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ブシャール結節は何科を受診すべき?症状やへバーデン結節との違いについて解説

指の関節に痛みや腫れを感じたとき、何科の病院にかかればよいか迷う方もいるでしょう。

痛みや腫れが指の第二関節にあらわれる場合、変形性関節症の一種であるブシャール結節が疑われます。

しかし、指の第二関節は関節リウマチを発症しやすい部位でもあるため、整形外科の受診がおすすめです。

この記事では、ブシャール結節で受診すべき診療科や、ブシャール結節の症状について解説します。

ブシャール結節の治療法についても詳しく紹介するため、指の第二関節に痛みや腫れ、変形などの症状がある方はぜひ参考にしてください。

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目次

ブシャール結節は整形外科を受診する

ブシャール結節が疑われるときは、一般的に整形外科を受診します。

できれば、手外科の専門医がいる医療機関を選ぶとよいでしょう。

ブシャール結節とは、人差し指から小指までの指の第二関節に痛みや腫れ、変形が起こる疾患です。

これらの症状がみられる場合、整形外科では問診や視診、触診に続いて、次のような検査がおこなわれます

  • レントゲン検査
  • 血液検査
  • 関節エコー

レントゲン画像で第二関節の隙間が狭くなっている、骨棘(骨のトゲ)があるなどの特徴がみられたら、ブシャール結節と診断されるでしょう。

あわせて、血液検査で関節リウマチかどうかも調べます。

第二関節以外の関節にも腫れや変形がある場合は、関節リウマチの可能性があります。

指の関節に痛みや腫れなどの症状がある方は、自己判断でなく整形外科でどのような病気か診断してもらうことが重要です。

ブシャール結節とは?へバーデン結節との違い

ブシャール結節は、指の第二関節に痛みや腫れが起こる疾患です。

ヘバーデン結節でも同じ症状が出ますが、ヘバーデン結節は指の第一関節、ブシャール結節は第二関節に起こる点で異なります

ブシャール結節について、ヘバーデン結節と比較しながら解説します。

手指の第二関節の関節症:ブシャール結節

ブシャール結節とは、人差し指から小指の第二関節に腫れや痛み、変形が起こる疾患で、変形性関節症の一種です。

第二関節の軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかることで関節に炎症が起こり、腫れや痛みが生じます。

ブシャール結節は徐々に進行し、10年ほどかけて指の曲げ伸ばしが難しくなったり、関節が変形したりします。

また、親指には第二関節が存在しないため、ブシャール結節はできません

ブシャール結節の名は、報告者のフランス人病理学者ブシャール(Bouchard)から名付けられました。

ブシャール結節は複数の指に同時に症状が出る方や、へバーデン結節と併発する方もいます。

第一関節の関節症をへバーデン結節と呼ぶ

ブシャール結節と同じ症状が指の第一関節に起きる場合は、ヘバーデン結節と呼びます。

また、親指の付け根に症状が現れる疾患は、母指CM関節症です。

ブシャール結節とヘバーデン結節、母指CM関節症はいずれも指の変形性関節症に分類されます。

ブシャール結節と比較して発症頻度が高いのはヘバーデン結節です。

ブシャール結節の症状一覧

ブシャール結節の代表的な症状は、次のとおりです。

  • 第二関節に腫れや痛み、赤みがある
  • 第二関節にコブや水ぶくれがある
  • 第二関節が屈折している

これらの症状は、一本の指のみならず複数の指に出る方も多くいます。

一つずつ詳しく紹介します。

第二関節に腫れや痛み、赤みがある

ブシャール結節の特徴は指の第二関節に腫れや痛み、赤みが出ることです。

熱感やこわばりを感じる方もいます。

関節に痛みが起こる原因の一つは、軟骨の減少です。

軟骨がすり減ると関節のすきまが狭くなり、同時に関節を支える靱帯も緩みます。

結果として関節が不安定な状態になり、関節周囲の骨に負担がかかることで、骨棘と呼ばれる骨のトゲが発生して痛みが生じます。

ブシャール結節による第二関節の痛みにより、ものが掴みにくくなる、字を書きにくくなるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。

