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整骨院での変形性膝関節症の施術とは?痛みが引かないときの治療法を解説

変形性膝関節症は、40歳以上の5人に1人の確率で発症する病気です。症状を放置すると日常生活に支障をきたし、歩行困難になる恐れがあるため、クリニックで治療をおこなう必要があります。

変形性膝関節症の治療は整形外科で受けるイメージがあるものの、整骨院でも痛みの緩和や可動域の拡大などが可能です。

しかし、整骨院での変形性膝関節症の施術は、具体的にどのようなことをするのか疑問を抱く方も多いでしょう。

本記事では、整骨院でおこなう変形性膝関節症の施術を詳しく解説します。また、痛みが引かないときの治療法についてもあわせて紹介します。

変形性膝関節症の治療に整骨院を検討している方や、痛みが引かないときの治療法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

整骨院で施術すべき変形性膝関節症の症状

整骨院は患部のみを診る整形外科とは異なり、足首や股関節、背骨などのさまざまな方向から膝にアプローチします。

そのため「膝が痛い」「膝の曲げ伸ばしがつらい」「整形外科で手術を進められた」など、初期や末期の症状がみられる方でも整骨院で改善できる可能性があります。

まずは、整骨院で施術すべき変形性膝関節症の症状を紹介します。次のような症状に当てはまる方は、整骨院での施術を検討しましょう。

初期症状

変形性膝関節症の初期は、日常生活の動作開始時に膝の違和感を抱き始めます。

起床時や歩き始め、正座、椅子から立ち上がるときなどに膝が重く感じ、動かしにくくなります。違和感に加えて痛みを伴う場合もあるものの、膝を動かしているうちに治まる場合が大半です。

そのため初期段階では変形性膝関節症とは気づかず、一時的な不調や加齢によるものだと判断し、整形外科や整骨院を受診せずに放置する方が多い傾向にあります。

膝の違和感や動かしにくさを放置していると、階段を昇り降りする際にも痛みを感じはじめます。階段の昇降時は体重の4~7倍の負荷がかかるとされており、膝の痛みを感じやすい動作の一つです。

歩行時に膝の痛みを感じない方でも、階段の昇り降りで違和感を抱く方は、変形性膝関節症初期の疑いがあるといえます。

中期の症状

変形性膝関節症の初期段階では、動きはじめに違和感を抱くのに対し、中期になると動作中も膝が痛みはじめます。

たとえば初期では歩き始めの1〜2歩のみ痛みを感じていた方が、歩行中も常に痛むようになります。

膝痛が原因で運動が減ると膝周りの筋肉が衰えるため、関節にかかる負担が大きくなり、変形性膝関節症の進行が加速していく点が中期の特徴です。

さらに膝の曲げ伸ばしが困難になるほか、膝に水が溜まることで腫れたり、関節の変形が顕著に現れたりします。

また中期では徐々に軟骨がすり減り、O脚が進んでいきます。O脚とは、両足の膝の間隔が広い状態のことです。進行すると一直線に歩行できなくなり、膝関節や股関節、太ももなどの筋力が低下します。

中期の症状は、自覚しやすい傾向にあります。膝が持続的に痛む、膝の曲げ伸ばしがしにくいなど、さまざまな違和感を抱きはじめたら早めにクリニックを受診しましょう。

末期症状

末期になると初期や中期のすべての症状が悪化し、動いていない間も膝の痛みを感じるようになります。日常のあらゆる動作も困難になるため、杖や車椅子などの生活を余儀なくされる場合もあります。

また膝関節のみならず、足のすねや太ももなどの骨も変形が進むことで、O脚がさらに悪化する点も日常動作が困難になる原因の一つです。

変形性膝関節症の末期では外出を避けるようになり、身体的のみならず精神的な負担も大きくなるでしょう。

精神的なダメージが大きくなると、認知症を発症する可能性が高くなる点に注意が必要です。行動範囲の縮小によるストレスは、脳の認知機能を低下させます。

変形性膝関節症の末期症状は整骨院でも改善は見込めるものの、整形外科での手術が必要になる場合もあります。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は、さまざまな原因によって発症する病気です。

