「変形性膝関節症の名医に診療してもらいたい」
「変形性膝関節症の治療法を知りたい」
膝に痛みを抱えている方は、上記のお悩みをお持ちではないでしょうか。
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、膝に痛みや違和感が生じてしまう病気です。
症状が悪化すると日常生活にも支障をきたすため、早めに治療をはじめる必要があります。
本記事では、変形性膝関節症の名医がいるクリニックを4院紹介します。
変形性膝関節症の主な症状や治療法もあわせて解説するので、膝の痛みや違和感にお悩みの方はぜひ確認してみてください。
変形性膝関節症の主な症状
変形性膝関節症は、加齢や筋肉の低下によって、膝関節のクッションの役割を果たす軟骨がすり減ってしまう病気です。「一次性」と「二次性」の二種類に分けられます。
一次性変形性膝関節症は加齢に伴う膝関節軟骨のすり減りにより発症し、二次性膝関節症の発症は外傷が多くを占めます。
変形性膝関節症の主な症状は次の3つです。
- 日常的な動作が困難になる
- 膝の関節の軟骨の質が低下
- 歩行時に痛みが伴う
上記3つの症状について、それぞれ解説します。
日常的な動作が困難になる
変形性膝関節症を発症すると、日常的な動作が困難になります。
たとえば起き上がったり歩き出したりする際に、膝がこわばる、動かしにくいなどの自覚症状が現れるのです。そのほか正座やしゃがみ込み、階段の上り下りなどもつらくなります。
膝の関節の軟骨の質が低下する
変形性膝関節症の主な症状には、膝関節の軟骨の質の低下があります。膝関節の軟骨がすり減ると、関節のすき間が狭くなり、日常動作が困難になる可能性があるでしょう。
症状が悪化する速度には個人差があり、肥満の方や女性はとくに質が低下しやすいです。
歩行時に痛みを伴う
変形性膝関節症を発症すると、歩行時に痛みを伴います。最初は膝に違和感がある程度だった症状が、鈍い痛みを感じるように変化するのです。
症状が進行すると、歩行時の痛みが休んでもなかなか取れなくなり、しゃがんだり正座したりする動作もつらくなります。
さらに症状が進行して末期になると、日常生活に支障をきたすほどの痛みが生じます。
普段の行動範囲も狭まり、身体的負担のみならず精神的負担も大きくなってしまうため、症状が進行する前に治療を開始しましょう。
変形性膝関節症治療の名医がいる病院4選
変形性膝関節症治療の名医がいるクリニックを4院紹介します。
各クリニックの特徴をまとめているため、膝の痛みや違和感でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
近畿大学病院(赤木將男医師)
近畿大学病院では、人工膝関節置換術による治療をおこなっています。人工膝関節置換術は、軟部組織を傷つけずに、膝の曲げ伸ばしを可能にする手術です。
近畿大学病院は人工膝関節置換術に慣れており、正しいトレーニングを受けている医師がいるため、安心して治療を受けられます。
近畿大学病院の人工関節センターでは、2019年に手術支援ロボットNAVIOを導入し、2020年1月までに40例以上もの手術を実施しています。
手術支援ロボットNAVIOを用いた「人工膝関節ロボット支援手術」は、人工膝関節置換術にも有効です。
近畿大学病院に在籍する名医赤木將男医師は、膝関節外科、変形性膝関節症、人工膝関節置換術を専門としています。
赤木医師は、月曜の「関節・リウマチ外来」と火曜午後の「人工関節外来」で診療をおこなっています。
初診には紹介状が必要で、患者支援センターを通じた紹介も可能です。
川嶌整形外科病院(井原秀俊医師)
川嶌整形外科病院は、専門性の高いリハビリテーションを得意とする病院です。
理学療法士による専門的な運動療法を提供するのみならず、関節の細やかな動作を回復、維持するための各種セラピーも実施しています。
川嶌整形外科病院に在籍する井原秀俊医師は、膝関節疾患やスポーツ整形外科、運動器リハビリテーションを専門としている先生です。
膝や関節疾患における運動療法のスペシャリストとしても知られています。従来のリハビリは座ったり寝たりしたままでおこなうことが一般的です。
しかしながら井原医師は立って動きながら、関節周囲の筋に刺激を与えるリハビリをおこなっています。
身体全体の制御機能を高め、骨や間接にかかる負担を軽減できるでしょう。井原医師の診療を受けたい場合は、川嶌整形外科病院に直接問い合わせてみてください。
島根大学医学部附属病院(内尾祐司医師)
島根大学医学部附属病院に在籍する内尾祐司医師は、膝関節外科やスポーツ整形外科を専門としています。
幅広い年齢層の患者の疾患に対し、早期に社会復帰できる有効な治療法の確立を目指している医師です。
自ら執刀した膝関節の手術の数が豊富で、十字靭帯再建術が788例以上、半月板切除術が246例以上、骨軟骨移植術が160例以上です。(2015年3月時点)
手術のみでなくリハビリテーションにも力を入れており、関連病院との連携によりアスレチックリハビリテーションを導入しています。