ただし、症状には個人差があり、ブシャール結節を発症したすべての方に強い痛みが出るわけではありません。

第二関節に腫れや熱感があるときは、患部を冷やすアイシングが効果的です。

アイシングで患部を冷やすことで、関節の炎症を軽減させられます。

第二関節にコブや水ぶくれがある

ブシャール結節は、第二関節に関節を挟んで2つのコブ(結節)ができる点が特徴です。

さらに、粘液嚢腫やミューカスシストと呼ばれる水ぶくれができる場合もあります。

ブシャール結節による水ぶくれは、関節の変形により関節液が外に膨らんで出ているものです。

水ぶくれは関節の袋とつながっており、針で水を抜くと細菌感染につながるおそれがあるため、自身で潰さず整形外科を受診しましょう。

第二関節が屈折している

ブシャール結節を治療せずに放置すると、関節の炎症により関節包(関節を包んでいる袋)が緩み、指が屈曲方向に曲がり始めます。

また、軟骨の摩耗や関節のすきまが狭くなることも、骨の変形原因の一つです。

関節の可動域が狭くなることで、指がまっすぐ伸びきらない状態になることもあります。

指が伸びきらないと、箸を使った食事や食器洗いなどが思うようにできなくなり、日常生活が不便になることもあるでしょう。

ブシャール結節は症状が出たり治まったりを繰り返し、10年ほどかけて関節の変形が進みます。

痛みや腫れなどの症状が治まったからと治療をやめてしまうと、指が曲がったまま伸ばせなくなるおそれがあるため、放置せずに治療を続けることが重要です。

第一関節に同じ症状がある場合はへバーデン結節

痛みや腫れ、コブ、水ぶくれなどの症状が指の第一関節にあらわれる場合は、ブシャール結節でなくヘバーデン結節と呼びます。

ヘバーデン結節とブシャール結節の症状は同じで、発症する部位が第一関節か第二関節かで異なります。

発生頻度が高いのは第一関節のヘバーデン結節です。

ヘバーデン結節とブシャール結節を併発するケースもあります。

また、ブシャール結節は親指には出ませんが、へバーデン結節は親指にも起こり得ます。

ブシャール結節になる原因

ブシャール結節の原因は、はっきりと解明されていません。

しかし、患者の共通点から、発症に関係していると考えられる要素はいくつか存在します。

結節になる原因とみられる要素は、次の3つです。

  • 更年期による女性ホルモンの減少
  • エクオールを体内で生成できない遺伝
  • 手指を酷使する仕事や家事の負担

一つずつ解説します。

更年期による女性ホルモンの減少

ブシャール結節は40代以上の女性に多い疾患であるため、更年期による女性ホルモンの乱れが大きく関係しているとみられます。

更年期になると減少するのは、女性ホルモンの中でもエストロゲン(卵胞ホルモン)です。

エストロゲンには軟骨をなめらかに保つ作用があることから、エストロゲンが減少すると軟骨のすり減りが加速します。

軟骨の摩耗は関節の炎症を引き起こすため、痛みや腫れの原因の一つです。

また、エストロゲンは腱や関節を包む滑膜の腫れを抑える作用もあるため、減少すると関節の動きがスムーズでなくなります。

さらに、エストロゲンは妊娠中や出産後にも減少するため、妊娠中や出産後に一時的に手指の腫れやこわばりが出る方もいます。

エストロゲンの減少と、ブシャール結節の発症は関係が深いといえるでしょう。

エクオールを体内で生成できない遺伝

エクオールとは、エストロゲンに似た構造を持ち、摂取すると女性ホルモンのバランスを整えられると期待されている物質です。

エクオールは大豆イソフラボンから作られるため、人は大豆製品を食べることで、腸でエクオールを生成できます。

しかし、日本人の約半分はエクオールを体内で生成できる酵素を持たないといわれており、遺伝が関係している可能性があります

ブシャール結節と遺伝の関係は明らかではありませんが、母や祖母がブシャール結節やヘバーデン結節になった方は、自身もなりやすいかもしれないと注意しておくとよいでしょう。