ここからは、主な原因を6つ紹介します。次の6つのうち一つでも当てはまる方は、変形性膝関節症を発症する可能性が高いでしょう。

関節軟骨のすり減り

関節軟骨がすり減ると痛みとともに骨が変形し、やがて変形性膝関節症を発症します。関節軟骨のすり減りは、主に加齢が原因です。

関節の動きを滑らかにする水やコラーゲン、プロテオグリカンは年齢とともに減少するため、膝にかかる負担が徐々に大きくなり、関節軟骨はすり減り続けます。

高齢の方に変形性膝関節症が多い主な原因は、軟骨のすり減りを緩和している成分が減ることです。加齢により関節軟骨のすり減りが加速している方は、変形性膝関節症を発症する可能性が高いでしょう。

外傷

変形性膝関節症は、スポーツ外傷や日常の小さな怪我、事故などが原因で発症する場合もあります。たとえば、半月板損傷や軟骨損傷、靭帯損傷や骨折などの外傷が原因です。

とくにスポーツは、ジャンプやストップなどの膝に大きな負担がかかる動作が多く、膝関節を損傷しやすい傾向にあります。

過去に半月板や靭帯などの組織にダメージを受けた経験があると、変形性膝関節症になりやすいとされています。なぜなら怪我が原因で関節内のクッションが少ない、もしくは失われていることで、関節軟骨がすり減りやすい状態であるためです。

怪我をしたときは治るものの、損傷したことのない方と比べると膝が変形しやすい状態であり、中年期以降になると膝関節に不調を感じはじめるでしょう。

また膝を損傷した経験がない方でも、気づかないうちに傷めている場合があります。小さい傷に気づかず膝を使い続け、変形が進んでいくケースもある点に注意が必要です。

肥満

肥満も変形性膝関節症を発症する原因となります。人間は2本の足で全体重を支えており、膝は大きな負担がかかる部分です。

歩行時は体重の約3倍、階段昇降時には約7倍も膝に負担がかかるため、肥満であるほど軟骨のすり減りを助長します。たとえば体重が1kg増加すると、歩行時の膝には3kgもの負荷がかかります。

実際に肥満の方は普通体型の方と比べて、変形性膝関節症を発症する確率が6.8倍も高くなることが判明しています。

軽いウォーキングや水泳などの膝に負担がかかりにくい運動をし、適正な体重を保つことが大切です。適度な運動に加えて、食事管理もおこなうとよいでしょう。

O脚

O脚は、変形性膝関節症を発症する大きな原因の一つです。

そもそもO脚とは、両脚のくるぶしを揃えて直立した際に、太ももと膝、ふくらはぎの間に隙間ができる状態のことを指します。両脚が外側に湾曲しており、正面から見るとアルファベットのOに見えることが特徴です。

O脚の方は、体重の負荷が膝の内側にかかりやすい傾向にあります。膝の内側の軟骨がすり減り、炎症を起こしやすくなるため、次第に変形性膝関節症を引き起こす仕組みです。

O脚が自然に治ることはありません。改善しなければ膝の内側の軟骨はすり減り続け、変形性膝関節症の症状も急速に進行していきます。

O脚の進行を抑制しつつ、姿勢や歩き方などの日常動作を見直すことが大切です。

筋肉量の低下

筋肉量の低下も、変形性膝関節症を引き起こす原因となります。膝を支える筋肉が衰えると膝関節にかかる負担が大きくなり、軟骨がすり減りやすくなることが原因です。

膝を支えている筋肉として、大腿四頭筋や前脛骨筋、腓腹筋、ハムストリングスが挙げられます。とくに太ももの前側にある大腿四頭筋の筋力が低下している方は、変形性膝関節症の発症率が高くなります。

変形性膝関節症になると膝の曲げ伸ばしが困難になるため、さらに筋力が弱まり、悪循環に陥る点に注意が必要です。

また筋肉量が低下すると膝が不安定になり、事故につながる恐れもあります。日ごろから適度な運動を心がけたり、正しいフォームでスクワットをしたりなど、膝周りの筋肉を鍛えることがポイントです。

