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半月板損傷を早く治す方法を紹介!手術なしで完治する方法はあるの?

半月板損傷は中高年のみならず、スポーツによる怪我の代表的な症状でもあります。

膝に強い痛みと違和感を生じるため、適切な治療をしなければ日常生活にも支障をきたします

また、手術を伴う治療の場合、完治までに3か月〜半年以上の治療期間が必要となるため、現役のアスリートの場合は選手生命にも影響があります。

本記事では、半月板損傷をより早く治す方法や、手術なしで完治する方法を解説します。

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目次

半月板損傷とは?

半月板損傷とは、膝関節の中にある「半月板」と呼ばれる軟骨組織が裂けたり、傷ついたりする状態を指します。半月板は膝の内側と外側に1つずつあり、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間に位置していて、関節にかかる衝撃を吸収したり、関節の動きを安定させるクッションのような役割を果たしています。

この半月板が損傷する主な原因には、スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地、膝をひねる動き、転倒などによる外力があります。特にサッカー、バスケットボール、スキーなど膝に負担のかかるスポーツをしている人に多く見られます。一方で、加齢による劣化によって半月板がもろくなり、ちょっとした動作や無理な膝の使い方でも裂けてしまう「変性断裂」も中高年に多く見られます。

症状としては、膝の痛み、腫れ、動かしにくさ、歩行時の不安定感などがあり、「膝が引っかかる」「何かが挟まっている感じ」「膝が突然動かなくなる」といった訴えもよく聞かれます。重症の場合には、膝を完全に曲げたり伸ばしたりできなくなる「ロッキング」と呼ばれる状態になることもあります。

治療法は、損傷の程度や場所、年齢、日常生活のレベルなどに応じて異なります。軽度であれば安静、装具、ストレッチやリハビリなどの保存療法で回復を目指しますが、損傷が大きい場合や症状が改善しない場合には、関節鏡を用いた手術(縫合や部分切除)が行われることもあります。早期に適切な診断と治療を受けることで、将来的な膝の変形や機能低下を防ぐことが可能です。

