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腱鞘炎の主な症状は?原因と自宅でできるケアについて詳しく解説

腱鞘炎は手や足の組織内で発生する炎症のことを指しており、腱鞘炎になると患部の痛みのせいで日常生活に支障が出ます。

とくに手足の親指や手首に起こりやすく、腱鞘炎にはさまざまな原因が存在します。

軽度の場合はセルフケアが可能ですが、完全に痛みを感じなくなるまでに一定の時間が必要です。痛みが強く症状が改善しないときにはクリニックを受診するべきでしょう。

今回の記事では腱鞘炎の症状や原因とともに、セルフケアの方法とクリニックでの治療方法についてまとめました。腱鞘炎の症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは人間の骨と骨をつなぐ腱鞘部分に炎症が発生して、痛みや腫れなどの不調が出ている状態を指しています。

腱鞘は腱を摩擦から守る役割がありますが、何らかの理由で腱鞘が厚くなるまたは硬くなることで炎症を起こします。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状は炎症が起きている箇所や炎症の強さで異なります。ここでは腱鞘炎の代表的な症状について解説します。

指や手首の痛み

パソコン作業や育児、スマートフォンの長時間使用など、手の使いすぎが主な原因で、親指側の手首が痛む「ド・ケルバン病」や、指が引っかかる「ばね指」が代表的なタイプです。治療は安静や薬、装具による固定、注射などが基本で、改善しない場合は手術も検討されます。放置すると症状が悪化するため、早めの対処が重要です。

指や手首の腫れ

指や手首の腫れは、腱鞘炎による炎症が原因であることが多く、痛みや熱感、動かしにくさを伴います。親指側の手首や指の付け根に腫れが出やすく、ド・ケルバン病やばね指が代表的です。悪化を防ぐためには、安静・冷却・固定などの対処を行い、症状が続く場合は早めに整形外科を受診することが重要です。

発赤・熱感

腱鞘炎による発赤や熱感は、炎症が原因で起こる典型的な症状です。使いすぎによって腱や腱鞘が炎症を起こし、赤みや熱っぽさ、腫れや痛みを伴います。軽度であれば安静や冷却で改善しますが、強い痛みや発熱を伴う場合は感染など別の疾患の可能性もあるため、早めに医療機関を受診することが重要です。

指を動かしにくい

腱鞘炎では、腱と腱鞘の炎症により指が引っかかるように動かしにくくなり、特に「ばね指」の場合は曲げ伸ばしに痛みやカクンという動きが生じます。朝のこわばりや指が勝手に戻らないこともあります。治療は安静・湿布・薬・注射などが中心で、改善しない場合は手術が検討されます。早めの対処が悪化防止につながります。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎は体の一部分を過度に使用しているときに起こりやすいです。その原因にはさまざまなものがありますが、ここでは代表的な原因を紹介します。

スマートフォンの使用

スマートフォンの長時間使用は、親指や手首に負担をかけ、腱鞘炎の原因となります特に片手での操作や長時間同じ姿勢を続けることが、炎症や痛みを引き起こします。予防には、使用時間を制限し、こまめな休憩やストレッチを取り入れることが大切です。

子どもの抱っこ

小さな子どもを抱っこする機会が多い育児中の親にとって、腱鞘炎は非常に身近なトラブルのひとつです。特に、手首を反らせたまま子どもを持ち上げたり、長時間同じ姿勢で抱っこを続けたりすることで、手首や親指に負担がかかり、腱に炎症を起こすことがあります。これは「ドケルバン病」とも呼ばれ、親指の付け根付近に痛みや腫れを伴うのが特徴です。
特に産後の母親に多く見られることから「ママ腱鞘炎」とも呼ばれており、抱っこや授乳など日常の育児動作が原因で発症するケースが少なくありません。

