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膝の痛みに効果的?ヒアルロン酸注射のメリットやデメリットについて解説

膝のヒアルロン酸注射は、膝関節の痛みに対するスタンダードな治療法です。変形性膝関節症の進行を遅らせる効果も期待できるため、多くの整形外科で取り入れられています。

膝の痛みを緩和させる治療法として、ヒアルロン酸注射を検討している方も多いでしょう。

本記事では、膝のヒアルロン酸注射の効果、メリットやデメリットについてもあわせて解説します。ヒアルロン酸注射について理解を深めたい方や、注意点を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

膝の痛みに効くヒアルロン酸注射とは?

膝の痛みに効くヒアルロン酸注射とは、どのような治療法なのでしょうか。まずは、ヒアルロン酸注射について詳しく解説します。

変形性膝関節症による膝痛に対し用いられる治療方法

ヒアルロン酸注射は、変形性膝関節症による膝の痛みに対して広く用いられている治療法です。ヒアルロン酸は、関節内の滑液や軟骨に含まれる成分で、関節の潤滑や衝撃の吸収に重要な役割を果たしています。変形性膝関節症では、このヒアルロン酸の量や質が低下することで関節内の摩擦や炎症が生じ、痛みの原因となります。

この治療では、膝関節内にヒアルロン酸を直接注射し、不足している成分を補うことで関節の滑らかさを取り戻し、炎症や痛みを軽減する効果が期待されます。特に、軽度から中等度の症状に対しては有効性が高いとされています。通常、週に1回の注射を3〜5回行い、必要に応じて数か月おきに繰り返すこともあります。

副作用としては、注射部位の腫れや痛み、熱感がみられることがありますが、ほとんどは一時的で軽度です。まれにアレルギー反応や感染といったリスクもあるため、医師の判断のもとで行うことが重要です。

ヒアルロン酸注射は単独でも効果がありますが、運動療法(特に大腿四頭筋の強化)、体重管理、痛み止めの内服、サポーターの使用など、他の治療法と併用することでより高い効果が得られることがあります。ただし、症状が進行している場合や効果が乏しい場合には、手術などの選択肢も検討されます。

以上のように、ヒアルロン酸注射は、膝の痛みを軽減し、日常生活の質を向上させることを目的とした、比較的安全で効果的な保存的治療法の一つです。

膝へのヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸注射は、膝の痛みが軽減されるのみではありません。膝に対して、さまざまな効果が期待できる治療法です。

ヒアルロン酸注射の主な効果を3つ紹介します。効果について疑問を抱いている方は、ぜひチェックしてみてください。

ひざの痛みの緩和

膝の痛みを和らげる治療法の一つとして、ヒアルロン酸注射があります。これは主に変形性膝関節症の初期から中期にかけて有効とされており、関節内に直接ヒアルロン酸を注入することで、関節の潤滑性を高め、骨同士の摩擦を減らす役割を果たします。これにより、炎症の抑制や痛みの軽減、関節の動きの改善が期待できます。また、症状の進行を抑えることで、将来的な手術の時期を遅らせる効果もあります。

治療は通常、週1回の注射を3〜5回行い、その後は症状に応じて間隔を空けながら継続されることが多いです。ただし、効果には個人差があり、特に関節の損傷が進行した重度の症例では効果が限定的となる場合もあります。また、注射後に一時的な腫れや痛みが生じることがあるほか、まれに感染やアレルギー反応といった副作用が起こる可能性もあります。

この治療は、軽度から中程度の変形性膝関節症に悩む人や、高齢などの理由で手術が難しい人にとって、有力な選択肢となり得ます。ただし、すべてのケースで効果が得られるわけではないため、症状や進行度に応じて他の治療法と組み合わせて検討することが重要です。

ひざの動きが滑らかになる

膝へのヒアルロン酸注射は、膝関節の動きを滑らかにし、痛みを和らげる効果がある治療法です。特に変形性膝関節症に対して用いられ、関節の中にある滑液の主成分であるヒアルロン酸を補うことで、関節内の潤滑性が高まり、動きがスムーズになります。

ヒアルロン酸は本来、関節内でクッションや潤滑油のような役割を果たしており、これを注射で補充することにより、関節のすべりが良くなり、階段の上り下りや歩行時の違和感、ぎこちなさが軽減されることがあります。また、炎症を抑える働きもあるため、関節の腫れや痛みの改善も期待できます。

この治療は、関節の動きが硬くなったり、滑らかさを失ってきたと感じる方にとって、関節機能を改善し、日常生活の動作をより快適にする助けとなります。効果の現れ方には個人差がありますが、定期的な注射により、膝の可動域が広がり、スムーズな動きが戻るケースも多く見られます。