半月板損傷の症状

半月板損傷には、主に次のような症状が現れます。

  • 膝の痛み
  • 関節の違和感
  • 関節の引っかかり
  • 異常音

膝の曲げ伸ばしの際に痛みを感じるほか、膝関節の関節包の内側にある滑膜の炎症により、膝に水が溜まる(膝が腫れる)のも代表的な症状です。

損傷の程度が大きい場合、急に膝が動かなくなるロッキングと呼ばれる症状が現れ、患部の激痛により歩行も困難になります

半月板は次の3つの形で損傷します。

  • 縦断裂
  • 横断裂
  • 変性断裂

半月板損傷が疑われる際に、専門的な医療器具を使用せずにチェックする方法として、マックマレーテストがあります。

マックマレーテストの手順は次のとおりです。

  1. あおむけで膝を最大限に曲げる
  2. 股関節から下を内旋・外旋させる
  3. 膝を徐々に伸ばしながら2と同様のテストをおこなう

2のテスト時に内旋時に痛みがある場合や、半月板の外側、外旋時に痛みがある場合は、半月板の内側に損傷があると考えられます。

また、3のテスト時に痛みや違和感がある場合、膝の角度90度までなら半月板の後部、膝の角度が90度を超えているなら半月板の中節が損傷していると考えられます。

ただし、半月板損傷の症状が疑われる場合は、自己診断をせずに医療機関での診断を受けるようにしましょう

半月板損傷の原因

半月板損傷の原因には、大きく分けて次の2種類が挙げられます。

  • 外傷性
  • 非外傷性

外傷性の半月板損傷は、スポーツでの怪我が原因として多くなります。

ジャンプの着地時をはじめ、体重がかかった状態でひねりや衝撃が加わるとリスクが高くなります

外傷性の場合、半月板のみが損傷する場合もありますが、内側側副靭帯や前十字靭帯損傷と併発する場合が多いです。

また、非外傷性の半月板損傷が発症するリスクが高いのは、主に中高年です。

加齢に伴う半月板の変性により、次のような半月板損傷の発症リスクが考えられます。

  • 筋収縮
  • 膝関節の炎症

中高年の方の場合、半月板損傷から変形性膝関節症を併発する可能性もあります

半月板損傷を早く治す方法

半月板損傷は自然治癒が見込めないため、症状を改善させるためには治療をおこなう必要があります。

ここでは、治療法ごとの特徴やメリット・デメリットを解説します。

保存療法

  • 自身に合った対処方法を選べる
  • 運動をおこないながら治療できる
  • 痛みや可動域の改善が見られない場合がある

症状が軽度な場合、手術をおこなわずに保存療法で痛みを軽減しながら回復を目指す選択もあります。

保存療法には、抗炎症薬を投与する薬物療法や、装具やテーピングなどの補助や補強、そして痛みを緩和するリハビリテーションによる運動療法があります。

また、ヒアルロン酸を関節内に注入することにより、損傷した半月板の代替とする治療もおこないます。

ただし、ヒアルロン酸の注入によって軟骨が再生するわけではないため、完治を目指すことはできません

保存療法は、手術を避けて長期間のリハビリ期間を必要としないため、試合を欠場できないアスリートにおすすめはできます。

ただし、治療期間は長くなるため、負担は大きくなります。

再生医療

  • 保存療法では改善しなかった症状に対処できる
  • 手術ができない方や避けたい方も完治を目指せる
  • 保険適用ではないため医療費は高額になる

手術をおこなわずに半月板損傷の完治を目指したい方は、「PRP-FD療法」とも呼ばれる再生医療がおすすめです

PRP-FD療法は、自らの血液から採取した血小板を濃縮し、患部に注射して組織を再生させる、新しい治療方法です。

自身の自然治癒力を活かして損傷した組織を再生させるため、半月板を損なわずに完治を目指せます。

ただし、半月板損傷に対する再生医療は健康保険の適用外です。医療費が全額自己負担となり、高額になる点に注意が必要です。

手術

  • 痛みをほぼ取り除ける
  • 手術直後から歩行可能
  • 術後1週間程度で日常生活に戻れる

1か月〜3か月程度、保存療法を試しても膝の痛みや可動域が改善されない場合、手術を検討するようにしましょう。

半月板損傷で選択される手術方法は、主に次の2つです。

  • 半月板縫合術
  • 半月板切除術

手術により、断裂した半月板を縫合もしくは取り除くことで、膝の痛みや違和感を軽減できます。

いずれの場合も内視鏡手術でおこなわれるため、切除する範囲は最小限で、手術直後からの歩行が可能です

ただし、半月板を除去した場合、将来的に変形性膝関節症を発症するリスクが高まります。

近年では、事故や怪我などで緊急性が高い場合を除き、保存療法を選択するケースが多くなります。

半月板損傷を早く治すためのリハビリ方法

外傷性の半月板損傷の場合、スポーツが可能な状態までの復帰には3か月〜半年の治療期間が必要です

ただし、痛みの程度によっては、保存療法と併せてリハビリや運動療法をおこなうことにより、半月板損傷を早く治せる可能性があります。

ここでは、半月板損傷を早く治すための、おすすめのリハビリ方法を紹介します。

有酸素運動

半月板損傷のリハビリにおいて、有酸素運動は非常に重要な役割を果たします。有酸素運動には、血液の循環を良くして組織の回復を促進する効果があり、患部の修復を内側から助けてくれます。特に損傷直後の安静期間が過ぎた後は、激しい運動は避けながらも、体を軽く動かすことで全身の代謝を上げ、膝周辺のむくみや炎症を和らげる効果も期待できます。
おすすめの運動には、水中でのウォーキングやアクアビクス、エアロバイク(自転車こぎ)などがあります。水中運動は、浮力によって体重が軽くなり、膝関節にかかる負担が少なくなるため、痛みを感じずに動かせるメリットがあります。また、エアロバイクも座って行えるため、立ち姿勢による膝の負担を避けながら運動を行うことができます。
重要なのは、長時間行うことよりも「痛みが出ない範囲で継続すること」です。最初は5〜10分程度から始め、体力や膝の状態に応じて少しずつ時間を延ばしていきましょう。毎日続けることで心肺機能も整い、回復スピードが着実に上がっていきます。

筋力トレーニング

膝を支えている周囲の筋肉を強化することは、半月板へのストレスを軽減し、再発を防ぐうえでも極めて大切です。特に大腿四頭筋(太ももの前)とハムストリングス(太ももの裏側)、内転筋(内もも)など、膝関節を安定させる主要な筋肉をバランスよく鍛える必要があります。
まずリハビリ初期には、関節を動かさずに筋肉を収縮させる「アイソメトリック運動(静的筋収縮)」が効果的です。例えば、床に座って膝を伸ばしたまま、太ももの筋肉に力を入れて数秒間保持するような方法があります。このような運動は膝にかかる負担が非常に少なく、安全に筋肉の活動を促すことができます。
炎症や痛みが落ち着いてきた中期からは、膝の屈伸を伴う運動に進めます。軽いスクワットやレッグプレスマシンを使ったトレーニング、また、チューブを使った抵抗運動なども取り入れると効果的です。フォームや負荷のかけ方を間違えると、かえって膝に悪影響を与える可能性もあるため、できるだけ理学療法士やトレーナーなど専門家の指導を受けながら取り組むとよいでしょう。
筋力が回復することで、膝がブレにくくなり、痛みの軽減にもつながります。運動の頻度は、週に2〜3回を目安に、疲労の蓄積や痛みの出現に注意しながら進めましょう。

