ち辺りを天井に向かって引き上げるようにしてください。
限界点に達したら深呼吸をしたあとに、もう一度大きく息を吸い、吐きながら背中を反るようにゆっくりと下ろしていきましょう。
3回繰り返すと効果的なため、実践してみてください。また、膝に痛みがある場合はタオルやマットを敷いてストレッチしてください。
トレーニングをする
オスグッド病は、大腿四頭筋の発達が著しい際に起こりやすい病気と解説しましたが、筋肉の左右差や大腿四頭筋にほかの筋肉が追い付いていない可能性も原因の一つです。
そのため、トレーニングをおこないバランスの取れた筋肉をつけることを意識しましょう。
とくにオスグッド病の予防または痛みが軽減したあとにおこなうことがおすすめのフロントランジスクワットやカーフレイズがおすすめです。
大腿四頭筋に合わせて前脛骨筋や、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋を鍛えることがオスグッド病の予防策となるため、それぞれ詳しく解説します。
フロントランジスクワット
フロントランジスクワットは片足を前に出し、もう片方の足は後ろに下げている状態で腰を真っすぐ落とし込むスクワット方法です。
体を落とし込んだら両足の前後を素早く入れ替えて再び体を落とし込みます。イメージが難しい方は、準備運動のアキレス腱を伸ばす体勢をイメージしてみてください。
フロントランジスクワットのコツは、体のバランスを保ちながら姿勢を正しくおこなうことです。姿勢やバランスが悪いと、膝にねじれの負荷がかかるため、注意しましょう。
まずは、10回ずつおこなうようにして両足で20回を目安にトレーニングし、筋肉がついてきたら30回、40回と回数を増やしてみてください。
カーフレイズ
カーフレイズは、主に腓腹筋やヒラメ筋と呼ばれるふくらはぎの筋肉を鍛えるトレーニングです。
トレーニング方法は、壁に向かって肩幅に合わせて足を開き、つま先立ちをしてゆっくりと床面に着かない程度にかかとを下げましょう。
何度もつま先立ちするように上記の運動を10回ほど繰り返してください。1日3セットを目安におこなうと効果的です。
カーフレイズのコツは、かかとを下げる際に床面に着くか着かないかの微妙な位置で止めるようにしましょう。
以上がオスグッド病を予防できる効果的なトレーニング方法ですが、トレーニング前のストレッチも忘れずにおこなってください。
テーピングで固定
オスグッド病の痛みを緩和させる方法として、オスグッドバンドが推奨されますが、テーピングでの固定も効果的です。
膝周りや足首を固定すると、バランスのよい体勢で運動できるかつ、姿勢を正すきっかけにもなります。
オスグッド病を予防するうえでも効果的なため、トレーニングによる負荷を懸念する場合は、テーピングで予め固定しておきましょう。
痛みを緩和させる際は、痛みのある部分を中心に、引き上げるように固定すると効果的のため、ぜひ参考にしてみてください。
インソールの使用
インソールを使用すると膝への負担が減らせるため、オスグッド病の予防及び、痛みを緩和させる方法としておすすめです。
オスグッド病の原因の一つである扁平足の場合にもインソールを使用した治療があるため、実践してみてください。
とくに立方骨インソールと呼ばれる足裏のアーチを支えるインソールが効果的です。価格はさまざまですが、通販サイトで簡単に購入できます。
オスグッド病の治療に必要な期間
オスグッド病の治療に必要な期間は、治し方によって異なりますが、保存的治療の場合は、初期症状で6週間程度とされ、重症の場合は13週間程度とされています。
しかし、オスグッド病は慢性的になりやすい病気のため、さらに長引く可能性があると認識しておきましょう。
安静にすれば治りも早くなりますが、部活のレギュラーメンバーや代表メンバーに選ばれていると、完全に安静な状態で過ごすことが難しいでしょう。
装具療法やテーピングでの固定などの治し方でも、運動し続ける限り治療期間は長引きます。
場合によっては半年~1年ほど続くため、手術も検討してみましょう。
オスグッド病の治し方に関する注意点
オスグッド病の治し方に関する注意点は、治療中の運動量が挙げられます。
装具療法やテーピングによる固定などの治し方は、運動中もなるべく安静にしている状態に近づけるための固定です。
固定できていることから痛みが緩和するため、夢中になって激しく運動する場合があるため、注意しましょう。
本人の自覚が最も大切ですが、成長期の子どもは部活やスポーツに熱中しやすいため、教師やインストラクターがしっかりと見守ることが大切です。
無理のない範囲で練習できるメニューを考案したり、過度な運動を控えさせたりするなど、オスグッド病に対する治し方について知識を深めておきましょう。
オスグッド病の治し方についてよくある質問
最後にオスグッド病の治し方についてよくある質問に回答します。
オスグッド病の再発に関することや後遺症に関する内容をまとめているため、不安や疑問を取り除くためにも、最後まで読んでみてください。
オスグッド病は治療をしなくても大丈夫?
オスグッド病は、必ず治療してください。成長痛と混同されやすく放置しても問題ないとする医師もいますが、オスグッド病は治療しなければ痛みが続きます。
放置すると手術しなければならなくなるほか、大人になっても後遺症が残り、スポーツするたびに膝が痛むようになるため、必ず治療するようにしましょう。
整形外科以外でも診察できる?
オスグッド病は、成長期の子どもに多い病気であることから小児科でも診察は可能です。
しかし、診断や治療は整形外科に任せている病院が多くあるため、診てもらったあとに整形外科を紹介されることになります。
オスグッド病であるか定かではない段階では、小児科で診察を受けてみても問題ありませんが、膝周りの痛みの多くは整形外科の方が専門的に診察できるため、なるべく整形外科にいきましょう。
運動をしない方がよい?
オスグッド病の最善の治し方は、安静に過ごすことのため、できる限り運動は控えてください。
しかし、オスグッド病患者の多くが部活やスポーツに熱中する年齢であることから、完全に運動を断つことは難しいかつ、子どもにとって精神的に辛い経験として残ります。
そのため、医師の診断を第一に考え、セルフケアやストレッチを入念におこなったうえで、過度にならない範囲で参加させましょう。
成長期は筋肉や骨を著しく成長させる大切な時期でもあるため、様子を見守ってあげることが大切です。
大人になって再発する?
オスグッド病は、大人になってから再発する可能性があります。
しかし、正しい治し方で治さなかった場合に起こり得るため、自身の判断ではなく、必ず医師に相談したうえで、治療に専念してください。
大人になってからオスグッド病になることは非常に少ないため、あくまで成長期による脛骨粗面が剥がれやすいことや、筋肉の硬化が原因とされています。
正しい治し方で完治させることが重要なため、今後のことを考慮する場合はスポーツを断念せざるを得ない状況にもなりかねません。
苦渋の選択ですが、子どもの将来を見据えた判断が大切です。
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まとめ
今回は、成長期のスポーツ障害として代表的なオスグッド病の原因から治し方、予防策などについて解説しました。
オスグッド病は、重症かつ症状に改善が見られない場合、手術を受ける必要があるほどの病気です。
成長痛と混同され、これまで重要視されていませんでしたが、子どもの将来を左右する病気にもなりかねないため、必ず医師に相談してください。
正しい治し方やストレッチをはじめとしたセルフケアで、オスグッド病をできる限り早く治し、万全の状態でスポーツに臨めるように、周りの大人がしっかりと支えてあげましょう。
※本記事の情報は2023年1月時点のものです。
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