軟骨の破壊を軽減できる

膝へのヒアルロン酸注射には、膝関節の痛みを和らげるだけでなく、軟骨の破壊を軽減する効果も期待されています。特に変形性膝関節症の進行を抑える目的で行われることが多く、関節内にヒアルロン酸を補充することで、関節の環境を改善し、軟骨の摩耗や変性を緩やかにする働きがあります。

ヒアルロン酸はもともと関節液に含まれており、関節の潤滑や衝撃の吸収に関与する重要な成分です。加齢や関節症の進行によりヒアルロン酸の量や質が低下すると、関節内での摩擦が増え、軟骨がすり減りやすくなります。そこでヒアルロン酸を注射によって補うことで、関節のすべりを良くし、炎症や摩擦を軽減し、結果的に軟骨への負担を減らすことができます。

完全に軟骨の破壊を止めることは難しいものの、ヒアルロン酸注射は関節の悪化を遅らせ、進行を抑制するための有効な手段のひとつです。特に病状の初期〜中期であれば、軟骨の保護作用がより期待できます。こうした効果は、継続的な注射や他の治療(運動療法・体重管理など)と組み合わせることでさらに高まります。

ヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸注射には、次の3つのメリットがあります。

  • 身体的な負担が少ない
  • 保険が適用される
  • 治療時間が短い

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。膝にヒアルロン酸注射を打つか悩んでいる方は、メリットを把握したうえで検討しましょう。

身体への負担が少ない

ヒアルロン酸注射の大きなメリットのひとつは、身体への負担が少ないという点です。これは特に高齢者や、手術や強い薬物治療に不安がある方にとって、安心して受けられる治療法として評価されています。

ヒアルロン酸注射は、関節内に直接注入する局所治療であり、全身に強い影響を及ぼすことが少ないため、副作用が比較的軽微です。一般的に入院の必要もなく、通院で短時間に処置が完了するため、日常生活に大きな支障をきたしません。また、内服薬と比べて胃腸や肝臓などへの負担もほとんどなく、長期的に繰り返し使用できる点もメリットです。

さらに、手術のように身体にメスを入れるわけではないため、回復期間が不要で、すぐに歩行や生活に戻れるという点も、身体的・精神的な負担を軽減する大きな利点となります。

このように、ヒアルロン酸注射は、痛みの軽減や関節機能の改善といった効果を得ながらも、身体への影響を最小限に抑えられる、バランスの取れた治療法と言えるでしょう。

保険診療が適用のため費用が抑えられる

ヒアルロン酸注射のメリットのひとつに、保険診療が適用されるため費用を抑えられる点があります。変形性膝関節症などの診断がある場合、ヒアルロン酸注射は健康保険の対象となるため、自己負担額が軽減され、経済的な負担を感じにくい治療として位置づけられています。

実際、整形外科での外来診療の中で手軽に受けられる治療であり、1回ごとの費用も保険によって数百円から数千円程度に抑えられることが多く、継続的な治療が必要な場合でも通院しやすいのが特徴です。

また、費用面の負担が少ないことで、早い段階から治療を始めやすく、進行の抑制や症状の軽減にもつながります。身体への負担が少なく、経済的にも続けやすいという点は、ヒアルロン酸注射が広く選ばれている大きな理由のひとつです。

治療時間が短い

ヒアルロン酸注射の大きなメリットのひとつに、治療時間が短いという点があります。注射自体は数分程度で終わるため、外来で手軽に受けられ、通院の負担も少なく済みます。

特別な準備や長時間の安静も必要なく、処置が終わればすぐに日常生活に戻ることができます。そのため、忙しい人や仕事を休みにくい人でもスケジュールに合わせて無理なく治療を受けることが可能です。

このように、治療にかかる時間が短く、体への負担も少ないことから、ヒアルロン酸注射は継続的な通院治療として非常に取り入れやすい方法といえます。

ヒアルロン酸注射のデメリット

ヒアルロン酸注射には多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットも存在します。

  • 効果は一時的なもの
  • ヒアルロン酸の継続的な投与は効果が出にくくなる

メリットのみならずデメリットも理解したうえで、ヒアルロン酸注射を検討しましょう。

効果は一時的

ヒアルロン酸注射には多くのメリットがありますが、デメリットとして「効果が一時的である」ことが挙げられます。

ヒアルロン酸は関節内で時間とともに分解・吸収されるため、注射による効果は永続的ではなく、通常は数週間から数ヶ月で薄れていきます。そのため、痛みの軽減や関節の動きの改善を持続させるには、定期的に繰り返し注射を行う必要があります。

