長年膝の痛みに悩まされている場合、治療の検討をはじめる方も多いのではないでしょうか。
膝の治療方法はさまざまありますが、手術の必要がない再生医療を選択する方も多く存在します。
しかし、治療に踏み切る際「再生医療は保険適用されるのだろうか」と誰しも不安に感じるでしょう。
全額自己負担であれば、非常に高額な費用が必要になるため、自費診療か保険適用なのかは重要なポイントです。
今回の記事では、膝の治療方法の一つである再生医療について紹介します。
保険適用できるのか、治療方法にはどのようなものがあるのか、さらには再生医療に特化したクリニックについても詳しく解説するため、膝の痛みに悩まされている方はぜひ参考にしてください。
膝の治療に対する再生医療は自費診療
再生医療に、高額なイメージを持つ方も少なくありません。費用がネックになり、ほかの治療法を選択した方も多いのではないでしょうか。
費用が抑えられれば、メリットの多い再生医療を選択できる可能性が広がります。
ではなぜ、再生医療は保険適用されずに自費診療なのでしょうか。
ここからは、再生医療がなぜ自費診療であるのかを紹介します。
費用についての詳しい内容を確認してから治療に取り組みましょう。
最先端医療は保険適用の承認まで時間がかかる
長年痛みに苦しむ方や難しい病気を発症した方は、より進歩した最先端の治療を受けたいと思うでしょう。
しかし、最先端の治療方法が保険適用されるまでには膨大な時間を要します。
なぜなら、治療の安全性や有効性を十分に立証する必要があるためです。
新しい医療が提供されるまでには「治療法の研究・開発」「臨床試験」「公的医療保険適用」と、多くの工程を含みます。
十分な時間をかけて、安全性や有効性が立証されなければ保険適用は受けられません。
再生医療は厚生労働省の許可が必要な治療法
再生医療に関する法律である「再生医療の安全性の確保等に関する法律」が平成26年に施行されました。
当法律は再生医療を安全に提供するためのものであり、再生医療を提供する場合には申請書を提出して、厚生労働省から許可を受ける必要があると定められています。
つまり、厚生労働省の規定に基づく安全性の確認を受けなければならず、再生医療を用いた医療行為は無届では実施できません。
脊髄損傷に対する再生医療は保険適用できる
再生医療のなかでも、脊髄損傷に対する再生医療は例外です。
2018年12月、脊髄損傷に対する再生医療として薬事承認されていた脊髄再生治療薬が7年間の条件付きで保険適用となりました。
患者自身の細胞を培養・増殖させて損傷した部分に注入し、脊髄を再生させる再生治療薬です。
薬価は治療1回につき約1,500万円ですが2~3割の自己負担となり、さらには高額療養費の適用も受けられるようになりました。
脊髄損傷を起こすと、さまざまな身体機能が麻痺し寝たきりの状態を余儀なくされます。
深刻な後遺症を残す脊髄損傷ですが、再生医療を取り入れるとなると一般人にはあまりに高額です。
条件付きとはいえ、2018年に保険適用された脊髄再生治療薬は脊髄損傷患者の状況を大きく変えたでしょう。
膝の治療に使用される再生医療の種類
漠然と「再生医療は高い効果が期待できる」と感じている方が多いですが、再生医療の種類についてまでは広く知られていません。
治療を検討している方は、まず再生医療にはどのような種類があり、それぞれに期待できる効果は何なのか知る必要があるでしょう。
ここからは、再生医療のなかでも膝の治療に使用される治療法の種類について紹介します。
再生医療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
多血小板血漿(PRP)治療
多血小板血漿(PRP)治療(以下、PRP治療とする)は、自己治癒力をサポートする治療法としてアメリカやヨーロッパでは確立されている治療法です。
患者自身の血液を抽出し、血小板が多く含まれる部分を使用して自己PRPを作成し、患部に注入します。
自己PRPには成長因子が含まれており、患部組織の修復が促進される仕組みです。
膝の痛みの治療にはPRP治療が適しているケースが多く、膝の軟骨のすり減りや半月板の損傷の修復を促し、関節の炎症を和らげる効果が期待できます。
幹細胞培養治療
幹細胞培養治療とは、自己複製能力を持つ特別な細胞である幹細胞を患部に注入し、傷ついた肝臓や血管、皮膚などの修復や再生をおこなう治療法です。
何倍もの数に増殖した細胞が患部で再び活動を開始し、細胞から分泌される有効成分が高い効果を発揮すると考えられています。