アスレチックリハビリテーションは運動認知能力の回復を促す方法で、アスリートが早期に復帰しやすい特徴があります。
内尾医師は月曜に診療をおこなっており、紹介状の持参が必要です。内尾医師の診療を受けたい方は、島根大学医学部付属病院の外来予約担当で予約してみてください。
広島大学病院(越智光夫医師)
広島大学病院には、膝関節の病気やけがの診療をおこなう「膝関節外科」があります。変形性膝関節症の患者に対しては、人工関節置換術や膝周囲骨切り術などでの治療が基本です。
さらに自身の軟骨を培養して軟骨損傷部に移植する、組織工学的手法を用いた「培養軟骨様組織移植」もおこなっています。
学問的活動も活発におこない、治療の成果を検討する臨床研究や、治療の根本を探求する基礎研究も数多く発表している病院です。
広島大学病院に在籍する越智光夫医師は、変形性膝関節症をはじめとする膝関節外科の治療を専門としています。越智光夫医師は、膝全般の功績を多く残している医師です。
2004年には「日本学術会議会長賞」、2010年には「文部科学大臣表彰科学技術賞」、2016年にはMasaki Watanabe Awardを授与されています。
越智医師の診療は2か月に1~2回の頻度で、初診には紹介状が必要です。県外や海外からの患者も多い医師のため、早めに予約しましょう。
病院で行う変形性膝関節症の治療方法
病院でおこなう変形性膝関節症の治療方法には、次の種類があります。
- 手術療法
- 生活習慣の改善
- 運動療法
- 薬物療法
- 装具療法
- 物理療法
- 再生医療
症状の進行度によって適切な治療方法が異なります。
上記の7種類の治療方法についてそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
手術療法
手術療法は最終的な手段として検討されるケースが多いです。運動療法や薬物療法をはじめとする保存療法で改善が見られない場合のみ、手術が検討されます。
関節鏡視下手術
関節鏡視下手術は、ひざに数か所の小さな穴をあけて、直径約5mmの棒状の内視鏡を挿入しておこないます。
内視鏡により正確に膝を診断できるのみならず、より繊細な手術操作が可能です。
また観察のみでなく、関節内ですり切れた半月板や軟骨のささくれなどを取り除いたり、関節内の清掃も可能です。
切開法と比べて傷口が小さく低侵襲のため、術後の疼痛が軽減される特徴があります。
傷口が小さいため、膝関節周囲筋肉の機能を低下させる可能性が少ない点も大きなメリットです。
一時的に関節内の環境を整え、症状を緩和させる対症療法の意味合いが強いため、治療はあまり推奨されません。
高位脛骨骨切り術
高位脛骨骨切り術は、HTO手術とも呼ばれる治療方法です。O脚(がに股)に変形した脚をX脚に矯正し、変形性膝関節症の進行を遅らせます。
人工関節を使わずに、自身の関節を残したまま症状を改善できる点が大きなメリットです。手術翌日から立ち上がることが可能で、1~2週間で歩行もできます。
術後、痛みが軽快し骨がつながるまでに半年以上の時間を要しますが、推奨度の高い手術方法といえます。
アスリートの高位脛骨骨切り後のスポーツ復帰率の高さから、スポーツ活動をおこなっている患者におすすめです。
手術によって仕事や趣味を諦めずに済むのも、高位脛骨骨切り術のメリットでしょう。
人工膝関節置換術
人工膝関節置換術は、傷んで変形してしまった膝関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える手術方法です。
関節の滑らかな動きを再現するため、人工関節は大腿骨部、脛骨部、膝蓋骨部の3つの部分からできています。
大腿骨部と脛骨部本体は金属製、脛骨部上面と膝蓋骨部表面は耐久性に優れた硬いポリエチレンでできており、軟骨の代わりになるのです。
人工膝関節置換術は全置換術と部分置換術の2種類あり、症状の進行度合いによって適切な治療方法が選択されます。
日本における人工関節手術件数は年々増加しており、約10年で約2倍に増えたというデータもあります。
手術治療の中でも痛みを和らげる効果が高いため、激しい痛みに悩む患者に推奨される手術方法です。
生活習慣の改善
変形性膝関節症は、膝に負担がかからない過ごし方が大切です。膝に負担をかける生活をしている場合、生活習慣の改善により、変形性膝関節症の症状の進行を和らげられます。
たとえば和式のように地べたに座る生活をしていると、膝の曲げ伸ばしが頻繁におこなわれるのみでなく、膝の負担になる動作が多くなりがちです。
そのため椅子とテーブルを用いた様式の生活スタイルへの変更が推奨されます。
また、布団を敷いて寝るスタイルも同様に膝への負担が大きくなるため、ベッドへの変更もおすすめです。
運動療法
変形性膝関節症は、運動療法でも症状の改善が期待できます。
運動療法でおこなわれる主な訓練、運動内容は次のとおりです。
- 可動域拡大訓練
- 筋力強化訓練
- 有酸素運動
- 体幹トレーニング