また、個人差はありますが、重度の変形性膝関節症などでは十分な効果が得られないこともあり、「痛みが思ったほど改善しなかった」と感じる方もいます。

このように、ヒアルロン酸注射は即効性や副作用の少なさという利点がある一方で、根本的な治療ではなく、あくまで対症療法のひとつであるという点を理解しておくことが大切です。長期的には、運動療法や体重管理、必要に応じて他の治療法との併用が勧められる場合もあります。

何度も打ち続けたり症状が進行したりすると効果が出にくくなる

ヒアルロン酸注射のデメリットのひとつに、何度も打ち続けたり、症状が進行したりすると効果が出にくくなるという点があります。

初期〜中期の変形性膝関節症では比較的高い効果が期待できますが、関節の変形や軟骨のすり減りが進行すると、関節内の状態が悪化し、ヒアルロン酸の潤滑や炎症抑制の作用だけでは十分な改善が得られなくなってきます。その結果、「以前は効果を感じていたのに、最近は効かなくなった」と感じることもあります。

また、注射を長期間・繰り返し行っているうちに、関節内の反応が鈍くなり、効果が持続しにくくなるケースもあります。そういった場合には、痛み止めの内服、リハビリ、装具の使用、あるいはPRP療法や手術といった他の治療法を検討する必要が出てきます。

このように、ヒアルロン酸注射は有効な治療法ではありますが、永続的な効果があるわけではなく、症状の進行や治療の長期化により効果が薄れることがある点を理解しておくことが大切です。

ヒアルロン酸注射による膝治療はこんな方におすすめ!

ヒアルロン酸注射は膝の痛みに効果的ではあるものの、すべての方に適した治療法ではありません。

ここからはヒアルロン酸注射がおすすめの方を紹介します。次の項目に一つでも当てはまる方は、ぜひ前向きに治療を検討してみてください。

変形性膝関節症の方

ヒアルロン酸注射による膝治療は、特に変形性膝関節症の方におすすめの治療法です。膝の軟骨がすり減ることで生じる痛みや動かしにくさを和らげる効果があり、関節の潤滑性を高めて膝の動きをスムーズにします。初期から中期の段階であれば、痛みの軽減だけでなく、症状の進行を抑える目的でも有効です。

また、手術に抵抗がある方や、内服薬の副作用が気になる方にとっても、身体への負担が少ない点が大きなメリットです。治療時間が短く、通院しやすいことから、日常生活を続けながら無理なく取り入れることができます。

歩行や階段の昇降がつらくなってきた方や、将来的な悪化を防ぐために早めに治療を始めたい方にも適しており、症状や生活スタイルに応じて柔軟に対応できる治療法といえるでしょう。

半月板損傷の方

ヒアルロン酸注射による膝治療は、半月板損傷のある方にもおすすめできる治療法のひとつです。半月板は膝関節の中でクッションの役割を果たしていますが、損傷すると関節の安定性が低下し、摩擦や炎症が起きやすくなります。これにより、痛みや腫れ、関節の動きにくさといった症状が現れます。

ヒアルロン酸を関節内に注射することで、関節液の粘弾性が高まり、関節のすべりが良くなるため、関節内の摩擦や炎症を抑える効果が期待できます。特に手術をせずに保存的に治療を行いたい場合や、加齢や過去の外傷によって関節に負担がかかっているケースでは、痛みの軽減や機能の改善に役立ちます。

また、ヒアルロン酸注射は身体への負担が少なく、治療時間も短いため、仕事や日常生活を続けながら取り入れやすいという利点もあります。半月板損傷による膝の不快感や炎症に悩んでいる方にとって、症状を和らげ、膝の動きをスムーズに保つための選択肢として検討する価値のある治療法です。

膝の痛みがあるけれど治療を受けたことがない方

膝に痛みを感じているものの、これまで治療を受けたことがない方にも、ヒアルロン酸注射はおすすめできる治療法です。

膝の違和感や軽い痛みは、年齢や運動、体重の影響などによって誰にでも起こり得るものですが、放置しておくと徐々に症状が悪化し、変形性膝関節症などの慢性的な状態に進行してしまうことがあります。

ヒアルロン酸注射は、膝関節内の潤滑性を高めて動きを滑らかにし、炎症を抑える効果があります。治療は短時間で終わり、身体への負担も少ないため、「本格的な治療はまだ早いのでは」と感じている方や、治療に不安を感じている方でも取り入れやすいのが特徴です。