肌への効果も期待されており、美容医療のほか、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹の治療としても用いられます。
リスクが少なく、治療時間が短い点がメリットです。
膝の再生医療のメリット
再生医療は高額であり、なかなか治療に踏み出せない方も多いでしょう。
しかし、再生医療には一般的な治療法にはないさまざまなメリットがあります。
治療に対して前向きに考えるためにも、再生医療から得られるメリットを確認しましょう。
メリットを次の3つの項目にまとめました。治療方法を考える際の判断材料としてください。
合併症や副作用などのリスクが低い
再生医療のメリットには、合併症や副作用のリスクの低さが挙げられます。
再生医療は手術療法や薬剤などが介入する場合に起こる感染症の心配が少なく、合併症のリスクが低い点が特徴です。
また、患者本人の組織から抽出した血液や細胞を使用するため、副作用が出るリスクも低いと考えられています。
しかし、副作用の心配が全くないわけではありません。
患部に戻された細胞が関節に入ると、関節が衝撃に耐えきれず痛みを発症するケースがあります。
痛みの症状が現れても、数日で治る場合が大半でしょう。
合併症や副作用のリスクの低さは、再生医療を受けるうえで大きな安心材料となります。
手術や入院せずに治療が受けられる
再生医療は、入院が伴わない治療法である点も大きなメリットです。
「仕事が忙しいため入院は避けたい」「趣味の時間を確保したいから入院はなるべく避けたい」などと考える方は多いものです。
入院が必要な場合は、予定の調整や事前準備が大変に感じられますが、再生医療であれば外来診療として診察が可能であり、通院で治療を終えられます。
傷跡も残らず、精神的負担が軽減されるでしょう。
何度でも受けられる
再生医療は治療が注射のみで済み、患者本人の都合のよいタイミングで何度でも実施可能です。
個人差はあるものの、一般的に再生医療の効果は約1年と考えられています。
継続的に実施すれば症状の悪化を回避でき、重症化を予防できます。
膝の再生医療のデメリット
再生医療のメリットばかりに目を向けるのは危険です。
万人に効果的な治療法はなく、効果も個人差があると考えられます。
「詳しく調べてから治療を受けるべきだった」と後悔しないためにも、再生医療に踏み出す前にデメリットも確認しましょう。
主なデメリットは次の3つの項目です。再生医療が気になる方は、ぜひデメリットも踏まえたうえで検討しましょう。
自費診療のため全額負担
再生医療の大半が保険適用を受けられず、自己診療となります。
治療費は高額になりがちで、膝の治療に再生医療を取り入れる場合は数万円~数十万円ほどの費用が必要です。
さらに、一般的な再生医療の効果は約1年であり、継続的な実施により高い効果が得られると考えられています。
治療を受けるたびに高額な費用が必要となるため、自身の経済的事情と照らしあわせて慎重に検討しなければなりません。
治療効果に個人差がある
再生医療の効果には個人差があります。再生医療を受けたすべての方に、同じ効果が現れるわけではありません。
治療後の仕事や生活習慣の違いからも、効果に個人差が出ると考えられています。
費用が高額であり、効果が感じられない場合の精神的負担は大きいでしょう。
効果に保証がない点も踏まえて検討してください。
変形性膝関節症の根本的な治療には期待できない
変形性膝関節症が悪化し、骨の変形が重症、ずれているなどの場合は皮膚や骨を切る外科手術が必要です。
根本的治療として、人工関節置換術が挙げられます。
再生医療は根本的治療ではなく、痛みや症状の悪化を遅らせるとの表現が適切です。
関節症が重症化している場合は、手術を余儀なくされるケースもあるでしょう。
しかし、再生医療は効果の持続性がメリットと考えられています。
医師と相談して、どのような治療法が適しているか慎重に検討しましょう。
膝の再生医療を安く済ませる方法
再生医療に必要な費用の金額を知り、驚いた方も多いのではないでしょうか。
再生医療の安全性や有効性が立証されて、保険適用となるにはまだまだ時間を要するでしょう。
では、膝の再生医療を安く済ませる方法はないのでしょうか。
ここからは、再生医療の費用を抑えるコツを紹介します。費用を少しでも抑えて、継続的な実施を心がけましょう。
医療費控除を申請する
膝の関節治療として再生医療を取り入れた場合、医療費控除が適用される場合があります。
医療費が10万円を超えた際は、治療を受けてから1年以内に確定申告をおこなえば還付金の受け取りが可能です。