力仕事

力仕事では、重い物を持ち上げたり、同じ動作を繰り返したりすることにより、手首や指の腱に過度な負担がかかり、腱鞘炎を引き起こすことがあります。特に、親指の付け根や手首に痛みや腫れ、動かしにくさを感じることが多く、放置すると症状が悪化し、仕事に支障をきたすこともあります。

予防には、正しい動作や姿勢を意識し、手首に負担をかけすぎない工夫が重要です。左右の手を使い分けたり、作業の合間に休憩やストレッチを取り入れたりすることで、腱への負担を軽減できます。また、作業用手袋やサポーターを使用することで、衝撃や負荷を和らげる効果も期待できます。

痛みや違和感が出た際は、我慢せず早めに医療機関を受診し、悪化を防ぐことが大切です。日々の仕事を無理なく続けていくためにも、自分の体を労わりながら作業する姿勢が求められます。

運動

運動による腱鞘炎は、ラケット競技や野球、ランニング、筋トレなどで手首や肘、膝、アキレス腱に繰り返し負担がかかることによって起こります。原因は、誤ったフォームや過度なトレーニング、準備運動不足などが挙げられ、痛みや腫れ、動作の制限などの症状が現れます。

予防には、正しいフォームの習得、運動前後のストレッチ、休息の確保、サポーターやアイシングの活用が効果的です。違和感があれば無理をせず、早めに医療機関を受診することが、悪化を防ぐポイントです。

女性ホルモンの変化

妊娠・出産期や更年期の女性は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、腱や関節が硬くなりやすく、腱鞘炎を発症しやすくなります。特に産後は、育児による抱っこや家事の負担も重なり、「ドケルバン病」と呼ばれる親指の腱鞘炎が起こりやすくなります。

予防には、手首に負担をかけすぎない工夫や正しい姿勢、必要に応じたサポーターの使用が有効です。痛みや違和感がある場合は、早めに医療機関を受診し、無理をしないことが大切です。

腱鞘炎のセルフケア

軽度の腱鞘炎はセルフケアで改善可能です。ここでは、腱鞘炎のセルフケアの方法について解説します。

手指を休ませる

腱鞘炎の回復には、手や指をしっかりと休ませることが最も重要です。使いすぎによる腱や腱鞘の炎症は、動かし続けることで悪化・慢性化するため、痛みがある場合は無理をせず、安静を保つことが必要です。サポーターの使用や作業の制限、こまめな休憩を取り入れることで負担を軽減できます。

初期段階では氷で冷やす

腱鞘炎の初期段階では、炎症を抑えるために患部を氷で冷やす(アイシング)ことが効果的です。冷却することで血管が収縮し、痛みや腫れ、熱感を軽減できます。特に、使いすぎた直後やズキズキした痛みを感じるときは、1回15〜20分程度を目安に、1日数回冷やすと良いでしょう。

ただし、長時間の冷やしすぎや直接氷を当てるのは皮膚を傷める恐れがあるため、タオルで包んだ保冷剤などを使うのが安全です。炎症が落ち着いてきたら、温めて血流を促すなど、症状の経過に応じたケアが重要です。

慢性的な場合は温める

腱鞘炎が慢性化した場合は、温めることで血行を促進し、回復を助けることが効果的です。慢性的な腱鞘炎では炎症が落ち着いていることが多く、冷やすよりも温めて筋肉や腱の緊張を和らげることが重要です。

お風呂に入ったり、温湿布や蒸しタオルを1回15〜20分程度当てると、痛みの軽減や可動域の改善につながります。温めた後に軽くストレッチを取り入れるのも効果的です。ただし、痛みや腫れが強くなる場合は無理をせず、医師に相談するようにしましょう。

サプリメントを飲む

腱鞘炎の予防や回復の補助として、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、ビタミン類、オメガ3脂肪酸などを含むサプリメントが活用されることがあります。これらは腱や関節の健康をサポートし、炎症の緩和や組織修復を助ける可能性があります。ただし、サプリメントはあくまで補助的な手段であり、安静や冷却、ストレッチなどの基本的なケアと併用することが大切です。