早めに治療を始めることで、痛みの悪化を防ぎ、膝関節の機能を維持しやすくなります。膝の痛みを感じ始めた段階で、まずはヒアルロン酸注射を選択肢のひとつとして検討することが、将来の健康な歩行につながります。

膝へのヒアルロン酸注射治療の流れ

膝へのヒアルロン酸注射は1週間に1回打ち、合計5回程度おこなう場合が大半です。5回投与したあとは、医師が膝の状態を見ながら継続が必要なのか判断します。

ここからは、ヒアルロン酸注射治療の具体的な流れを4つのステップで解説します。整形外科でおこなうヒアルロン酸注射の流れを把握すれば、治療に対する不安が軽くなるでしょう。

1:問診・カウンセリング

膝へのヒアルロン酸注射治療は、まず問診・カウンセリングから始まります。医師が膝の痛みの程度や発症の経過、日常生活への影響などを詳しく聞き取り、患者さんの状態を丁寧に把握します。また、既往歴や服薬の状況なども確認し、ヒアルロン酸注射が適応となるかを総合的に判断します。

必要に応じてレントゲンや超音波などの画像検査を行い、膝関節の状態を正確に評価します。そのうえで、治療の効果や持続期間、考えられる副作用、注射の回数などについて詳しい説明があり、患者さんが納得した上で治療へ進む流れとなります。

このように、ヒアルロン酸注射治療は初回の問診・カウンセリングを通して、安全かつ効果的に実施できるよう丁寧に進められます。

2:診察

膝へのヒアルロン酸注射治療は、丁寧な診察を経て進められます。

問診・カウンセリングの後、医師による診察が行われます。診察では、膝の腫れや可動域、圧痛(押したときの痛み)の有無、歩行の状態などを確認し、関節の状態を総合的に評価します。必要に応じて、レントゲンや超音波検査などの画像診断を併用し、関節の変形や軟骨の状態、半月板の損傷の有無などを詳しく調べます。

これらの診察結果をもとに、ヒアルロン酸注射が効果的かどうかを判断し、治療の適応であると確認された場合には、注射の準備に進みます。このように、膝へのヒアルロン酸注射治療は、正確な診察に基づいて安全に進められるのが特徴です。

3:ヒアルロン酸注射以外の治療法も説明

膝へのヒアルロン酸注射治療を行う前には、ヒアルロン酸注射だけでなく、他の治療法についても説明が行われます。これは、患者さんの膝の状態や生活スタイル、希望に応じて最適な治療法を選択するための大切なステップです。

診察や画像検査の結果をもとに、医師はヒアルロン酸注射が有効であるかどうかを判断しつつ、他の選択肢として、内服薬(消炎鎮痛剤)、外用薬(湿布や塗り薬)、関節の安定性を保つための装具療法(サポーターやインソール)、筋力を維持・強化する運動療法などについても丁寧に説明します。

また、症状が進行している場合や注射の効果が十分に得られない場合には、PRP療法や幹細胞治療、さらには関節鏡手術や人工関節置換術などの外科的治療についても選択肢として提示されることがあります。

このように、ヒアルロン酸注射治療は他の治療法との比較や組み合わせも考慮しながら進められ、患者さんが納得したうえで最適な治療を選べるよう配慮されています。

4:治療開始

治療方針が決まったら、ヒアルロン酸注射の説明が行われます。ヒアルロン酸の役割や効果、注射に伴うリスクや副作用について医師から丁寧に説明を受けたうえで、患者の同意を得て治療が開始されます。

注射は外来で行われ、膝関節内に直接ヒアルロン酸を注入します。処置自体は数分で終わり、麻酔は通常使用されません。注射後は多少の違和感や腫れが出ることもありますが、多くの場合、安静にしていれば自然に治まります。

膝へのヒアルロン酸注射後に気をつけること

ヒアルロン酸注射は安全性が高いものの、治療後はいくつか注意すべき点があります。

注射の効果を無駄にしないためにも、次の2つのポイントに注意しましょう。

当日は入浴を避けてシャワーのみ

注射当日は、膝関節への刺激を避けることが大切です。まず入浴についてですが、当日は湯船に浸かるのを避け、シャワーのみにとどめるようにしましょう。注射した部分を温めすぎると、炎症や腫れが強くなる可能性があるためです。

また、注射部位に雑菌が入らないよう、注射後数時間は膝に触れたり、もんだりしないことも大切です。注射後に痛みや違和感が出た場合は、無理に動かさず、安静を保つようにしましょう。