- ストレッチ
可動域拡大訓練とは、変形性膝関節症で制限が出てしまう膝の可動域を広げる訓練です。
安静にして膝を動かさない状態が長引くと、膝の可動域がますます狭くなってしまうため、可動域訓練により膝を使う動作をスムーズにおこなえるようにします。
薬物療法
変形性膝関節症での薬物療法には、外用薬、内服薬、注射の3種類があります。
外用薬は塗り薬と貼り薬の2種類あり、患部に使用すると、炎症を起こしている局所での痛みや腫れを抑えられます。内服薬も同様に痛みの抑制が可能です。
変形性膝関節症の治療でよく使用される内服薬は、アセトアミノフェン、NSAIDs、オピオイドの3種類です。症状の程度によっては、患部に直接注射をおこなうケースもあります。
薬物療法は炎症の抑制と痛みの軽減が目的のため、変形性膝関節症そのものを感知させる治療法ではありません。
装具療法
装具療法とは、不安定になってしまった膝を補強したり、膝関節への負担を軽減させたりするために用いられる治療方法です。
変形性膝関節症の治療で使用される装具には、サポーターとインソールの2種類があります。
サポーターとインソールはどちらも市販で購入できますが、健康保険が適用される医療機関での購入がおすすめです。
装具で膝を支えると、安定性を高めて痛みを減らせるのみでなく、安心感が得られるメリットもあります。
物理療法
物理療法は、物理エネルギーを活用した治療方法です。患部を温める温熱療法や患部に電気を流す電気刺激療法などがあります。
血流を改善し、抗炎症効果を促進させる狙いがあります。薬物療法と同様、鎮痛作用を利用して症状を抑え、運動療法と平行して継続的な症状改善を目指すケースが一般的です。
症状の程度が深刻でない場合にのみ推奨されます。
再生医療
再生医療は、患者自身の血液を使用し、自己治癒力を高めて痛みを改善する治療方法です。
自身の血液を使用するため、重い副作用の心配が少ない点がメリットに挙げられます。
入院や人工関節は避けたい方や、ヒアルロン酸注射で効果がみられなかった方におすすめです。
変形性膝関節症に関するよくある質問
変形性膝関節症に関するよくある質問をまとめました。
膝の違和感や痛みで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
変形性膝関節症の手術費用は?
変形性膝関節症の手術費用は、手術の種類によって異なります。
- 関節鏡視下手術:2~5万円程度
- 脛骨骨切り術:3~12万円程度
- 人工関節置換術:8~24万円程度
健康保険の負担割合によっても費用が異なります。ベッド代や食事代が別途かかる場合があるため、クリニックへ直接確認してみてください。
変形性膝関節症に効く薬は?
変形性膝関節症によく用いられる内服薬の種類は次のとおりです。
- アセトアミノフェン
- NSAIDs
- オピオイド
上記のほか、防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)や越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)などの漢方薬が用いられる場合もあります。
治療に関してリスクや副作用はある?
変形性膝関節症の手術療法には、次のようなリスクや副作用があります。
- 深部静脈血栓
- 肺にまつわる合併症
- 細菌感染
- 人工関節トラブル
細菌感染は変形性膝関節症のみでなく、手術全般に挙げられるリスクです。
また薬物療法の場合、次のような副作用が出る場合があります。
- 食欲不振
- 胃痛
- 肝障害
- 腎障害
- 眠気
医師の指示に従って服用しましょう。
変形性膝関節症の手術は入院が必要?
変形性膝関節症の治療は、手術方法によって入院期間が異なります。
- 関節鏡視下手術:1週間程度
- 脛骨骨切り術:3週間程度
- 人工関節置換術:2週間~数か月程度
入院期間はクリニックによっても異なるため、診療を検討しているクリニックに直接確認してみてください。
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診療時間 | ■受付 9時〜18時 ■MRI診断予約 24時間受付 |
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まとめ
変形性膝関節症は、治療せずに放置していると悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。
初期症状には、膝のこわばりや鈍い痛みなどが挙げられます。心当たりのある方は早めにクリニックを受診しましょう。
本記事で紹介した変形性膝関節症の名医がいるクリニックであれば、安心して治療を任せやすいです。
医師と相談のうえで、自身に適した治療法を選択してみてください。
※本記事の情報は2023年3月時点のものです。
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