また、体内でエクオールを生成できない体質の方でも、サプリメントで補うこともできるため、うまく活用してみてください。

手指を酷使する仕事や家事の負担

ブシャール結節は、指をよく使う職業の方がなりやすいといわれます。

ピアニストやギタリストなど楽器を演奏する方や、手をよく使う料理人、裁縫や刺繍をよくする方などが多く発症するため、手指の酷使が発症に関係している可能性があります。

ブシャール結節を防ぐためには、仕事や家事による指先への負担を避けることが重要なポイントです。

また、重い鞄を手で持ったり、スマートフォンやキーボードの操作で指を動かしすぎたりしないことも、手指の負担軽減に効果的です。

ブシャール結節の治療方法

ブシャール結節の治療方法には、主に次の4つが挙げられます。

  • 薬物療法
  • 保存的療法
  • 手術療法
  • 再生医療

ここでは、それぞれの治療法について詳しく解説します。

サプリメントをはじめとした薬物療法

ブシャール結節の薬物治療で使われるのは、次のようなサプリメントや薬です。

  • サプリメント
  • 漢方
  • 消炎鎮痛剤(内服薬や湿布、軟膏など)
  • 末梢循環改善剤
  • ステロイド注射

ブシャール結節の治療では、女性ホルモンのエストロゲンに似た成分のエクオールサプリメントがよく使われます。

エクオールサプリメントは、骨に変形がみられない場合や変形が軽度である場合に、重症化や他の指に症状が出ることを予防するために用いられます

血行促進や抗炎症、鎮痛作用などのある漢方が処方されることもあります。

他にも炎症を抑えるための消炎鎮痛剤や、指先の冷えを改善するための末梢循環改善剤、湿布や軟膏などの外用薬も使われます。

また、痛みが激しい急性期は関節内へのステロイド注射も有効です。

装具を使用する保存的治療

保存的療法とは、手術や薬物療法などの外科的手段によらない治療法のことです。

ブシャール結節の治療では、テーピングやサポーター、固定リングなどの装具で第二関節をなるべく動かないように固定します。

第二関節にテープやサポーターなどで固定すれば、関節の動きが制限され痛みの軽減につながるでしょう。

水仕事で濡れて蒸れない金属製のリングも登場しています。

人工関節や固定具などを用いる手術療法

ブシャール結節の治療において、薬物療法や保存的療法で痛みが改善しない場合、また関節の変形が進み日常生活に支障をきたす場合は手術が検討されます。

ブシャール結節に適応される手術法として一般的なものは、人工関節置換術や関節固定術です。

人工関節置換術は、第二関節を人工関節に入れ替える手術法で、関節の変形が進行した重症の方に検討されます

人工関節置換術は痛みの出る関節をまるごと人工物に置き換えるため、痛みはなくなります。

一方、関節固定術は第二関節に固定具(スクリューネジ)を挿入し、関節前後の骨を固定してぐらつきを軽減させる方法です。

指を自由に曲げられなくなりますが、関節が固定されるため痛みの軽減が期待できます。

自身の細胞を活用する再生医療

再生医療とは、自身の血液や脂肪を活用し、人間の体が本来持つ自己治癒力を高める治療法で、痛みの緩和や損傷部位の修復が期待できます。

再生医療は膝や股関節をはじめとして、手指や肩、肘など人体のあらゆる関節の治療が可能です。

再生医療では血液を使うPRP療法と、脂肪を使う幹細胞培養治療が代表的です。

PRP療法は自身の血液を少量採取し、組織修復能力や炎症軽減効果を持つ成長因子を多く含んだPRP(多血小板血漿)を抽出し、患部に注射します。

一方、幹細胞培養治療では自身の脂肪を活用します。

幹細胞とは、さまざまな組織の細胞に変化する能力を持つ細胞です。

幹細胞培養治療では自身の脂肪から幹細胞を抽出し、培養した後、関節の状態に合わせた数の幹細胞を関節に注射します。

再生医療は、自身の細胞から抽出したPRPや幹細胞を用いるため、副作用のリスクが低い点も特徴です。

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ブシャール結節をはじめとする変形性関節症は、再生医療が適応される疾患です。

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シン・整形外科はPRP療法や幹細胞培養治療などを扱う再生医療専門クリニックです。

ブシャール結節による指の痛みや動かしにくさに悩まされている方のため、シン・整形外科は体への負担の少ない再生医療で健康な毎日を送れるようサポートします。

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まとめ

ブシャール結節は指の第二関節に痛みや腫れ、変形が起こる変形性関節症の一種です。

ヘバーデン結節とブシャール結節の違いは症状が出る場所です。

ブシャール結節はヘバーデン結節と同じく原因が明らかにされていませんが、女性ホルモンの乱れが関係していると考えられています。

ブシャール結節の治療法には薬物療法や保存的療法、手術がありますが、注目されている新しい治療法が再生医療です。

自身の血液や脂肪から自己治癒力の高い成分を抽出し、患部に注射する再生医療では、痛みの緩和のみならず損傷した部位の組織の修復も期待できます。

再生医療の専門クリニックであるシン・整形外科は、豊富な再生医療の実績と整形外科の専門医による的確な診察で、ブシャール結節の治療をサポートします。

ブシャール結節の痛みや変形に悩まされている方は、シン・整形外科までぜひご相談ください。

<参考>
シン・整形外科

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