痛みが強い場合はクリニックに行く

腱鞘炎で痛みが強い場合や日常生活に支障が出る場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診することが重要です。自己判断で放置すると、炎症が悪化したり、関節の動きに制限が残ったりする可能性があります。

医療機関では、正確な診断や必要に応じた投薬、注射、リハビリ指導などを受けることができ、症状の早期改善が期待できます。市販薬や自己ケアで改善が見られないときは、無理せず専門のクリニックに相談しましょう。

腱鞘炎の治療方法

クリニックでは、次のような方法で腱鞘炎の治療を進めます。

内服薬や外用薬の使用

腱鞘炎の痛みや炎症を和らげるために、内服薬(NSAIDsなど)や外用薬(湿布・塗り薬)が使用されます。内服薬は全身的に作用し、外用薬は患部に直接働きかけて炎症を抑える効果があります。これらはあくまで対症療法であり、安静や原因動作の見直しと併せて使用することが重要です。効果が見られない場合や副作用が心配な場合は、医師に相談しましょう。

注射

腱鞘炎の症状が強く、内服薬や外用薬、安静などで改善が見られない場合、ステロイド注射(局所注射)が行われることがあります。これは炎症を直接抑える効果が高く、即効性が期待できる治療法です。

注射は主に痛みの強い部位に1回〜数回行われ、多くの場合、数日以内に痛みが軽減します。ただし、頻繁な注射は腱の組織を弱くする可能性があるため、医師の判断のもと、必要最小限にとどめることが大切です。

再生医療

腱鞘炎の新しい治療法として、PRP療法や幹細胞治療などの再生医療が注目されています。これらは、自己の血液や細胞を用いて損傷した腱の修復や炎症の軽減を促す治療で、特にPRP療法は手術を避けたい人に選ばれることがあります。ただし、多くは保険適用外の自由診療であり、治療を受ける際は費用や効果、リスクについて十分な説明を受けたうえで判断することが大切です。

外科手術

腱鞘炎が薬物療法や注射、安静などの保存的治療で改善しない場合、最終的な選択肢として外科手術が検討されます。代表的な手術は「腱鞘切開術」で、炎症や狭窄を起こしている腱鞘を切開して腱の動きを改善する方法です。

この手術は局所麻酔で行われることが多く、比較的短時間で終了し、術後は痛みの軽減や動作の改善が期待できます。ただし、術後しばらくは安静やリハビリが必要で、腫れや再発のリスクもあるため、医師と十分に相談したうえで判断することが重要です。

腱鞘炎の症状についてよくある質問

腱鞘炎の症状についてよくある質問をまとめました。このほかの質問、わからなかったことは医師に相談してください。

腱鞘炎になった際に日常生活で注意すべきことは?

腱鞘炎になった際の日常生活での注意点は、患部を安静にし、無理な動作や力のかかる作業を避けることが基本です。必要に応じてサポーターを使い、初期は冷やす、慢性期は温めるなど症状に応じたケアを行いましょう。また、長時間の作業は避け、こまめに休憩を取ることも大切です。スマホやパソコンの姿勢にも注意し、痛みが強い場合は早めに医療機関を受診しましょう。

腱鞘炎は何科を受診する?

腱鞘炎が疑われる場合は、まず整形外科を受診するのが適切です。症状が重い場合や専門的な治療を希望する場合は、手外科専門医のいる医療機関も検討するとよいでしょう。リハビリが必要な際はリハビリテーション科が有効ですが、整骨院や内科は診断・治療の面で不十分なことが多いため、初期対応としては適していません。

腱鞘炎が疑われる場合にクリニックを受診する目安は?

腱鞘炎が疑われる場合、物を持ったり指を動かすときに強い痛みがあり日常生活に支障が出ているときや、腫れや熱感、赤みなど炎症のサインが見られるときは早めにクリニックを受診しましょう。自己ケアをしても数日から1週間以上痛みや違和感が続く場合や、指が動かしにくくなったりこわばりやしびれがある場合、また同じ場所に繰り返し痛みが起こるときも専門医による診断と適切な治療が必要です。

腱鞘炎で服用する薬の副作用はある?