領収書など、医療費の支出を証明する書類が必要であるため、捨てずに保管しましょう。
再生医療として用いる治療法により、医療費控除を受けられるかどうかは異なります。
受診する病院やクリニック、または税務署へ必ず確認しましょう。
良心的な料金設定のクリニックを選ぶ
再生医療の料金設定は、病院やクリニックごとに異なります。
良心的な料金設定をしているクリニックを選べば、費用が抑えられるでしょう。
とくに再生医療は、継続的な実施により高い効果が期待できると考えられており、少しの料金の違いでもトータルで考えた場合、大きな費用の差が生じます。
口コミやネットを活用して、良心的な料金設定のクリニックを探すようにしてください。
膝の治療で再生医療を受けるならシン・整形外科
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施術費用 | ■初診 3,300円 ■MRI検査 8,000円〜12,000円 ■注入治療 198,000円〜1,078,000円※1 ■リハビリ 29,800円〜49,800円 |
診療時間 | ■受付 9時〜18時 ■MRI診断予約 24時間受付 |
支払い方法 | 現金 クレジットカード 電子マネー バーコード決済 |
アクセス | 〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目9-15 銀座清月堂ビル5F |
再生医療の費用やメリットについて紹介しましたが、いざ治療に踏み出そうと考えた際にどのクリニックを選べばよいか悩む方は多いでしょう。
患者に親身になり治療法を提案するクリニックかどうか、自身では判断がつかない場合もあります。
ここからは、長年膝の痛みに悩まされている方におすすめのシン・整形外科について紹介します。
シン・整形外科が取り入れている治療法や特徴など詳しく解説するため、クリニック選びに迷う方はぜひ参考にしてください。
再生医療がモニター料金で受けられる
再生医療は高い効果と、持続性が期待できる治療方法です。
しかし、高額な治療費が必要となり、諦める方も多く存在します。
シン・整形外科では、幹細胞培養治療のモニターを募集しています。10%オフの料金で治療が受けられるため、ぜひ活用しましょう。
「医療でのモニターなんて怖い」と感じる方も多いでしょう。
しかし、再生医療は自身の細胞や血液を使用し、合併症や副作用のリスクが低い点がメリットです。
効果が感じられるかどうかを確認するためにも、モニター料金を賢く活用してください。
一般的なPRPとは異なるPRP-PRO治療が受けられる
上記でも説明したとおり、PRP治療とは自身の血液に含まれる血小板を使用した再生医療です。
シン・整形外科では、一般的なPRP治療とは異なるPRP-PRO治療を用います。
PRP-PRO治療とは、患者から採取した血液を厚生労働省の許可を得た専門施設で調製するため、より多くの成長因子を含み、患部の修復に高い効果が期待できる治療方法です。
通常のPRP治療とは異なり、血液を20倍濃縮したPRPを使用します。
より大きな痛みの改善が見込めるため、長く続く痛みに苦しむ方はぜひ受診を検討してください。
シン・整形外科で再生医療を用いた治療を取り入れ、痛みのない生活を取り戻しましょう。
再生医療に特化したクリニックで安心できる
聞き慣れない「再生医療」に不安を感じたり、躊躇したりする方も少なくありません。
再生医療に不安を覚える方は、再生医療に特化したクリニックを選ぶべきでしょう。
シン・整形外科は再生医療専門のクリニックです。十分な実績とともに患者それぞれに最適な治療方法の提案が可能です。
患者の不安や心配が解消されるまで、丁寧なカウンセリングを続けます。
他院で受けた再生医療では効果が感じられない場合は、再生医療の治療方法を変えれば痛みが改善される場合があります。
長引く痛みを諦めずに、シン・整形外科の専門ドクターに相談しましょう。
無料相談も実施しているため、ぜひ活用してください。
まとめ
再生医療が保険適用できるまでは、まだまだ時間がかかるでしょう。
しかし、高い効果が期待できる再生医療を諦める必要はありません。
当記事で紹介した治療費を安くする方法を実践して、少しでも費用を抑えて治療を受けましょう。
再生医療を用いた治療がはじめての方は、再生医療に特化したクリニックの受診がおすすめです。
シン・整形外科は、専門ドクターが患者それぞれの症状にあわせて治療方法を提案します。
高い効果が期待できるPRP-PRO治療も受けられるため、酷い痛みを感じている方は受診を検討しましょう。
<参考>
シン・整形外科