ストレッチ

ストレッチは、膝関節まわりの筋肉や靱帯の柔軟性を高め、膝の可動域(動かせる範囲)を保つためにとても重要です。半月板損傷によって膝をかばう姿勢が続くと、太ももやふくらはぎ、股関節周囲の筋肉が硬くなり、関節の動きが制限されやすくなります。その結果、膝への負担が増え、痛みや再発リスクが高まります。
まず、太ももの前側を伸ばすストレッチでは、横向きに寝て足首を持ち、膝を後ろに引くことで大腿四頭筋をしっかり伸ばせます。ハムストリングスのストレッチでは、座った状態で片足を伸ばし、つま先に手を伸ばしていくことで、太ももの裏側を柔らかく保つことができます。さらに、ふくらはぎや股関節(腸腰筋・臀部)も重点的にほぐすと、膝全体の動きがスムーズになります。
ストレッチを行う際は、息を止めずに自然な呼吸を保ち、痛みを感じる直前で20〜30秒程度キープするのが基本です。急に強く伸ばすのではなく、じわじわと伸ばしていく感覚が大切です。また、リハビリ初期では膝を伸ばしすぎたり、膝の角度に無理がかかったりすると悪化する可能性があるため、専門家に確認しながら行うと安心です。
ストレッチを日々の習慣に取り入れることで、筋肉の緊張が和らぎ、関節の動きがなめらかになり、リハビリの効果がさらに高まります。

半月板損傷を早く治すためにやってはいけないこと

半月板損傷を完治させるには、3か月〜半年程度の治療期間が必要です。

早く治すためには、症状や体質に合わせた適切な治療をおこない、膝に負担をかけないリハビリが重要です

治療を焦って、誤った対処方法をとってしまうと、かえって治療期間を延ばす可能性もあります。

ここでは、半月板損傷を早く治すために、避けるべき行動を紹介します。

激しい運動

現役のアスリートの場合、半月板損傷の治療期間中にトレーニングができないのは死活問題です。

半月板損傷の手術は内視鏡手術が選択されるため、当日から歩行が可能です。術後2〜3週間頃より軽度なリハビリが開始されます。

ただし、手術から期間を空けずに、激しい運動を伴う本格的なトレーニングをおこなった場合、患部の治癒を遅らせてしまう可能性があります

スポーツに完全復帰できるまでは3か月〜半年程度が必要となるため、有酸素運動によるリハビリから焦らずにおこなうようにしましょう。

飲酒

半月板損傷の手術は内視鏡手術でおこなわれるため、術後早期に日常生活に復帰できます。

ただし、施術時の傷が塞がるまでの期間は飲酒を控えるようにしておきましょう。

また、アルコールは軟骨の弾力性を低下させるといわれています

クッションの役割を持つ半月板の弾力性が低下すると、膝の可動により半月板が損傷するリスクも高まります。

飲酒の習慣がある方の場合は、半月板損傷の予防のためにも適切な摂取量を心がけましょう。

放置すること

半月板損傷の症状を放置すると、悪化して治療までの期間が長期化するリスクがあります。

半月板の大部分に血行がないため、損傷の修復に必要な栄養素が届きにくく、症状を放置して自然に治癒することはありません。

また、半月板損傷を放置していると、変形性膝関節症のような別の疾患につながるケースもあるため、適切な治療が必要です

半月板損傷の初期症状の場合でも、テーピングや装具などを用いた保存療法をおこない、悪化を防ぐ対策が重要です。

半月板損傷に関してよくある質問

ここでは、半月板損傷に関するよくある質問に、Q&A形式で回答します。

半月板損傷に効く食べ物はある?

まず、半月板損傷を食べ物のみで治療はできないと考えられます

軟骨はコラーゲンやヒアルロン酸などで構成されていますが、半月板は血行がほぼないため、食事として摂取した栄養素が届く可能性は低いでしょう。

コラーゲンやヒアルロン酸のサプリを摂取しても、栄養素は胃で溶けてしまうため、効果は期待できません。

ただし、コラーゲンやヒアルロン酸を含む食品を予防的に摂取するのはおすすめです。

また、体重増加も半月板損傷の原因になるため、カロリー過多にならないように気をつけましょう。

半月板損傷は自然治癒で治る?

半月板損傷は自然治癒が見込めず、放置すると治りにくい症状です

また、長期間症状を放置することにより、変形性膝関節症を併発するリスクがあります。

半月板損傷が疑われる場合、軽度な症状でも医師の診断を受け、保存療法での治療をおこなうようにしましょう。

半月板損傷したら運動はしてもいい?

半月板損傷が完治するまでは、激しい運動は避けるべきです

半月板損傷の手術をおこなった場合、一般的には3か月〜6か月程度は激しい運動を控えます。

ただし、術後2週間程度から動的なリハビリがはじまるため、次のような運動療法を適切に取り入れましょう。

  • 有酸素運動
  • 軽度な筋力トレーニング
  • ストレッチ

いずれの場合も、痛みや半月板の状態にあわせて運動負荷を設定する必要があります。

担当医師と相談のうえ、リハビリのメニューをアドバイスしてもらうのもおすすめです。

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まとめ

半月板損傷は中高年の方のみならず、毎日運動をしているアスリートの方にも発生しやすい症状です。

治療方法には、痛みや症状の進行度にあわせて、保存療法、再生医療、手術を選択します。

手術をおこなう場合も、内視鏡による手術のため、当日から歩行が可能で日常生活への復帰も早期です。

膝は、歩行の要になるため、症状を感じたら軽度のうちに完治を目指しましょう。

※本記事の情報は2023年1月時点のものです。
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