腱鞘炎で使われる薬には副作用のリスクがあります。痛みや炎症を抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、胃痛や胃腸障害などを引き起こすことがあります。ステロイド注射は注射部位の痛みや感染、腱断裂のリスクがあり、頻繁な使用は避けるべきです。その他の薬もめまいやアレルギー反応が起こることがあるため、異常を感じたら医師に相談しましょう。

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出典:シン・整形外科(旧東京ひざクリニック)
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シン・整形外科は再生医療による関節痛治療に特化した整形外科です。

おすすめできる主なポイントは次のとおりです。

  • 3つの再生医療から自身にあった治療を選べる
  • 整形外科の専門医が丁寧に診察
  • 万が一の保証制度あり

それぞれのポイントを詳しく解説するため、腱鞘炎の痛みがなかなか改善されない方はぜひチェックしてみてください。

3つの再生医療から自身にあった治療を選べる

シン・整形外科では、次の3つの再生医療を提供しています。

治療内容効果
幹細胞培養治療皮下組織から採取した幹細胞を培養し注入する炎症を抑えて組織の修復を促し痛みの改善が期待できる
PRP-PRO治療採取した血液を厚生労働省認可の施設で加工し注入する血液の20倍濃縮技術により豊富なサイトカインで大きな痛みの改善も期待できる
PRP-FD治療血小板を濃縮したPRPを活性化、無細胞化した後にフリーズドライ加工し注入する通常のPRPに比べ成長因子が2倍以上含まれており長期保存が可能

とくに、2つの PRP療法は、一般的なものより多くの成長因子を含み、損傷した腱鞘の修復や痛みの改善が期待できます

また、いずれの再生医療も拒絶反応や副作用のリスクが低く、日帰り治療が可能です。

そのため、仕事や家事で忙しい方や、今の生活スタイルを崩さずに治療を受けたい方も、気軽に治療を受けられるでしょう。

整形外科の専門医が丁寧に診察

シン・整形外科では、整形外科の専門医が丁寧に診察をおこない、患者の悩みに寄り添います。

再生医療の実績も豊富で、症状を見極めた適切な治療の提案が可能です。

再生医療が必要ない場合はほかの治療を選択できるため、無理に再生医療をすすめられる心配はありません。

幅広い治療法から自身にあったものを選びたい方や、再生医療を受けたいけど不安な点がある方は、ぜひ気軽に相談してみてください。

万が一の保証制度あり

シン・整形外科には、万が一に備えた次の2つの保証制度があります。

  • 再治療保証
  • リスク保証

再治療保証は、幹細胞培養治療を2回以上、リハビリスタンダードコースを6か月以上受けた方で、十分な効果が得られなかった場合に、1回分の追加治療を無料で受けられます

初回の施術から1年間保証されるため、保存療法ではなかなか効果が得られなかった方も利用しやすいでしょう。

また、リスク保証は再生医療により健康被害を受けた場合に、再生医療サポート保険を利用できます。

治療に関して不安がある方も、上記のような保証があれば安心して治療を受けられるでしょう。

まとめ

腱鞘炎は手首や指などの使いすぎが原因で起こる疾患です。軽度であればセルフケアで症状を改善可能ですが、痛みが強いときや症状がよくならない場合はクリニックを受診します。

腱鞘炎を繰り返しやすい方は、どのような動作が原因で腱鞘炎を繰り返すのかを理解しましょう。

原因となる動作をできる限りしない、効果があるとされているサプリメントなども服用して、繰り返さないよう努めましょう。

腱鞘炎の症状は、日常生活に悪い影響を与えます。普段通りの日常生活を送るためにも、腱鞘炎の疑いがある場合は痛みを我慢せず、早めにクリニックを受診してください。

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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