骨粗鬆症

骨粗鬆症も変形性膝関節症の原因の一つであり、症状の進行にも影響を与える病気です。骨粗鬆症の方は膝の骨が弱いため、変形性膝関節症に発展する可能性が高い傾向にあります。

また骨粗鬆症と変形性膝関節症の両方を発症している方は、膝の痛みや変形が強くなることが判明しています。骨も関節と同様に、動かさなければ衰えていく部分です。

ウォーキングや水泳など、膝に負担がかかりにくい運動をおこないましょう。

整骨院で受ける変形性膝関節症の施術方法

整骨院では、変形性膝関節症にどのような施術をおこなうのでしょうか。ここからは、整骨院で受ける施術方法を3つ紹介します。

しかし整骨院のなかには、独自の施術を実施しているところもあります。気になる方は、複数のクリニックの施術内容を比較してみてください。

膝関節の矯正

膝関節の矯正では、膝周辺の筋肉をほぐしたり、歪みを調整したりします。膝周辺の筋肉や歪みにアプローチすると、痛みの緩和のみならず、関節がスムーズに動くようになります。

また膝関節が歪んでいる方は、骨盤や足関節の動きも悪い場合が多い傾向にあります。そのため膝関節の矯正に加えて、骨盤や足関節などの部位も並行して施術するケースが大半です。

骨盤矯正

膝の痛みの原因は、必ず膝にあるわけではありません。骨盤の状態は膝にも影響するため、骨盤を矯正すると膝関節の向きが正しい位置になります。

膝関節の向きが正しい位置になると、膝にかかる負担を低減させる効果が期待できます。また骨盤矯正は、O脚の予防に効果がある点もメリットです。

足関節の矯正

体の土台となる足関節の動きは、膝の状態と深く関わります。

足関節は、かかとの上にある骨とすねの骨で構成されており、体を動かす重要な役割のある部分です。足関節の歪みは膝に大きな負担を与えるため、矯正で正しい位置に戻す必要があります。

整骨院で改善しない場合の変形性膝関節症の治療方法

整骨院で膝の痛みを和らげることはできるものの、軟骨を再生したり、変形した関節を治したりなどの治療はおこなえません。

整骨院で症状が改善しない場合、どのような治療を実施するのかわからない方も多いでしょう。症状の改善が見られない場合の主な治療方法を3つ紹介します。

関節鏡視下手術

関節鏡視下手術は、変形性膝関節症の初期に多く用いられる手術です。関節内に数ミリの穴をあけ、内部にカメラを通して患部を観察しながら実施します。

モニターに映し出された関節内を見ながら損傷した部分を修復したり、不要なものを摘出したりなどの処置をします。関節内の細かい部分や裏側まで観察し、内部の状態や進行度合いを正確に把握できることが特徴です。

関節鏡視下手術は感染症のリスクが少なく、ほかの組織を傷つけにくいなどのメリットがあります。さらに手術痕も小さいほか、痛みが少ないことで身体的な負担がかかりにくい点もメリットです。

しかし関節鏡視下手術は、失われた軟骨を再生できるわけではないため、症状の進行を遅らせる目的で用いられます。変形性膝関節症末期の方には、あまり適していない手術法といえます。

人工膝関節置換術

人工膝関節置換術は、変形性膝関節症により変形した関節を人工の関節に交換する手術です。

使用する人工関節は、症状の進行具合により異なります。症状が軽い場合は骨の表面のみ交換し、症状が重い場合は複雑な膝関節の部品が必要です。

人工膝関節置換術は、変形している膝関節を人工関節に交換するため、変形性膝関節症に伴うさまざまな症状に高い効果が期待できます。

痛みが取り除かれることでスムーズな歩行が可能になるほか、姿勢の改善や膝関節以外の関節への負担も軽減されるなどの効果があります。

しかし感染症や血栓のリスクがある点や、人工関節が緩んで再手術が必要になる恐れもある点がデメリットです。

また人工膝関節置換術は、薬物療法や運動療法などの保存療法では改善されない方に適しています。

一方で感染症が見られる場合や骨の強度や量が不十分な場合、人工膝関節置換術は適していません。感染症の有無や骨の状態により、手術が受けられないケースもある点を把握しましょう。