激しい運動や長時間の歩行も当日は控えるのが望ましく、軽い日常生活程度にとどめておくことが勧められます。膝に腫れや熱感が出たり、痛みが強くなる場合は、すぐに医師に相談してください。

激しい運動は避ける

膝へのヒアルロン酸注射後に激しい運動を避けることは、治療の効果をしっかりと引き出すうえで非常に重要です。ヒアルロン酸は膝関節内に注入されることで、関節の滑りを良くし、炎症を抑える働きをしますが、注射後すぐに関節内で完全に馴染むわけではありません。そのため、注射直後に膝へ強い負荷をかけると、ヒアルロン酸が関節内で十分に機能する前に摩擦や圧力が加わってしまい、期待される効果が弱まる可能性があります。

また、注射によって一時的に関節内に軽い炎症が起こることもあるため、激しい運動をするとその炎症が悪化し、膝の腫れや痛みが増すおそれもあります。無理な運動は、かえって膝関節の状態を悪化させてしまうことにつながりかねません。

特に避けるべき運動としては、ジョギングやランニング、階段の上り下りを繰り返す運動、スクワットなどの筋トレ、テニスやサッカーといったスポーツ全般が挙げられます。注射後1〜2日は安静にし、その後も医師の許可を得たうえで、軽いウォーキングやストレッチなど、膝に負担をかけない運動からゆっくり再開することが大切です。

膝のヒアルロン酸注射に関するよくある質問

ヒアルロン酸注射に対して、疑問や不安を抱く方は多いでしょう。

最後に、膝のヒアルロン酸注射に関する質問に回答します。ほかにも不明な点がある場合は、専門医に相談しましょう。

ヒアルロン酸注射の費用はどのくらいかかる?

膝のヒアルロン酸注射の費用は、保険診療か自由診療かで大きく異なります。変形性膝関節症などに対する保険診療では、1回あたり1,000〜3,000円程度(自己負担3割の場合)が一般的です。これに対し、美容目的や高濃度の製剤を用いる自由診療では1回5,000〜10,000円以上かかることもあります。通常は1〜2週間ごとに注射を行い、3〜5回を1クールとするケースが多いため、合計費用も事前に確認しておくことが大切です。

ヒアルロン酸注射とステロイド注射の違いは?

ヒアルロン酸注射とステロイド注射は、どちらも膝の痛みや炎症を和らげる目的で使われますが、作用や使用目的が異なります。ヒアルロン酸注射は関節の潤滑性やクッション性を高め、関節を保護しながら痛みを徐々に改善する治療法で、継続的な使用に適しています。これに対してステロイド注射は強い抗炎症作用があり、腫れや痛みを短期間で抑える即効性が特徴ですが、繰り返しの使用には副作用のリスクがあります。そのため、ヒアルロン酸は慢性的な関節痛に、ステロイドは急性の炎症時に用いられることが一般的です。

ヒアルロン酸注射の痛みはある?

ヒアルロン酸注射は、膝関節に針を刺すため多少の痛みや圧迫感を感じることがありますが、処置は数分で終わり、強い痛みが続くことはほとんどありません。痛みの感じ方には個人差があり、不安がある場合は冷却や表面麻酔などで和らげることも可能です。注射後に軽い腫れや違和感を感じることもありますが、多くは自然に治まります。

ヒアルロン酸注射が効かなくなったらどうする?

ヒアルロン酸注射は膝の痛みに効果がありますが、関節の変形が進行すると効果が感じにくくなることがあります。その場合は、内服薬・外用薬の併用、リハビリ、物理療法、ステロイド注射、再生医療、手術など、他の治療法を検討する必要があります。膝の状態や生活スタイルに応じて、医師と相談しながら適切な治療を選ぶことが大切です。

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まとめ

ヒアルロン酸注射は、膝の痛みが緩和するほか、スムーズに動けるようになるなどの効果が期待できる治療法です。

また軟骨を保護する作用により、変形性膝関節症による膝関節の変形を抑える目的でも用いられます。

注射を打つのみで完結するため、治療時間が短く、身体的な負担がかかりにくい点もメリットです。変形性膝関節症であれば、保険適応内で費用を抑えることも可能です。

しかし、ヒアルロン酸注射による効果は一時的なものであり、痛みが強い場合にのみ用いることをおすすめします。注射が効きにくいと感じはじめたら、ほかの治療法を検討しましょう。

ヒアルロン酸注射で強い痛みを取り除きつつ、運動療法や装具療法なども並行して進めていくことがポイントです。

 ※本記事の情報は2023年4月時点のものです。
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<参考>
ひざ関節症クリニック

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