高位脛骨骨切り術

高位脛骨骨切り術は、変形性膝関節症によりO脚やX脚になり、膝の痛みが強い方や歩行困難の方に用いられる手術です。

すねの骨である脛骨を切除し、骨の角度を変えることで関節を矯正します。膝関節の内側の軟骨のすり減りや変形を最小限に抑えられることで、膝の強い痛みが解消する仕組みです。

高位脛骨骨切り術の長所として、自身の関節が残せるほか、スポーツ復帰率が高いなどが挙げられます。

しかし、回復やリハビリに時間がかかり、変形性膝関節症の進行は抑えられない点が短所です。

また高位脛骨骨切り術は、オープンウェッジ法とクローズウェッジ法の2パターンがあります。オープンウェッジ法は脛骨の内側に人工骨を入れる方法で、身体へのダメージが少ない点が特徴です。

一方でクローズウェッジ法は、脛骨の外側から骨を切ることで向きを矯正します。クローズウェッジ法は骨の向きを大きく変えられるものの、身体的な負担がかかりやすい点がデメリットです。

高位脛骨骨切り術は、変形性膝関節症が初期~中期の方、膝の痛みが強い方や歩行困難の方に適しています。

変形性膝関節症の痛み緩和や予防方法

変形性膝関節症は、自助努力により痛みが改善されたり、進行を予防できたりなどが可能な疾患です。

変形性膝関節症の痛みを緩和し、進行を予防する方法を3つ紹介します。膝の強い痛みに悩んでいる方や、進行を予防したい方はぜひ実践してみてください。

日常の動作を気を付ける

膝の痛みに悩んでいる方は、日常の動作に気を付けることが大切です。階段や急な坂道などの膝に負担がかかりやすい場所は避け、できる限りエレベータを使用したり、平らな道を選んだりしましょう。

また、重いものを持つ際にも注意が必要です。重いものを持つときは、普段よりも4~6倍の負荷がかかるとされており、膝を傷める原因となります。

日常生活の動作のなかには、膝を傷める原因が多く潜んでいます。日々の何気ない動作で膝関節への負荷が積み重なり、膝に痛みや変形などの症状が現れるため、細かい部分まで意識しましょう。

適正体重を維持する

肥満は膝の負担が大きくなるため、適正体重を維持しましょう。歩行時は体重の約3倍、階段昇降時には約7倍も膝に負担がかかるとされており、肥満であるほど膝への負荷は大きくなります。

適正体重を保つことは、症状の悪化を防ぐほか、変形性膝関節症の予防にもつながります。食事のカロリーバランスに気を付け、適度な運動をおこなうことがポイントです。

トレーニングやストレッチをする

トレーニングやストレッチは、変形性膝関節症の痛みの緩和や予防に効果的です。トレーニングにより膝周りの筋肉が増強すると、膝関節にかかる負担が低減するため、結果的に痛みの緩和や予防が実現します。

またストレッチをおこなうと筋肉の柔軟性が向上し、痛みが和らぐのみならず、膝関節の動きがスムーズになる点がメリットです。

トレーニングで筋力を上げ、ストレッチで柔軟性を向上させれば、症状の改善や予防に効果が期待できるでしょう。

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まとめ

変形性膝関節症は整形外科を受診するイメージがあるものの、整骨院でも痛みの緩和や変形の改善、可動域の拡大などが可能です。膝関節のみならず、骨盤や足関節などの歪みも矯正するため、根本的な原因にアプローチできます。

しかし、整骨院では軟骨を再生したり、変形した関節を治したりなどの処置はできない点に注意が必要です。

整骨院の施術で改善されない場合は、手術を余儀なくされるケースもあります。手術を避けて変形性膝関節症の症状を緩和したい方は、日常生活の動作や体重、運動不足などに注意し、自助努力も怠らないことが大切です。

 ※本記事の情報は2023年4月時点のものです。
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<参考>
痛みwith

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